我が家のご近所さんも高齢化しています。どこの家も子供たちが就職や結婚で出て行き家には帰って来ませんので
高齢の親世代夫婦の二人暮らしが増えています。最終的にはどちらかが居なくなったり、高齢が進んで最後は老人施設や子供たちの家に行く人もいます。
そうすると家が残ります。皆さん家を売りに出すのかと思えば意外にそのままで、最後は空き家となってしまうのが現状です。
私の知った方は空き家になった家を市の方に寄付をされました。先に旦那さんが亡くなって残された奥さんが引っ越しの荷物を整理出来ないのと、
箪笥や冷蔵庫など大型家具を処分するのも大変という事で、家具類や電化製品などをそのままにしたままで出て行かれました。
身体の不自由な息子さんだけという事で、息子さんは施設に入られ奥さんは妹さんの家に行くと言われていました。
現在その家は、違う土地で新築をされているご家庭が家が完成するまでの期間だけの条件で住まれています。
今や全国的に空き家問題があるのではないでしょうか。一昔前は家を持つことが一つの目標みたいな時代がありましたね。
昔のように子供たちが家を継いだ時代ならそれで良かったでしょうが、現代は子供たちは家から独立して新所帯を築きます。
仕事の関係もあり実家には帰って来なくなりますし、年月が経てばお嫁さんなどが夫の実家に帰りたがらなくなりますので空き家が出来やすくなるのでしょう。
最近はこういう空き家が増えつつあるので市の方が空き家対策も考えられているようです。
空き家を住みたい人に貸すという対策も立てられているようです。現代はまず雇用形態が不安定な時代ですので、高いローンを組んで新築しても
途中で会社が傾いてローンが払えなくなる場合も増えているようですので、新築を建てるのも大変な時代だと思います。
本当は子供世代と同居するのが問題解決にはいいかも知れませんが、昔と違って子供世代はもちろんの事、
親世代も息子や娘夫婦と暮らす不便さや窮屈さを嫌ってそれぞれ別所帯を好む背景もありますし、やはり時代の流れで空き家問題が増えている要因ではないでしょうか。
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