登山と車旅

北アルプス 2013.08.01-02 5,6日目 三俣山荘から高天原山荘

北アルプス 2013 5,6日目 三俣山荘から高天原山荘
8月1日、雨のち曇り。朝から土砂降りの雨だ。計画では鷲羽岳、岩苔乗越、雲ノ平、高天原山荘の予定だ。だが鷲羽に登ってもこの雨とガスでは何も見えない。それではと黒部源流から雲ノ平へショートカットで行こう、鷲羽は戻りに登ろうと計画変更。
源流に下り始めると登山道は川の様相である。これは下れそうもないと早々に諦め三俣山荘に戻る。そのうちに雷まで来た近い。これでは表に出て行けない。
1時間ほど待つと雷は静まり。雨も小降りになる。水は直ぐには引かないだろうから当初予定の鷲羽に向かことにした。
7時25分小屋を出発。雲ノ平山荘までは4時間10分だ。その先は歩きながら考えよう。
全く視界がない中、ただ鷲羽岳の山頂目指して登る。岩だらけの登山道ははっきりしているので道を外す心配はない。どのくらい登ったかは全く分からない。山頂まで1時間30分なので9時ごろには着くだろう。一時間ほど登ったところで標柱がガスの中にうっすらと現れる。8時25分鷲羽岳の山頂だ、意外に早く着いた。



視界があれば展望を楽しみたいところであるが、すぐにワリモ岳を通りワリモ北分岐に9時15分に着く。ここで気まぐれを起こし、ここまで来たら水晶岳に登って水晶小屋に泊まろう。水晶岳は水晶小屋の先で、水晶小屋からは往復1時間20分だ。9時50分水晶小屋に着く。



水晶小屋に泊まる受付をして、ザックも預けて水晶に行く。小屋の裏を登りきると平坦な登山道に出る。
ガスが巻けば道を見失いそうだ。しばらく進むと岩礫の登山道となり岩場のアップダウンを通過し鷲羽岳と似たような水晶岳の山頂に11時着く。



三角点は山頂をさらに先に赤牛側に下ったところにある。ここまで来たのだから三角点まで行こう。往路を戻り水晶小屋に12時に戻る。このころには雨もすっかり上がり、雲も切れてきて、小屋の前から野口五郎岳が見え、天候も回復しそうだ。



また気が変わり、雲ノ平山荘まで2時間半の行程だから先に進もう。
水晶小屋と雲ノ平山荘は同じ系列(三俣山荘も)なのでキャンセルを快く受付てくれて、雲ノ平山荘へ無線で連絡まで入れて頂いた。
雲ノ平に向かう道は、今までの天気がうそのように回復して、周りの山々が現れ始めた。
これから登り返す祖父岳、



1時間前に登った時は視界などなかった水晶岳に青空が。



13時25分祖父岳の山頂に着く。



目の前には今朝登った鷲羽岳(右)とワリモ岳、その先雲の中に槍ヶ岳。



右に目を移せば三俣蓮華岳。



眼下には雲ノ平への庭園道がみえる。



祖父岳中腹まで下るとスイス庭園がことのほか美しい。



雲ノ平を散策しながら14時50分山荘に着く。今日はいろいろあったが雲ノ平山荘まで来たので良しとしよう。





山荘は空いていてゆったりだ。ここの夕食は石狩鍋であった。



今日の行程、
三俣山荘7:25-8:25鷲羽岳-9:00ワリモ岳-9:15ワリモ分岐-9:50水晶小屋-11:00水晶岳-水晶小屋12:00-12:40岩苔乗越-13:25祖父岳-14:50雲ノ平山荘

8月2日、晴。
今日は高天原山荘まで行って、高天ヶ原温泉に浸かって、洗濯をして、休養だ。
洗濯と言っても下着1セットだけだ。山に入ったら着た切り雀だ。軽くするために着替えは帰りの1セットのみ。
高天原山荘までは2時間半なので、7時に出発。9時30分には予定通り山荘に着く。
山荘は大変空いている。行き止まりみたいなところの山荘だから泊り客も少ない。
山荘の周辺は映像で見るヨーロッパアルプスのトレッキングコースのようだ。

高天原

日中

夕方

日没


早速ザックを山荘に置き、往復50分の高天ヶ原温泉からまつの湯に。
分かりましたか?ブログ写真の湯ですよ。
貸し切りだ。浴槽は3つ。小屋掛けがある女湯(美人の湯とある)誰も入っていなかったのでパシャリ。覗き趣味はない誤解なきように。



それと男湯(混浴でしょうか)。





川を挟んで、完全な露天風呂。



風呂から帰り、洗濯して小屋の前に干す。



雲ノ平山荘から往復6時間かけてこの温泉に入りに来た女性2人組がいました。
今日の行程、
雲ノ平山荘7:00-8:30高天原峠-9:30高天原山荘




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