2024年11月17日、日曜日、曇。山友さんが応援に駆けつけてくれたのに曇とは残念だが、今日は起点からのピストンでなく真玉温泉から実相院まで縦走が出来る。有難いことだ。


下山口の実相院に車をデポして真玉温泉を7時47分出発。先ずは猪群山へ向かう。




車道を10分ほど歩くと、重野岩窟仏を見る。国東半島は人より石仏、磨崖仏の方が多いのではないかと思えるくらい至る所にある。


8時山神社への道標を見て、主要道を離れ右折して、猪群山登山口へと向かう。


2,3分ほど進むと山の神だ。石段を登って、

峯道歩きの安全祈願。祠の前を右へと進むとこと2分で、車道に出て登山口へ向かう。


車道を歩きながら見上げる猪群山山頂には雲がかかる。


道中の道脇にも石仏。

山の神から20分ほど歩いた8時24分登山口駐車場に着く。

駐車場から登山口までのほんの3分ほどの道は庭園で、もみじの紅葉がが見られた。

8時27分登山口。標柱には山田山荘とある。右にあばら家風の建物がある。

最初のうちは緩やかな登りであったが、進む方向が北から東へと変わると、ロープが張られたりした急登も出て来てくる登りが続く。

登山口から25分ほど登った所で、8時51分立石に着く。高さ4,5mの巨岩がニョキニョキ。

ここからも急登は続き、

立石から15分ほど登ると、平坦なピークいっぷく望に9時9分着く。ガスって展望なし。

ここからは緩やかな登りになり、10分ほど歩いて三角点のある猪群山山頂に9時22分着く。

東屋やベンチまである平坦な広い山頂だ。

展望も無いから直ぐにストンサークルへと向かう。ここは山頂からピストンだ。

一旦緩やかに下って登り返すと、10分もかからずに、

ストンサークルへの入口、陰陽石へ9時31分着く。ここから先は神域で女人禁制だ。地元では今も守っているとある。





陰陽石を抜けると、高さ5m近く有るような神体石。

どこが環状列石か分からぬがこの辺りかな。山頂部は広く巨石が多く横たわっている。

9時46分猪群山へ戻り、次の飯牟禮神社(いいむれじんじゃ)へと下る。

出足こそ緩やかだが、丸太段の階段が続く道だ。

10時4分山頂まで1㎞の標識を見て、右に折れるべきところを真直ぐすすむ。200mほど下った所で、石がゴロゴロと道が荒れて来た。山友さんがルートから外れているという。地図を見れば分岐を通過している。

1㎞の標識まで登り返したところが分岐だった。峯道のテープが右側に巻かれているし、直進した道には枯れ木で通せんぼ。1㎞の標識写真を撮ることに気を取られ過ぎた。

正しい道を5分ほど下って、

10時17分林道に出た。車が走れそうな道のようだが落石が目立つ。

標識に沿って舗装道を10分ほど歩くと。10時27分飯牟禮神社の鳥居をくぐる。

2分ほど歩いて神社の前に出た。

大きな牛だけが目立つ。

階段を下って、

林を10分ほど下ると、10時41分臼野登山口へ着く。右に折れて山畑・道園線入口へと軽自動車向きの里道を歩き出す。

人家がまばら道を登って行くとカキとハッサクかな。

目の前に小牟礼山が大きくそびえるが、この時点では登るとは思っておらず写真に収めず。山友さんは早く下山したら尻付山に登りたいと思っているが、山地図のつぶやきをみて小牟礼山の登山口が近くにあると。但しルートは山地図には無い。11時T字路に出て一旦は、峯道の小畑・道園線入口に進む。が待てよ、もし時間が無くて尻付山に登れなかった時のため、小牟礼山に登ってピークゲットの保険をかけよう。直ぐに引き返して小牟礼山登山口へ向かう。が当てにしたつぶやきの登山口標識は風にでも飛ばされたのか見当らない。今は使われていない作業道のような所にピンクテープがあるのでここを登るのだろう。登る前に腹ごしらえし、11時24分作業道に入る。


10分ほど進むと、作業道は無くなりガレて来た。GPSを見ると小牟礼山に直登するのでなく、谷筋を登って小牟礼山と有寺山(うてらやま)の鞍部にまず登るようだ。

そう決まれば谷筋をがむしゃらに登る。人跡の目印があるではないか。

11時42分鞍部が見えて来た。

11時46分鞍部に着く。先ずは有寺山へピストンしてから峯道に近い小牟礼山へ向かう山友案で行く。

時には這いつくばるような急登を登って、11時57分山頂に着く。広い山頂だが樹木に覆われて展望なし。直ぐに登って来た急坂を慎重に下って、12時5分鞍部に戻る。

真直ぐ進んで次の小牟礼山へ。こちらは緩やかな登りで、

12時13分三角点のある山頂へ着く。こちらも広い山頂だが、落葉で明るいが樹木で展望は無い。


山頂付近をぐるっと回って、北東の斜面が比較的下り易く、峯道の方向にも行けるのでこれを下り始める。初めは樹林の急坂を、木に掴まりながら下るが、

山頂から15分強下った所で植林に出た。植林を見ると人手が入ったのだからと安心する。

さらに5分ほど下ると、12時38分作業道に出た。何の気なしに左を向くと峯道の道標が目に入る。労せず峯道に合流、ラッキー。


谷ノ迫磨崖仏へと数分歩くと、山神様入口の道標を見て、一瞬山の神の道標がこんな所になぜと思うが、矢印の方向を見ると、

植林の中、岩の上に祠が。

植林・樹林と20分ほど下ると、

13時11分谷ノ迫磨崖像の案内を見て寄り道。

磨崖像は大きなものとの先入観から、きょろきょろ探していると、山友さんが目の前の岩にコレじゃないと。一人ではなかなか気付かない。

案内まで戻って、5分ほど歩くと車道に出て右へと歩いて橋を渡り進む。

直ぐに見通しの効く所に出ると、登って来た有寺山(左)と小牟礼山が望める。

さらに5分も車道を上ると、13時28分左手に朙晛宮(みょうけんぐう)の鳥居。初めて見る漢字だ。囧月、日見だ。

そのたもとに高城(中山仙境)への道標だ。

山道へ入ると丸太段が続く。

そして、鎖が張られ登りになると、

5分もしないうちに、13時43分中山仙境の稜線に出る。

左へ500m進めば無明橋でその先が高城だ。

歩くこと間もなく、視界が開けた岩場に出ると、有寺山(左)と小牟礼山が良く見える。

14時鎖場の下に出て、

登り上がると、

其処は無明橋、14時4分。高度感満点。

橋をコワゴワ渡って進むこと間もなく、岩の痩せた稜線だ。目の前に高城。

無明橋から15分ほどで、痩せ尾根の鎖場を登って、中山仙境のピーク高城に着く。

遮るものは何もない眺めだ、実相院などが眼下に望める。

実相院の右に目をやれば、実相院から岩戸寺への峯道(K-1)の眺めか。

反対側はわずかに黄葉が見られる。

次のピークへと進むと、眼下に苦手な両側が深く切れ落ちた細道だ。手の平に脂汗が。

脇目もふらずに通過し、鋭角に左に戻るようにして、急坂を下り、右側が切れ落ちた、まるで水平歩道のような所を歩いて、

14時37分隠洞穴の前を通り、

植林を下り、14時56分中山仙境下山口に着く。

車道を歩いて行くと間もなく、手前から六所神社、実相院、霊仙寺が見られるようになる。

六所神社、

実相院。

3つ目が霊仙寺、九州一大きな5mほどの地蔵尊と門が目を引く。


これらの前を車道から眺めながら進むと、間もなく農村公園に着く。15時18分無事下山。これでT-1~4まで完歩。ここから先は東の峯道K-1~6だ。その始まりが此処実相院からだ。来年に譲ろう。この時間から尻付山は無理なので、小牟礼山の保険が生きて、山友さんのピークゲットに応えられた。
今日はソロだと2日間が1日で終えて、山友さんの応援に感謝だ。



