山口建設

社長の独り言

お客様同志が。。。。

2011年07月26日 06時39分59秒 | 日記
7月後半から、又、新たに大型リフォームが始まります。
築70年の建物を全面リフォームいたします。
ご両親のご高齢で、同居を決断してのリフォーム計画です。その前に70年の荷物が仕分けが大変ですね。
奥様は仕事の合間、思い出と戦いながら仕分けをしてますが。。。、、、

              

そんな歴史のある建物からは、マニアにとっては欲しがる古民具があるかもしれません。
絵画、蒔絵、収納、など沢山の品物が家の中に沢山あります。
このままゴミの一部となって消えていくのでしょうか。

「社長さん、誰かもらってくれる人はいないでしょうか」
奥様の要望に。。。。

赤い糸がありました。
偶然と呼べばいいのでしょうか。
近隣で、これも築年数の古い建物のリフォームのご相談を受けてるお客様がなんと
古民具の収集を趣味としてます。
ご自宅の中は古民家の風情が漂ってます。時計、古民具、看板、おもちゃなど
我々が戦前、身の回りにあった品物が家の中に一杯並べられてます。
片付けられる運命の古民具がお客様の家で新たな命を得ています。

そんなお客様に一言
「近くでリフォームするお客様の家にはこのようなふるい品物があります。
もしかして御宝があるかもしれませんよ」
そんな赤い糸で結べれれた運命で訪問となりました

お宝発見。
外国生活が長かった祖父が使った旅行カバンです。
表側には訪れたさきざきの国のシールが貼ってます。当然色あせてますが
歴史の重みが感じられます。

お宝ゲット。

祖父のカバンの前でお客様は感無量。そして記念写真を一枚。

           

引渡し式

           

そして無事に旅行カバンを頂いてからご相談のお客様の家に。
「山口さん、こんなものもあるんだよ」
見せていただいたのは蓄音機です。

            
そう、あの蓄音機です。
「音が出るんですか」

お客様はレコードを一枚蓄音機のレコード盤においてから横のハンドルを
手で回し始めました。
それからレコード盤が回り始め、そして針をレコードの上に置きました。

なんと、スタンダードの音色が部屋の中にこぼれ始めました。

           
いいですね、何十年前の時代に戻りましたね。
ゆったりとした時間が気持ちを和みませます。


赤い糸で結ばれたお客様同志、そんなお手伝いが出来ることが嬉しいです。
旅行カバンも新しい家の中で喜んでいると思います。



震災後はこのようなリフォームの相談が非常に多いです。
現在施工中の建物が3軒、そして現在相談の物件が3軒。

経験と技術と誠意でお客様と共に歩んできた結果だと思います。



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