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登山と車旅

雲仙の山 2023.12.17 今冬初の雲仙霧氷観賞登山

2023年12月17日、日曜日、曇。日曜日の納会山行が中止となり、寒波襲来の天気予報に急遽山仲間を誘って、今冬初の霧氷観賞登山。
向かう途中麓から白い姿の雲仙を目にして、皆さん意気が揚がる。循環道路は通行止めだろうと向かえば案の定だ。8時半前に池の原妙見駐車場に着く。ここまで道路に積雪・凍結は無し。先客10台ほど。気温氷点下2度。
8時35分駐車場を出発。広場には薄っすら雪が。妙見岳は白く覆われている。
遊歩道を汗をかかぬようにゆっくりと登る。仁田峠あたりまで登るとようやくはっきりと霧氷が観られるようになった。
9時13分仁田峠駐車場に着く。強風ではないが、立止まっていると吹き抜ける風で冷える。
雪はほとんど降っていないようで、吹き溜まりで5㎝もない。
妙見岳への登り始めは寂しい霧氷であったが、晴れていれば駐車場が見下ろせるあたりまで20分強かけて登ると、しっかり霧氷が観られるようになる、9時44分。
北風を受けるあたりまで登ると、エビの尻尾が観られるようになる。
9時57分仁田峠駅に着く。昨年は吹き溜まりで膝下までの雪があったが今年は殆どない。
代わりに、東屋のテーブルに芸術作品が。
妙見展望台に登ると、奇麗に雪ではなく霧氷が枝を覆う。
10時10分妙見神社に着く。
霧氷だけに覆われた木の枝は見事なまでに繊細だ。霧氷の花だ。
まだ寒波1号だから、白一色の霧氷トンネルが見られる所も、黒いものが目立つ。
稜線に出た所で、霧氷に飾られた木の姿に目を奪われる。
10時33分国見分れのエビの尻尾。風が吹き抜けるここの尻尾は何時もながら立派だ。
鬼人谷への大下りは、凍っていないので、アイゼンを着けずに下る。携行しているのだから着けるべきですよね。10時47分鬼人谷口に着く。

鳩穴分れへの道に入って直ぐのツララポイントはまだ細く、地面と繋がるにはまだまだだろう。
西の風穴辺りは、霧氷は観られるが白が足りない。昨年はここで手足の指先が冷えて感覚が無かった。
途中で一瞬晴れ間が覗いた。霧氷は青空の下が映えるね。
北の風穴辺りまで来ると、繊細な霧氷がいいね。背景に青空が欲しい!
北の風穴前の気温は氷点下6度。おそらく風穴からの風で夏とは逆に外気を温めているのか。

11時22分鳩穴分れに着いて、立岩の峰へと急坂を登る。
登り上がると、趣のある霧氷の枝。
平成新山らしく地中から温風を出す穴が。周囲の雪が融けているから分かる。温風が冷えた頬をなでるほど強い所もある。こんな穴が普賢から紅葉茶屋に下る途中まである。
途中の林は最盛期の霧氷のトンネルにはもう少し。立岩の峰に11時36分着くがガスって眺望無し。ここも白一色にはまだまだだ。

晴れていれば昼食場所だが、休まず霧氷沢へと向かう。
途中の景色は、葉を縁取る霧氷。
ガスが一瞬切れた立岩の峰。
風が通り抜ける鞍部。
11時52分霧氷沢。アイゼン未装着なのでここはパス。
普賢に向かう途中、青空が覗いたりして、晴れ間を期待したが続かず残念。
12時3分普賢岳山頂に着く。
循環道路が通行止めでは登山者も少ない。遮るものがない山頂は、さすがに強風で凍えて来る。早々に山頂を降りる。
山頂から紅葉茶屋への下りも、凍ってはいないのでアイゼンなしで下れた。
紅葉茶屋に12時35分に着いて、風が当たらなくなったから昼食。アザミ谷へ下り始めると徐々に霧氷は消え、木々の間に妙見岳。

13時15分アザミ谷に着けば、コンロでお湯を沸かして昼食を取る登山者。ここまで下れば霧氷は無い。

この先、晴れていると霜柱や雪が解けて登山道がぬかるむのだが、今日は全くその気配なく仁田峠駐車場まで下れた、13時36分。気温氷点下4.5度。朝の氷点下5度とほとんど変わらず。駐車場の雪と霧氷が少し消えたくらいか。

池の原への下りも霧氷は消え、14時10分池の原に下山。ここも広場に薄っすらあった雪はすっかり消えていた。気温は変わらず氷点下2度。汗もあまりかかず、寒くもなく、初霧氷が観られて大満足。何時もの暖かいコーヒーと昨日に続いてママのぜんざいのおもてなし。ご馳走様でした。それと霧氷が観られてホッ!

今日の行程、
池の原9:35-9:13仁田峠-10:10妙見神社-鬼人谷口10:47-11:22鳩穴分れ-12:03普賢岳-12:35紅葉茶屋12:56-13:36仁田峠-14:10池の原

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