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登山と車旅

北海道の旅 2019.10.09 八甲田山毛無岱 奥入瀬渓流

2019年10月9日、曇。前夜青森の道の駅「ひろさき」に泊まる。八甲田山毛無岱の紅葉は外せないので、雨の8日は道の駅で停滞。10日は晴だがそこまでは待てず、9日は午後から晴れるというので、8時に登山口の酸ヶ湯温泉上の大駐車場に着く。雲が低く垂れ込めているが雨はない。しかし風が冷たい。冬になったようだ。カッパの下にライトダウンを着る。

9時半近くまで待ったがもう待てずに登る。大半が駐車場右手の登山口を八甲田山(大岳)を目指す。
吾輩は毛無岱からの紅葉を眺めるのが目的だから、左手の酸ヶ湯の横から登り、毛無岱の木段を登り紅葉を眺めたら往路を戻る行程だ。今回の旅で初めて山靴を履く。ちょっと不安。




9時25分酸ヶ湯を出発。


登りは最初の10分ぐらいで、酸ヶ湯を見下ろせるようになる。広いところが駐車場だ。


ここの坂道を登ってしまえば、雨で少しぬかるんではいるが遊歩道をあるっているようなものだ。

登り始めて25分、9時49分に城ヶ倉温泉からの登山道と合流、酸ヶ湯から0.9kmと道標にある。

更に歩くこと10分、酸ヶ湯から1.4kmの道標を見る。

ここから沢に下ること3分、木段と濡れた石礫の登りを数分登り返すと、目の前が明るくなる。

10時6分下毛無岱の木道の始まりだ。ガラッと景色が変わる。体も温まりライトダウンを脱ぐ。


数分も歩くと前方左の山の頂に八甲田ロープウェイの山頂駅が雲の中に見える。白い建物なので見分けずらい。


雲ってはいるが紅葉は鮮やかに映る。

山肌中央に縦の黒い筋が見える。あれが下と上の毛無岱を分ける木段だろう。

木段の左右の山肌の紅葉が最も鮮やかだ。

木段を目指して、木道を進めば湿原の水が木道を流れる。


10時30分下と上毛無岱を分ける木段まで100mに来る。地糖が目に付く。


木段両脇の紅葉は近くで見ても鮮やかだ。毛無岱の紅葉のすばらしさは紅と黄、緑のバランスだろう。

標高50mを稼ぐ、280段の階段の一番上からの眺めが最高だ。よく見ると階段の右端(上る時)に100,200段と書かれていて250段からは10段ごとになる。


280段目からの眺めは下毛無岱が一望だ。曇り空の下では茶色が目立つ。地元の方が言うには今年の紅葉は例年より遅くまだだと。

2016年、2018年、そして今年と紅葉を見に登っているが、2016年10月3日の紅葉が今までで一番きれいだった。この日は時折陽ざしが注ぐ日であった。

来年に期待しよう。毎回変わる眺めがあるから毎年登る気になるのだろう。10時46分上毛無岱に出ると、雲は低く垂れ込め前方の山はすっかり雲の中だ。往路を戻ることにしよう。

11時30分に城ヶ倉温泉への分岐を通過し、11時42分酸ヶ湯が見下ろせる坂道にさしかかると、登ってくる老婦人から「仙人岱へ登る沢が暴風並みの風で、自分は引返して来たが、こちらのルートの風はどうか」と聞かれた。毛無岱の風からは全く想像がつかない。(下山後のラジオのニュースで青森は所により20から30mの風が吹いたようだ)
11時52分酸ヶ湯に下山。酸ヶ湯の玄関を覗いてだけで駐車場に戻る。


酸ヶ湯玄関右の「混浴を守る会」

下山後、奥入瀬渓流を眺めて、




十和田湖に出て湖畔の「乙女の像」を見に行く。吾輩にはどう見ても乙女には見えぬが。




日本海に出るかどうするか迷ったが、最近できた秋田鹿角市大湯の道の駅に泊まる。この道の駅は綺麗で閑静。隣に町営の温泉もあり、また来たくなる道の駅だ。翌10日朝は車の中でも11度と冷えこんだ。
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