山田の案山子

日々是吉日

誰もやりたがらない事を率先してやる!

2014年11月25日 | 本・読書
もともと地上には道はない。
歩く人が多くなればそれが道になるのだ。

  『故郷』 魯迅

 本当は誰かが遣らなければ為らない事なのに、誰もやろうとしない事がある。町内会であれば公共の場所の掃除を誰もしたがらなかったり、同僚や友人の集まりで幹事がなかなか決まらなかったりと、色々なケースがある。しかし、誰もやりたがらない場合、必ずどこかしらにしわ寄せが来てしまう。

 では何故、誰もやりたがらないのだろう?
第一に「進んでやっても得をしない」と云うのが当てはまるのかも知れない。また「誰もしない事を自分がするのは恥ずかしい」と云う考え方をする人も多いだろう。これは日本人に多い傾向の様な気がする。


自分が最初のひとりになればきっと誰かが着いてきてくれる!
 「みんなの為になる事を率先して行う」事は、他人の為になるだけではない。その「みんな」の中には、自分自身も含まれていると云う事に気付くべきだ。

 「誰かの為に始めよう」などと気負う必要はない。先ずは自分自身の為に最初のひとりになってみよう。誰かひとりが始めてしまえば「自分から行動しても得をしない」と云う人でも後から続いてくれる。自分ひとりで始めた事でも、自分だけに負担がかかる事は少なくなる筈。

 自分が幸福になる序でに、周囲のみんなまで幸福に出来る。更にみんなで協力し合えれば一石二鳥どころではない。そんな喜びを味わってみては如何?