2004年10月2日、晴時々曇のち雨。夜行日帰りで焼岳に登る。前日23時新宿発のさわやか信州号で上高地手前の中の湯バス停に5時45分着く。
バス停から徒歩で、旧中の湯ルートの登山口まで3分、新中の湯ルートの登山口まで45分。
帰りのバス出発時刻もあるので、登山時間の短い新中の湯の登山口までタクシーで行くことにする。
6時10分にバス停で上高地からの下りのタクシーをひろい中ノ湯登山口へ。1600円なり。徒歩45分もタクシーなら数分だ。
6時20分登山口を出発。ルートは中ノ湯、焼岳北峰、焼岳小屋、田代橋に下る行程だ。
樹林の中をしばらく行くと、ジグザクの急登となる。30、40分ほどの急登がおわり緩やかな登りとなり広場に出ると樹林帯もおわり、進むこと数分で新旧出合に7時45分着く。
8時20分北峰と南峰の稜線鞍部を目指して、ガレ場を登る。稜線には噴気がのぼる。空を覆ていた雲も切れる。
8時45分鞍部に出ると、反対側には火口湖が見下ろせる。
火口湖の左手には三角点のある焼岳南峰が立ち上がる。立入禁止だ。
北峰に向かう道には音をたて噴気が立ちのぼる。
北峰は人の塊が下りてくるあの岩場かな?左手の黄色い噴気孔の硫黄も迫力あるね!硫化水素臭が時折鼻を突く。
噴気孔は近くで見ると更に迫力ある。こんな近くを歩いても危なくないのかな。
9時焼岳北峰に着く。御覧の通り山頂はイモ洗いだ。鞍部あたりまでは青空が見えたが、もうガスって来た。
9時15分山頂から中尾峠に下ろうと思えば、中尾峠への下山道は団体さんでこの渋滞だ。下に見えるのは大正池あたりだろう。
何とか団体さんの前に出て、中尾峠に急ぐ。
下り続けると雲が切れ始め、目の前にすごい山がそびえる。おそらく西穂独標だろう、西穂はあの後ろだろう。(2017年7月末の奥穂から西穂への縦走時、独標に着いた時安堵したのを思い出した)
更に下ると前穂から吊尾根、奥穂の雲が切れる。
更に笠ヶ岳(左)から抜戸岳の稜線も姿を現す。なんという幸運だ。
9時55分中尾峠に着く。中尾峠も人だかりだ。
10時展望台に着いて、焼岳を仰ぎ見る。
展望台からは大正池も真下に見える。
展望台から下り、樹林の中に焼岳小屋を見て10時15分に着く。
小屋から草付きの急坂を下ること25分上部のハシゴに出合う。
更に15分下るとまたハシゴに出合う。
下草がササの樹林のなだらかな下りになると登山口は近い。
11時48分砂利道の林道登山口に出る。
更に20分弱林道を歩いて舗装道に出ると12時5分田代橋に下山。登山口まで0.8kmの道標を見る。
風呂に浸かるためアルペンホテルに急ぐ。
風呂から上がり、上高地バスターミナルに向かう。帰りのバスに余裕で間に合う。いい眺めが見れてこの上ない山行であった。
焼岳の行程、
新宿23:00=5:45中の湯バス停 中ノ湯登山口6:20-7:45新旧出合-8:45鞍部-8:55焼岳北峰9:15-10:00展望台-10:15焼岳小屋-10:40上部ハシゴ-11:48登山口-12:05田代橋ー12:30アルペンホテル(風呂) 上高地バス停14:00=20:55横浜
余談:今日のNHK八幡平良かったですね、登りたくなりますね。それと巨人が逆転されてガックリと思ったらすぐに同点。