2021年3月18日、木曜日、晴。先週水曜日に歩いたルートを逆ルートで歩く。中山キャンプ場手前から864に登り、前岳、多良岳、西岳、笹ヶ岳から中山キャンプ場へ下る周回ルートだ。上り下りをしておかないとしっかり道を覚えられない。特に864は下りで間違えたから。車で向かう時に太良町中山から眺める笹ヶ岳(右)は異様な山容だ。左の尾根が864へ登る尾根と思うが?
中山キャンプ場への道は通行止めとなっているから、林道路肩に車を止めて9時40分出発。
登り口までの道は半年ぶりだ。舗装がめくれて、半分崩落していた車道は未舗装ながら車が通れるまでになっている。
舗装がはがれていたここも未舗装ながら通行可能だ。
9時50分先週下ってきて車道に出た登り口から尾根に取付く。
入った所から間もなくすれば植林だ。
植林を右にトラバースするように1分も歩くと、植林を直登する踏み跡がある。先週下った時はトラバースを数分歩いたが、左に折れて直登してみよう。
すぐに石積みを見る。
登って行くと急傾斜になるのと、踏み跡もはっきりしなくなったから、右斜めに登り、植林の右端まで来た。樹林との境を登るがこちらも歩きずらくなって来たから、
折り返すように今度は斜め左上に進む。
登り口から20分登った10時10分植林は終わり樹林に入る。この植林は皆適当に歩いているのだろうが、結局のとこと色々考えず、直登を迷わず真直ぐに登れば一番の近道だろう。
樹林に入れば、急傾斜だが灌木もなく登り易い。尾根ははっきりしている。尾根登りは道に迷う心配がないから楽だね。
途中、前回の下りで見たロープ場を通過。ロープは劣化しているから掴まないのが無難だ。
登り口からちょうど1時間の10時50分小ピークに着く。
地形図では小ピークは全く分からないが、西岳側から見るとはっきりと分かる。
中央864、左中央小ピーク。急傾斜の登りが良く分かるね。
眺めは864(左)から太良権現(右中央)と
西岳(中央)の右に笹南峰と笹ヶ岳まで見えるが、経ヶ岳は枝葉で見えない。
ピークからロープの張られた岩場を数m下り、また864に向かって登る。
前回道を外してしまった所を確認。中央の木を境に左が正解だが、右も行けそうだ。だが右に行けは数十m歩けば険しい尾根と云うか崖になるから間違いに気付くだろう(それでも下った馬鹿者が吾輩だ、そんなの自慢になるか)。
ここから先は石楠花の尾根が僅かばかり続いて、
11時14分864に着く。もっと時間がかかるかと思っていたが、あっけなく山頂に着いてしまったという感じだ。展望が得られないかと山頂を探し回るが木々の間に前岳が見える程度だ。
山頂を下るとすぐに「おにぎり石」を見る(上から見るとおにぎりに見えないね)。
11時34分鞍部に出て、前岳への登りにつく。
多良岳北壁基部入口を過ぎると、
前岳への急坂の登りが始まる。
15分弱も急坂に耐えると前岳の頂に11時54分着く。風も全くなく、春の暖かな日差しを浴びてゆっくりと昼食。
座禅岩に出て前岳、
864を眺める。
五家原岳、経ヶ岳の眺めもいいね。
梯子の下のマンサクが丁度見頃だ。
12時51分太良権現に着くと、数人の登山者に会う。マンサク観賞登山か。ここのマンサクも見頃だ。マンサクは桜と違って長く楽しめるね。
西岳から笹ヶ岳へと進む途中から、864の尾根を横から眺められないかと、西岳を鞍部近くまで下ると撮影ポイントゲット。
鞍部から笹南峰への登りにつくとショウジョウバカマが目に入る。
10株ほどまとまって咲いている。西岳から鞍部に下る途中でも数株見た。
急斜面を登り笹南峰を経て、笹ヶ岳鞍部に14時下る。
笹ヶ岳への頂に14時7分着き、中山キャンプ場にひたすら下り14時46分着く。
中山キャンプ場はトイレも水道も使えるようになっていた。道路工事は3月25日までとなっていたから開通も間近か。
15時5分車道を登り口まで下ると、右に折れる林道の先に大きな山が。地図で確認すると766.8の三角点の山(左)ではなかろうか。前岳を北に下った先の林道を辿れば行けるだろう。機会があれば訪ねてみよう。ところでこの林道何処に行くのかね地図にはないのだけれど。
15時17分駐車場所に下山。
今日の行程、
駐車場所9:40-9:50登り口-10:10植林端-10:50小ピーク10:55-11:14864峰11:19-11:34鞍部-11:54前岳(昼食)12:23-12:28座禅岩12:36-12:51太良嶽権現12:59-13:10役行者-13:28西岳-13:54笹南峰-14:07笹ヶ岳-14:46中山キャンプ場14:52-15:05登り口-15:17駐車場所