2025年1月11日、土曜日、曇。日曜日予定の山歩を天候がすぐれないから一日繰り上げた。行程は五家原岳から中岳・金泉寺まででその先は時間しだいと何時もながらあやふやな計画だ。
7時30分前に黒木P2駐車場に着く。すでに3,4台先客。
7時40分、スパッツ、チェーンスパイクを着けて出発。経ヶ岳は雲に覆われている。
キャンプ場前の道には先客一人の足跡が。我々が2番目の登山者だ。
8時5分渡渉場。以前ドボンした経験がある所だ。実は前夜山友さんへここが凍結しているとヤバいかもとルート変更の相談して、行ってみて考えようとなった。心配は杞憂に終わり水は殆ど流れていず楽に渡れた。
その後の渡渉も難なく通過出来、
8時36分切通に着く。途中ショートカットをして、
8時55分林道から山道に入る所の滝を眺めると、ツララが出来ている。
9時13分、五家原岳へのショートカット取付きに着く。先客もこちらを登っている。
9時30分横峰越からの道に合流。雪深い道には2人分の踏み跡が。一つは先客の登り、もう一つは昨日の小生の下りだ。
まだ2時間ほどしか歩いていないのに鎖場あたりから体が重く足上げがキツイ。積雪のせいか。山頂までもう少しだ頑張ろう。
10時16分、やっと山頂の電波塔が見えた。昨日の霧氷は嘘のように消えている。
わずか枝先に付く霧氷の写真を山友さんは撮る。
10時24分五家原岳山頂へ着く。何時もより時間がかかってしまった。五家原岳から眺める経ヶ岳の方が白さが目立つ。今日は経ヶ岳だったかな。
山頂からの景色は昨日とは全く違う。昨日は桜の花のような木はすっかり冬枯れ。
山友さんは経ヶ岳の雪景色を見てあそこまで行きたそうだ。経ヶ岳五家原岳の縦走を1日で未だしたことがないと云う。健脚なのに信じられない。
今から経ヶ岳へ歩くなら金泉寺に12時、経ヶ岳へ14時なら縦走出来るのではと応える。中山越までは確実に行けるので、そこの時間で経ヶ岳は考えようと出発。
すると霧氷はダメだと思っていたが、下り始めるとこちらの稜線には見事な霧氷だ。北風をまともに受ける稜線だからだろうか。
山頂下の梯子、ロープ場を慎重に下る。
稜線は枝葉に雪も残りけっこう雪深い。
五家原岳から40分ほど歩いた11時7分中岳へ着く。
ヤマシャクへ下るあたりは吹き溜まったのか深かった。
雪道を黙々と歩いて、西野越へ11時56分、
金泉寺へ12時4分着いて、昼食を済ませ、12時22分先ずは中山越へと出発。先客は今日はここまでか。
金泉寺から望む五家原岳。
何時もなら近道の西岳経由だが、下り斜面が不安なので、西岳を巻くルートを取る。ガレた斜面の通過は西岳の下りの方が無難ではなかったかと思わせる。
すれ違った方も西岳経由が良かったと嘆いていた。踏み跡から推測すると巻いた人が多いように思えた。
当然南峰も巻いて、12時58分笹乗越に着いて、笹岳もパスして、
中山越へ13時19分着く。経ヶ岳登るかどう化の分岐だ。歩みもカメになって来たから、山頂まで50分の14時10分位になるだろうと判断して登ることに(冬場は14時には下山に就きたいと考えている)。
登るにつれ、また雪深くなって来た。
13時57分、ロープ場まで登って来た。山頂までもう少しだ。
山友さんは元気にスイスイ登って来る。
登り上がると、雪の積もり方が急に増したようだ。
そして、14時10分山頂部で平谷越からの道に合流すると、景色は一変霧氷一色。ここまで頑張って登ってきた者へのご褒美だ。
14時13分経ヶ岳へ着く。山頂には福岡からの先客1組のみ。
眺める景色は、多良岳、
五家原岳、
鳥甲山、郡岳。
つげ尾に下る尾根にも霧氷が付いている。今日も急斜面に張られたロープに感謝です。
14時28分ガレ場を通過して、
14時38分つげ尾に着いて難所通過に一息つく。
これもつかの間で、ガレの急坂をチェーンスパイクで下るのは、無雪でも足に応える大払ルートなのになおさらだ。
ガレを下ること40分、15時16分沢出合に着いてアイゼンを外す。枷が外れたように足が軽くなり、さらに35分下って15時50分ほぼ予定した時間に下山。駐車場の雪はきれいに融けていた。山友さん健脚のお陰で有難いご褒美が頂けた山歩でした、ありがとうございました。
下山後明日はどうするのかと山友さん。雨でなかったら金曜日に落としてきたザックカバーを探しに、857南尾根を多良岳林道側から逆コースで歩こうと思っていると云うと、付き合ってくれると云う。待ち合わせ時間を決めてまた明日。山友さん相変わらずタフです。山登りが働くエネルギー源のような人だ。