登山と車旅

北アルプス 2011.07.23 2日目 鹿島槍ヶ岳 五龍岳

7月23日、晴。今日の行程は、鹿島槍ヶ岳、五龍岳を登って五竜山荘までの9時間半の行程だ。14時頃の山荘到着から逆算して3時30分起床。朝食はパンとソーセージで済ます。4時玄関に行けばスリッパの様子からすでに発った人がいる。



4時5分出発。20分ほど歩くと東の空が白んでくる。



黒部を挟んだ立山連峰や剱岳を取巻く雲海はまだ静かだ。



5時前に雲の上に日が昇る。方向的には志賀高原辺りからか。



日が昇ると間もなく西側の立山連峰や剱岳の頂が赤く焼け、雲が動き始める。雲海の下は黒部峡谷だ。



5時25分布引山に着く。鹿島槍までもう少しだ。今日は好い天気になりそうだ。



日が昇り、立山・剱岳の雲海が切れ始める。



布引山には長野側から雲が寄せ始めた。



雲海は長野側をあっという間に覆ってしまった。



南の方向、雲の上に見えるのは、槍ヶ岳、穂高などの3000m級の山だけだ。



富山側の薬師岳や黒部五郎岳は雲海の外だ。



長野と富山の南北に延びる県境の稜線が壁を作って雲を止めている。



6時25分双耳峰の鹿島槍ヶ岳の南峰に着く。北峰より50mほど高く三角点もこちらにある。



ガレの吊り尾根の先に北峰。



北にはこれから登る五龍岳が大きく構え、その先に見えるのは白馬の山々か。



早くも剱岳に雲が湧き上がってきた。



7時20分北峰に着く。雲の下がキレット(切戸)だ。



北峰から眺める南峰はピラミダルな大きな岩塊だ。



北峰から下ること1時間、縦走路のメインイベント八峰キレットに着く。
V字に切れ落ちた岩壁に張付くように作られたクサリ場の道だ。狭い鉄橋、



切れ落ちた足元、



垂直な梯子、



丸太一本の足場。最高に緊張した10分間です。



8時40分キレット小屋に到着、安堵安堵。



10時30分岩稜の北尾根の頭に着く。キレットから五龍までの縦走路の記憶は今となってはあまりない。クサリ場を登った記憶は薄っすらとあるが、キレットの後だけに怖いと思った覚えはない。



12時55分五龍岳に着く。縦走中はほとんど人に出合わなかったが、頂は多くの人だ。



来た方向を振帰っても、



進む先を見てもどちらもハイマツとザレと岩ばかりだ。



長い休憩を終え眼下に見える山荘へ下る。振返れば残雪を抱く五竜が、近くから眺める五龍は様にならない。



14時10分本日の宿五竜山荘に着く。が待てよ、明日の八方尾根の下りの拠点唐松岳頂上山荘まで2時間30分か。夕立は来そうもないし、明日は下るだけなので、もうひと頑張りする気になり先に進む。



ぺースが落ちてきたので16時15分牛首の頭を見て一安心した。



16時45分牛首の頭に着く。目の前の唐松岳には翌朝登ろう。



ここから眺める五龍岳は縦走路の核心部の山にふさわしいどっしりとした大きな山容だ。



17時5分山荘に着く。よく歩きましたお疲れ様。夕食はあまり美味しくなかった記憶がある。(正しくは好みのメニューでないから美味しくなかったか)



今日の行程、
冷池山荘4:05-5:25布引山-6:25鹿島槍ヶ岳6:40-7:20北峰-8:40キレット小屋-10:00口ノ沢のコル-10:30北尾根ノ頭-12:55五龍岳13:20-14:10五竜山荘14:20-16:45牛首-17:05唐松岳山荘

10年以上山の写真を撮り続けてきた一眼レフオリンパスE420が不調で修理に出していた。
昨日、もう部品がないため修理不能との回答があった。コンパクトで軽くてよかったのに。
次は何にしようかな。雨に強いのは必須だな。


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