2022年9月11日、日曜日、晴。5時起床、今日は十勝岳に登るので早起き。朝食後6時30分に美瑛を出発。十勝連峰の山を見ながら、登山口の望岳台へ向かう。中央の煙を上げているのが十勝岳、右富良野岳、左電柱の後ろが美瑛だ。最高の天気でウキウキ。
望岳台駐車場に7時30分着くと満車で道路にあふれている。朝起きて直ぐ走ればよかった。日曜日でこの好天気だもの満車は当然だ。
7時42分出発。車道を数分登る。
登山届を見たら早い人は午前1時、6時台にズラリ並ぶ。7時52分望岳台。ほとんど登る人を見かけない。相当出遅れたようだ。
望岳台からは、正面に十勝岳（中央左から2番目）は勿論、
左手に右から美瑛岳、美瑛富士、オプタテシケ山の頭や、
右手に富良野岳が望める。
こんな景色を眺めながら、広くて緩やかな登山道を登って行く。
暫く登って行くうちに左後方に大雪の山々が遠望できるのに気付く。
登り始めて一時間弱の8時36分美瑛岳・美瑛富士・オプタテシケへの分岐に着く。
十勝岳への道を避難小屋を目指して登る。目の前の山は前十勝かな。ここらあたりまで登ると十勝岳は見えなくなる。
8時47分、避難小屋あたりまで来ると、やたら白いものを見る。シラタマノキかな？
避難小屋を過ぎると、
いよいよ最初の長くキツイ登りが始まる。小石がゴロゴロ転がる登りが続く。
なんの花なのか分らぬがこんなものを見ると気がまぎれる。
まだまだ続くゴロゴロ坂の先に、なだらかな稜線が見えて来た。
前方に登山者を見るようになって来た。キツイ所だからピッチが落ちる。
一息付きがてら振り返ると美瑛や上富良野辺りが見える。
急な登りの終わりは、小さな噴石だろうか、歩くとサクサク音を立てて、少し滑って登りずらい。
9時48分ようやく急登を抜けて砂地の緩やかな登りに出た。目の前のピークが十勝岳だ。あるのは石だけだ。
左手スリバチ火口の先に美瑛岳だ。その左に美瑛富士。さらに左に大雪の山々。
砂地の道は緩やかに登りながら続く。が、急登に変わり強風が前方から吹きつける。右から風が吹くと噴煙が流れてきて硫黄臭がするのだが今日は全く臭わない。
歩き進むにつれ、砂地の道は砂場を歩くよう砂になり、少し歩きずらい。
左側の谷に目をやると、砂を被っていて良く分からないが、雪が残っていてスノーブリッジになっている。9月の下旬には大雪山は初冠雪を見るだろうから、このまま行けば万年雪になるだろう。
10時14分砂道を抜け溶岩坂を尾根に向かって登り始める。2つ目の急登だ。
溶岩の上に踏み跡が幾筋もある。足の引っ掛かりは良いので適当に登る。
15分ほど登り、10時28分ロープの張られた尾根に出る。山頂は目の前だ。どっと疲れが出てくる。
振返り一服。いい眺めだ。
尾根に出てから数分も歩くと、前十勝コースの道標を見る。通行禁止になっている。噴煙が凄い。
山頂はもうすぐだ頑張ろう。
10時48分山頂に着く。イモ洗いだ。雲一つない大展望に弁当を広げている。
吾輩が最も感激するのは山頂直下の美瑛岳に向かう道だ。こんな風景見たことない。後方は大雪の山々。
茫々たる台地の先の山々。
登ってきた道と、噴煙を上げる前十勝。
西に富良野岳へと続く縦走路。後方の山並みはどこだろうか。夕張岳かな？
南の方に続く山並みは何と云うのか分からぬが、黄葉が少しうかがえる。
11時07分往路を下山開始。溶岩に躓かないよう下ろう。
11時21分、溶岩坂の下りに入る。最も注意が必要な下りだ。
砂道に入ると、登る人、下る人が半々だ。吾輩の後からもまだ登る人が沢山いたのだ。
砂地の道が終わり下りに入る。登りの苦労が嘘のようだ。下りはいいね。でも躓くと危ないので要注意だ。
避難小屋が見えて来た。見えてから10分もかかって12時19分避難小屋に着く。
12時27分美瑛岳分岐に着いてほっと一息。草紅葉を眺める余裕。
望岳台に下る途中で、枯れずにまだ残るリンドウを見る。
13時3分、望岳台に着くと観光客が大勢。
13時16分駐車場所に戻ると、私の後から来た人の車がずらり。年季の入った登山者もこんな好天気の十勝岳は初めてだと感激していた。良い日に登れてよかった。
汗を流すために4㎞先の吹上温泉へ。
無料露天風呂だ。
今夜の泊りの道の駅の近くに青い池があるが、青い川もあるので見に行く。
川は水深が浅いので青くは見えないが、少し深いところは青く見える。この上流に青い池がある。
夕食は明日も早いので手抜き。
