2020年3月5日、晴。4日の水曜登山は雨で中止になり、7日に計画していた本山行計画も雨模様なので、急遽4日朝に晴予想の5日に変更した。運よく6人の参加を得た。
金泉寺から山茶花高原までの縦走だ、帆柱岳から東側の道が地形図にはない。藪漕ぎになるのか楽しみだ。
9時前に金泉寺駐車場に着く。下山側の山茶花高原に1台車を置きに行く。駐車場で待つメンバーは寒いから金泉寺まで先に登る(寒の戻りで冷え込みかつ風も強かった)。車を置いて戻り金泉寺駐車場を9時11分に出発。
一ノ宮への分岐を右に見送る。
金泉寺に向かう途中で、先発組は金泉寺で待つも寒いから多良権現に向かう連絡あり。
金泉寺手前で、右上に役行者(えんのぎょうじゃ)の鳥居がすぐ上に見えるので、植林帯を登り役行者に9時35分に着く。
9時47分、鎖場を抜けると、
国見と多良権現の鞍部に先発組の背を見る。
先週の水曜登山で見た鞍部のマンサクは上の方に花数が増えている。
さらに、多良権現へ登る石段のところのマンサクは前回同様の咲き具合だが、花弁に元気がないように見える。
9時53分多良権現に着く。
ここのマンサクも元気がない。花弁が少ししおれているような感じがする。寒の戻りで元気をなくしたのかな。登山道の所々凍結も見られたから気温が零下になったかもしれない。
数分休憩した後、前岳に向かう。
多良権現直下のロープ場は霜柱と凍結だ。
芽吹きの稜線は明るくて気持ちがいいね。多良山系は春先が一番だ。
10時10分六体地蔵への下りを右に見送り、
巨石のところで目の前にマンサクだ。
10時14分ハシゴ場を登り、テラスで眺望休み。
多良権現に五家原岳。
経ヶ岳からタワラギ山。
佐賀中山集落。
座禅岩を10時17分。
鬼の岩屋を10時21分。
前岳に10時25分に着く。最高点の多良権現からは多少のアップダウンはあるが基本は下りだから快調だ。山頂は狭く、展望もないから早々に黒木岳に向かう。
ここの下りはシャクナゲの名所なのだが、木に蕾が見られない。今年は裏年かな。
久しぶりに歩く急坂の下りには目新しいロープが長々と張られていた。10時41分黒木岳との鞍部に着く。
鞍部から直ぐに、黒木岳を南に巻く道から左に折れて黒木岳に向かう。この道は初めてだ。前岳までは冬枯れの明るい林であったが、前岳からは常緑樹の雑木林だ。黒木岳への登りも林だ。
10時58分山頂だけが切り払われている黒木岳に着く。
次の一ノ宮岳には雑木林を鞍部に下り、
植林帯を右に見ながら登ると黒木岳から20分ほどで着いてしまった、11時17分。鳥居の左にあるハート形の御手水の水は凍ていた。
一ノ宮岳からガレた登山道を下り、帆柱岳との鞍部に11時42分着く。
金泉寺への登りを除けば、今日の山行で登りらしいのはこの帆柱岳への登りぐらいか。
それでも15分ほど登っただけで四等三角点のある帆柱岳の頂に11時56分着く。日向を選んで昼食。
昼食後、今日の縦走のメインイベント、帆柱岳から多良横断林道出合までの行程だ。予想通り道は無い。地図を出し先ずは南東尾根の方向を確認する。
12時27分いざ出発。出足は灌木も少ない歩きやすい雑木林だ。
でもすぐにこんな感じだ。
ここを抜けると地形図通り傾斜が少し急になる。
山頂から5分ほどで急傾斜の植林帯の下りになる。間伐材に足を取られないように下る。
途中林道を横切り、山頂から下ること20分、12時46分車道を見る。多良横断林道だろう。
横断林道に出てGPSで確認すれば、思っていた通りの場所に出た。
ここからは幅の広い林道で山茶花高原に向かう道があるのだ。
山茶花高原への林道は僅かに踏み跡があるが、人のものか獣のものか判別できない。
所どころ草が生い茂っているところがある。
歩きやすそうな林道を選んでいたら道を間違えたが、先で合流するからとかまわず歩く。合流地点に出ると県境となる本道の方が見るからに嘘くさい。
本道は草ぼうぼうだ。最初に間違えたときも見た目こんなであったから歩き易そうな道を選んだのだ。
県境を長崎に佐賀にと行ったり来たりして下る。
ごく最近間伐が行われた植林帯に入り、
数分も歩くと忽然と目の前が開け、山茶花高原の風車が見えた。県境の本道は昔の姿はこんなであったのだろう。
13時33分小長井町の山茶花高原に着く。左の太良町の標識が山茶花高原は我が町だと云うようで紛らわしい。息の合った歩行で、予定より30分以上早く着いた。
金泉寺から山茶花高原の行程、
金泉寺駐車場9:11-9:53多良権現-10:25前岳-10:58黒木岳-11:17一ノ宮岳-11:56帆柱岳(昼食)12:27-12:48多良横断林道出合-13:33山茶花高原
金泉寺駐車場と山茶花高原は車で10分
木々に葉が茂る前に1泊2日で郡岳から鳥甲山への縦走を計画しよう。
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