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人間は宇宙の端末機

2020年04月09日 | 健康増進
人間は宇宙の端末機
私の感覚を宗教的なものに思われると困る。私は企業家であって宗教家ではない。私は特別に哲学に造詣が深いわけではないので、むしろ我流の哲学といわれるほうが当たっているだろう。その私にあるとき、ふとひらめいた思いが、「人間は宇宙の端末機ではないか」ということであった。実にひらめきに過ぎないのであるが、少し考えてみれば地球は宇宙の一存在である。人間はその地球の中から生まれてきた。動物も植物もいろいろあるが、私はたまたま人間という形をとった。そして、確実に地球の一部である。地球は私を含めていろいろなものを生み出し、育てる力をもっている。その地球は太陽系の一部であり、太陽系は銀河系の一部であり、銀河系は宇宙の一部である。そして、地球に人を生み育てる力があるように、目には見えないけれども宇宙というものとの関連の中で、この地球もまた生み育てられたと考えられないだろうか。そのシステムもからくりも、私たち人類はまだ何も知らないでいるに等しい。ただ月にだけは足跡をつけた。

火星や土星など、ほんの一部の惑星に観察衛星だけは飛ばした。地球を少しはなれて無重力空間へ宇宙船を打ち上げ、宇宙ステーションを造りはじめた。しかし、まだまだ大宇宙に対してはほんの微小な手触りと知識を得たに過ぎない。実に限られた範囲内である。疑いのないことは、人間はどんなに大きなことを言っていても、この広大な宇宙の中に浮かぶ小さな地球のほんの一部分に過ぎないということである。そう考えると、身が引き締まる思いがする。私たちは地球に、たとえば植物が育つのは太陽の光と地球上の水、炭酸同化作用の法則などと割り切り、さもわかった風な顔をして暮らしているが、太陽とて宇宙の中の太陽系の一つの火の玉にすぎない。広大無限な大宇宙の中の単なる一点なのであって、私たちの目や頭はともすれば、それ以上の無限の大きな見えざる力や法則にまで考えを及ぼすことがなかなか。超微小なものが見えないように、超無限大なるものをも、人には見えない。それを忘れてはいけないと思うのである。

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