2023年8月2日、水曜日、晴。縦走4日目(最終日)は白鳥小屋から縦走の目的地日本海親不知海岸までだ。
昨夜は24時過ぎまでぐっすり寝れた。吹き込む風でヒンヤリしてきて窓を閉める。2時過ぎに起床。外に出ると糸魚川市の街灯が眼下に。
先ずは朝食だ。と云っても、お湯を沸かしてインスタント味噌汁と、昨夜作っておいたアルファ米(白米)に梅じそふりかけをかけて食べるだけだ。アルファ米はお湯を多めにするとしっとり柔らかで食べやすい。1Lの水を残し、ゆっくりコーヒーを飲んで、出発準備。
4時40分出発。眼下に明るくなった糸魚川市街地だ。
後方には昨日歩いて来た山並みだ。手前に犬ヶ岳(中央)。その後方左に朝日岳で、そのまた左が雪倉岳だろう。
小屋から坂道を10分ほど下ると緩やかな下りになり、山姥洞への道を左に見送る。
そしてさらに10分ほど歩いた5時山姥平に着く。同行者ともども昨日の疲れは回復し、ザックも軽くなったので足取りは軽く快調だ。
山姥平から、シキ割の水場へ坂道を下る。
途中、木々の間に日の出を拝む。
小屋から50分ほど下った5時31分シキ割の水場に着く。暑くなりそうなので、飲んだ分の水を補給。
ここから緩やかに登り上がって、通過点のような金時の頭に5時44分着く。
金時の頭を過ぎると、坂田峠に向かって急勾配の下り坂が始まる。
6時13分、坂田峠の車道を見て30分続いた「膝殺しの坂」は終わる。
道の反対側に道標とお地蔵を見る。
ここから先は、登山道の雰囲気も一変して里山のハイキングコースの感だ。
20分ほど緩やかに登ると、
続いて軽快なブナ林?の歩きになる。癒される林だ。
右下に見えるのは親不知の道の駅だろう。
ブナ林を暫く歩いて、樹木に囲まれ展望のない尻高山に6時56分着く。
尻高山から植林が混じる林の下りとなる。
10分ほど下ると登ってくる人に出会う。そう言えば昨日も菊石山あたりで1人出会ったな。下るのもきついのに栂海新道を登るとは強者ですね~。
尻高山から30分ほど下って、赤い階段で車道に降りる。
道を横切り、
植林を下ること15分で二本松峠に7時43分着く。
ここから入道山に向かって、縦走最後の登りだ。
15分登って通過点のピークのような入道山に8時着く。残るは下りのみだ。
植林の中を下り、
40分ほど下ると鉄塔の下に出て、8時41分日本海を眼下に眺める。
鉄塔下の味わいのある道標を見て、
2,3分も下ると分岐に出る。左の道に下山道の標識を見て左を取る。
植林を下ること5分で8時57分車道に出る。
車道を横切り、
植林に入ると、自動車の走行音が近くに聞こえる。この下が親不知の国道・登山口だ。
9時2分国道に降りる。
ここが登山口だ。
国道を渡り栂海新道起点まで残すは400m。
下る途中から海岸が見える。
旧親不知トンネルを左に見送り、
階段を下る途中にホタルブクロ?
9時17分日本海親不知海岸に下り立つ。天気に恵まれ完歩!バンザーイ!同行者に感謝と共にタフさに感心。
今日の行程(行動時間4時間37分、距離8.7㎞、のぼり279m、くだり1559m)、
白鳥山4:40-4:51山姥洞分岐-5:00山姥平-5:31シキ割水-5:44金時の頭-6:18坂田峠6:22-6:56尻高山7:00-7:28赤い階段・車道-7:43二本松峠-8:00入道山-8:41鉄塔8:47-8:57車道-9:02国道(親不知登山口)9:08-9:17日本海親不知海岸
国道に戻り、200mほどのところにあるウエストン像を散策。完歩した我々の心は椅子に腰かけくつろぐウエストンだ。
さらに90m先の絶壁に彫られた「如砥如矢」(とのごとくやのごとし)も見に行く。
絶壁には他にも、このような文字が刻まれていた。
見下ろす海岸線は真下だ。昔はこの海岸線を歩いたのかな?
ここのたった一軒のホテルで汗を流そうと思ったら今日は休みと。糸魚川からタクシーを呼び親不知駅に10時30分着く。電車は10時台は無く11時9分まで無し。軽く昼飯を食べながら電車を待つ。
糸魚川から新幹線に乗り、長野に出て乗継の間に、駅の立ち食いそば。懐かしい味です。小生はかけそば、美味い!それで300円代と安い。同行者はタンパク質の補給も考え月見そば。こんな余裕が取れる移動もいいね。
松本を経て甲府に16時前に着く。ホテルに着きシャワーを浴びて、コインランドリーで洗濯をしている間に、明日の広河原行きのバス停とコンビニの確認。戻る途中で食堂に寄りトンカツ定食を食す。ホテルに戻り早めに寝る。昨日頑張った甲斐がある。明日からまた頑張ろう。
余談)ブログの閲覧数が4000人/日を超えた。やはりアルプスは人気があるのだな。大杉谷の閲覧数も多かったが軽く超えて倍増だ。