2021年04月25日、日曜日、晴。コロナ禍で会の山行に行きそびれている仲間と川棚虚空蔵山に登る。Mさんに言わせると虚空蔵山は東彼杵の山だという。だから川棚虚空蔵山と呼ぶが東彼杵の山としておく。
9時過ぎに虚空蔵山木場口へ着く。先客3台、休みにしては少ないな。9時20分出発。
登り始めて15分弱で家族コースと冒険コースの分岐に着く。我等は冒険コースを取る。
分岐から5分ほどで岩の間を梯子で登る。
9時49分寺屋敷跡に着く。跡らしきものは何も見られない。
ここから虚空蔵山への尾根を登る。徐々に傾斜は増し岩尾根を上がると一旦緩やかな登りとなるが、
すぐに岩尾根の登りになる。
間もなく、真骨頂の鎖場の急登が現れる。
鎖場を登るのは数分ほどだが、左側が切れ落ちた痩せ尾根なので少しばかりスリルはある。
10時15分山頂部に着き、東側の痩せた展望台の方へ行く。ここから鳥兜を眺めるためと、虚空蔵山の切り立った感触がより味わえるからだ。
ミツバツツジ、ヤマツバキ、ウツギなどの花が咲いている。
西側の三角点に移動すると目の前に大村湾が広がる。見通しが良いときは西海橋まで見えるそうだ。目の前の山は右が高見岳、中央が女岳だ。
此方にはフジが咲いていましたね。
次は1月に雪で阻まれた鳥兜だ。虚空蔵山から岩屋口への道を下り、間もなく鳥兜の道標を見ると、ママは張切り先頭を歩きだす。岩尾根に登り上がると、痩せ尾根を嬉々として進み岩の上に立つ。
まだ踏み跡があると云ってさらに先に進む。女性陣には恐怖心と云うものはないのかね。吾輩は恐怖で後を追うのが精一杯だ。
さらに進むとロープで通行止めとなっているが、ママは先の様子を見て戻って来た。鳥兜の基部まで行けそうと云うが、今日は止めておこうと制止して戻る。
戻る途中から見上げる虚空蔵山だ。白い花の右横の痩せ尾根を戻るのだ。恐怖の中にも救いはヤマツバキのオレンジが鮮やかであったことだ。
11時16分犬の墓まで戻り昼食を取り、高見岳に向かう。ママの鳥兜への未練を鎮めるために、途中、巻道はあるが小さない岩を登る。
12時8分林道を横切り、高見岳への登りにつく。出足は緩やかだが10分も歩くと急登となる。振り返れば鳥兜の尖峰(左)が望める。ママは次の機会はあれに登ると。
手足総動員で急登を登り、12時35分高見岳に着く。
往路の急登は樹林の中を木に掴まりながら下り、林道に13時5分戻る。林道を岩屋口に進み、エビネの群生地を見学。エビネもシャクナゲも盛りは過ぎたようだ。
林道を木場口に戻る途中からは虚空蔵山の雄姿がそびえる。
駐車場の手前で西登山口の道標を見るが、あまり使われていない様だ。推測するに寺跡辺りに出るのだろうか。次の機会はここを登って見よう。
木場口に戻ると登山者の車が増えていた。
今回は鳥兜の近くまで行けたので満足だ。行程は短いが楽しめる山だ。
今日の行程、
木場口9:20-10:49寺跡-10:15虚空蔵山10:35-10:43鳥兜分岐-鳥兜-11:03鳥兜分岐-11:16犬の墓(昼食)11:32-12:08林道12:11-12:35高見岳12:46-13:05林道-13:16岩屋口(散策)-14:01木場口