今日は映画の紹介です。
だいぶ前にWOWOWで録画しておいたのを今日観ました。
私は若い頃は、映画館で多いときは年間に100本を越すぐらい観ていました。
とは言っても、今と違って当時は2本立、3本立が普通にありましたねw
今では劇場まで足を運ぶことは年に数回という体たらくです。
最近観に行ったのは、大好きな女優、多部未華子ちゃんが出ている『深夜食堂』です。
年配の方でしたら、観た方もいると思いますが、期待以上の出来の佳作でした。
メインの話は多部ちゃんが支えていて、いつものように見事な仕事ぶりでした。
話を戻しまして、今はもっぱらWOWOWで、日経新聞の映画評で☆4つ以上の作品だけを録画して観ています。
それが現在HDに90本ぐらい溜まっていますw
ドラマもサッカーも音楽も観ますし、観ても観ても、新たに録画しますからなかなか減っていきません。
でも、時々こうやって書きたくなるような作品に出会えますので、映画鑑賞はやめられません。
この作品は、制作当時36歳のパディ・コンシダイン監督・脚本による2011年のイギリスの映画です。
初めての長編作品で、英国アカデミー賞の新人脚本家・監督賞を受賞しています。
内容は、自暴自棄な生活を送る高齢の粗暴なやもめ男と夫によるDVに苦しむ女性との心の交流を描いています。
冒頭からいきなりもの凄い暴力的な出だしで、相当疲れる展開になると覚悟して観始めましたが、私のような年齢になると日々怒りや苛立ちを感じますから、それなりに共感できる部分もあり、興味深く観ることができました。
『思秋期』というなんか優しい響きのタイトルとは大違いで、やたら暴力的で、登場人物が絶えず顔にアザを作っているのが印象的です。
タイトルは、人生の秋に差し掛かった人の心模様から付けられたと思われる邦題です。
舞台がイギリスですから、日本人からすると相当ぶっ飛んだ内容ですが、信心も絡めて、生きることについて真正面から向き合った好みの作品でした。
興味があれば、ぜひご覧になってみてください。
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