山田の案山子

日々是吉日

25兆円の無駄遣い? 「馬鹿の壁」とは言い得て妙なり

2014年03月10日 | 時事・ニュース
震災復興費25兆円 役に立たぬ「バカの壁」の防潮堤等に消える
   NEWSポストセブン (2014年3月10日 )
 東日本大震災からまもなく3年が経つが、昨年12月現在、いまだ27万人を超す被災者が避難生活を送っている(復興庁発表)。昨年10月時点では避難所生活者も67人いた。

 現在では避難所こそようやくゼロになったものの、仮設住宅住まいが10万人という現実は、世界第3位の経済大国、地震対策の先進国として恥ずべきものだ。

 津波で流された瓦礫の処理は82%しか進んでおらず(昨年11月末)、2万戸あまりが計画された公営住宅の建設は着工がわずか61%(同)。高台等への移転事業は造成工事に取り掛かったものが64%(同)、街を作り直すための土地区画整理事業は着手が65%(同)という惨憺たる状況である。
 なんと水道施設ですら被災した184事業のうち本格復旧していないものが11%も残る(同)。

 ビジョン、リーダーシップ、責任感に欠けた政治・行政の無能も勿論問題だが、それ以上に醜悪なのは復興を利権化し、被災地を金のなる木と見る権力者達の汚れた企みである。復興が進まないのに復興予算だけは25兆円に達する。一体何に使われたのか。

 政府・自民党と地元首長らが建設推進する防潮堤等は、税金の無駄であるうえ役にも立たず、街の機能も景観も絶望的に破壊する。

 何十億トンもの水が40メートルの高さに到達した今回のような津波を、たかが数メートルの人が造ったコンクリートの壁で抑えられると本気で考える者はいない。

 それでも彼らが被災者の生活再建さえそっちのけで “バカの壁” 建設に目の色を変えるのは、それが金と利権を生むからだ。

 そこには2万人の犠牲のうえに得た教訓を活かそうという良心や正義感はまるでない。いつかまた津波が押し寄せた時に、同じように多大な人命を失い、そしてまた “予測不能の未曾有の災害だった” で済ませていい筈がないではないか。もっとやるべき事がある。

 私達日本人の、進み、克服する力が試されている。どんなに美談と麗句で飾っても、東北はまだ復興していないのだ。



東京大空襲から69年
追悼式典が彼方此方で行われた筈だが・・・
東日本大震災から3年目の明日を前にメディアでは取り上げない

昨日・今日とあの津波のシーンを何度見た事だろう
津波被災地の人々さえも防潮堤建設に反対している
景観が損なわれる? 景観が大事か命が大事かと尋ねてみたい気もするが・・・

復興予算は被災地復興に関わりのない九州や北海道の公共事業に回された
種々公団とのパイプを握る族議員を追い落とさぬ限り税は政治屋共の餌食にされる
政治屋共の考えは公共事業で雇用が増えれば税収も個人所得も増える
従って景気が回復する

公共事業がいくら増えても働き手が足りないのが現実で入札にも応じぬそうだ
復旧から復興に・・・
今尚復旧出来たとは感じられぬが・・・

福島第一原発の汚染水問題は毎日報じられる
汚染水漏れや増え続ける汚染水処理タンクの不足
其れでも再稼働を念頭に検討する東電と政府との柵を知りたい

原発事故以来避難生活している人々が飼っていた家畜は安楽死? 殺処分された
勿論東電や国が賠償金を支払うのだろうが
オリンピックなんぞと云う前に被災地復興が先ではないのか?
オリンピック開催の会場や宿泊施設建設に人手を取られて復興が遅れる
東京都も国も被災地復旧・復興を邪魔する「馬鹿の壁」じゃねぇのかよ!