2024年11月20日、水曜日、晴。国東半島に来て初めて朝の温度が10度を下回り冷える。今日は昨日の残り長安寺から真玉温泉だ。真玉温泉側から長安寺をピストンだ。往路は順路逆を進むので自由に歩こうと、若竹山を経て長安寺へ。
7時55分真玉温泉を出発。
車道を歩いて、椿堂への分岐、身灌神社と過ぎて、8時30分若竹山への道に入る。
山地図の道に沿って進み、林道に入って2,3分も進むと、8時38分右手に小岩屋霊場の標識を見て階段を10分強上ると、
8時42分天満宮の前に出た。若竹山の方向とはずれているので、
山腹を堰堤方向へとトラバース気味に下ると、堰堤上に出て上流の舗装道へ8時50分下りる。
舗装道を道なりに登って行く。
山地図を参考に、分岐の印は無いが、踏み跡だろうと判断して、9時7分右手植林に入り登る。
2,3分も登ると9時16分稜線の分岐に出て若竹山へと右へ進む。これだけ登って来ても今日は汗が流れない。
作業道のような稜線を下り始めると間もなく、9時20分左手にリボンを見る。
ここから山頂に向かって道はないが目印のテープやリボンがあるので、これに従って5分ほど登ると9時25分木に覆われているが広々した若竹山山頂に着く。
往路を戻り、9時31分先ほどの分岐を通過して、稜線南側を進む。ほぼ平坦な山道で、目印もあり歩き易い。
長岩屋の手前で稜線を歩くようになり、9時48分三角点と標識のある山頂に着く。こちらも展望は無い。
山頂から南東へと下って登り返すこと2分とかからずにピークに立つが、ここも展望なし。
ピークから目印に従って急坂の尾根を3分ほど下ると、
右手の谷へ下る印を見る。
下り始めると直ぐに、植林の谷筋を下るようになる。
植林を数分も下ると、10時7分天念寺の広い駐車場の前に出た。
ここで峯道に合流して、車道を横切って駐車場を抜けて川沿いを200mほど下って、車道に出ると直ぐに、10時15分左手の橋を渡って長安寺への道へと入る。
道標に従って15分ほど車道を登って行くと、10時28分遊歩道の山道へ入り、谷筋を登り、長安寺手前で尾根に出て、登り上がると車道に10時56分出る。
車道を緩やかに登ること2,3分で、11時長安寺駐車場へ着く。
11時1分長安寺に着く。
境内目の前に広がるこの景色を眺めながら昼食だ。左中央は西叡山でその右は津和戸山の方向なのだが。ついゆったりしすぎて気がついたら11時35分。本日の目的、長安寺から真玉温泉の峯道へ慌てて出発。
駐車場の所が小さい秋。
往路で遊歩道を登って車道に出た地点から、今度は遊歩道を下る、11時40分。
尾根を下って谷へ下りると11時44分遊歩道の標識を見る。
植林、谷筋と下る。
11時50分、石畳の道が残る所に出た。この谷筋の道は長安寺への参道だったのだろうか。
さらに2分ほど下ると、右手に牛舎を見て間もなく、11時53分遊歩道を抜けて車道に出る。
車道を3分ほど下ると、目の前に天念寺耶馬だ。
目の前の車道に出たら左に下るのが順路だが、右に200mほど登ると展望所だ。左中央に無明橋、右中央のV字低い所が無動寺へ下る分岐だろうか。その左が鎖場の垂直壁だろうか。
展望所から下って、12時4分天念寺、
川中不動へと回って、
車道を2,3分戻って、12時12分左手に天念寺耶馬越の道標を見て左の山道へと入る。何時もは、この分岐より手前の天念寺側の分岐を、左に入り右回りで歩くのだが、峯道は左回りで無動寺分岐に行くようだ。
道なりに15分ほど登ると、12時26分鎖が垂れる岩場の下に出た。ここは何度か下ったが、登りに使うのは初めてだ。
登り上がると、左手に鎖が張られた斜面をトラバース。足元が斜めなので滑らないように歩く。
鎖の張られた斜面を抜けると龍門岩屋の前に12時30分出る。
龍門岩屋から2分ほど歩くと、12時32分無動寺分岐だ。でもここまで来たら無明橋は外せないだろうから、真直ぐ進んで目の前の垂直に近い壁を登って無明橋へ。
鎖は左右2ルートあり左を登る。首あたりまで登ったら左に巻くのだ。怖いから目の前の岩壁とにらめっこで登る。絶対よそ見などしない。帰りは右側の鎖で下ろう。
首まで登り、首の周りを鎖を掴みながら右回りに進む。左側は切れ落ちている絶壁だ。
ここを抜けると、次は5mほどの両側が切れ落ちた細道。
ここを通過すると、無明橋を見下ろすところに、12時37分出る。
橋を渡って落着いたところで、左手に猪群山(左)と尻付山。中央の岩壁は無動寺耶馬でその下に無動寺がある。
右手には、右に西叡山、左に由布岳も見える。
眼下に目をやると、天念寺資料館の駐車場。その上白い屋根は牛舎の屋根だろうから、あのあたりに長安寺に登る遊歩道があるのだ。
12時47分無動寺の分岐に戻って、下り始めると直ぐに鎖場。
下り始めて間もなく、登山道はコンクリートが打たれた道であることに気付く。
この舗装は所々欠けている所もあるが里に下るまで続き、13時4分林を抜けて里に出ると、いきなり視界は開け正面に無動寺だ。
無動寺まで歩く短い間に、右手に尖峰が見えるが何山だが分からずじまい。
13時7分車道に出て無動寺を拝観。
木造不動明王坐像、
木造大日如来坐像
木造薬師如来坐像。
13時21分拝観を終え次の椿堂へ。もう山越えは無いからと、右手天念寺耶馬を眺めながら、ゆったりと主要道を下る。
10分ほど下った、13時31分椿堂への道標を見て主要道から右に入る。
目の前に金剛院。その右手の道を抜けて行くと椿堂だ。
だが、右手に山に鎖が長々と張られて、赤い布がたなびいているのを、前々からこの前を車で走るたびに興味を持って眺めていた。今日は登ってみよう。
50mほど続く鎖が張られた岩の急斜面を登れば山頂だろうと登った所、数分で登り着いた先には、
道が続くではないか。山地図を見れば先には無道寺耶馬のピークだ。ならば先へと好奇心は湧くばかり。
急斜面に虎ロープは張られているが、いずれも劣化が激しくささくれ立っている。あまり登る人はいないらしい。すぐ着くだろうと登り始めて30分経過。パイプを渡って左の岩場へ登り上がると、
目の前に岩峰が立ちはだかる所だ。道は岩峰左を巻くように続いているようだ。というのはここで14時。まだ回るべきところがあるので2/3ほど登って来たが断念。
それでも岩場からの眺めは遮るものが無いから絶景だ。尻付山は指呼の間だ。
そして猪群山、
天念寺耶馬の先に屋山。
眼下に、椿堂に折れる三叉路が。高度感があります。
往路を戻り始めると登る時には気付かなかった、右へ下る道を14時5分見る。虎ロープが張られた道だ(見上げた写真)。
5分ほど下って14時10分林を抜けると、建物の前に出た奥の院本殿とある。何処の寺社の奥の院。
階段を下っていくと、色々祀られているお堂の前を通り、2分ほど下った所でここは偶然にも椿堂だ。労せず椿堂に出た。
山門を抜けて、椿堂入口へ14時15分着く。
そのすぐ下には椿光寺。
主要道へ戻って眺める無動寺耶馬を見上げる。引き返した左中央の岩峰が見える。右がピークか。
14時28分福真磨崖仏の案内を見て、左に折れて14時32分磨崖仏を見学。
磨崖仏あたりから眺める無動寺耶馬。左中が引き返した岩峰。その先は緩やかな登りでピークへ。実際はどうだか。機会があればピークまで登りたいものだ。
川沿いを下って主要道に出て、15時6分仙人湯の案内を見て主要道から右折。目的の応暦寺は仙人湯の先だ。15時11分仙人湯の前を通り、
緩やかに登る道の先に尻付山を望みながら、
15時20分、応暦寺に着く。
応暦寺の願かけ地蔵。
応暦寺から400mほど山に入った所に堂の迫磨崖仏があるので、ここまで来たら見学しようと鹿が駆け回る林の坂道を登り、15時35分着く。今まで見て来た磨崖仏同様、年月の経過で劣化が激しい。その内には磨崖仏跡になってしまうのか。
主要道に戻り下る頃には、日陰に入ると僅かな風でもさすがに冷たい。速足で歩こうとすると、蹴るようになるので足の肉球あたりが痛い。ここ数日の山行は舗装道が長かったから、まめが出来始めたようだ。
16時10分真玉温泉に戻り眺める猪群山。昨日今日と、登る山から猪群山、尻付山、屋山、そして西叡山はよく眺めた。ブログでは後先になってしまって、真玉温泉から実相院は書いていないが、今日で西の峯道(熊野磨崖仏から実相院)を完歩した。