登山と車旅

北海道の山 2018.07.12 ニセコの山と沼めぐり


7月12日、五色温泉から大沼、大谷地(おおやじ)、神仙沼、長沼、シャクナゲ岳、チセヌプリ、ニトヌプリ、五色温泉と沼と山めぐりの周回ルートを歩く。
前日11日は朝から雨音もしたので山登りはあきらめニセコ町の図書室で読書。が、午後から雲一つない、抜けるような青空で、羊蹄山、ニセコアンヌプリがくっきりです。本は読めても天気が読めません。





今日は、前夜の予報で晴れのち曇りなので、8時間強の周回ルートにした。
6時50分五色温泉のインフォーメーションセンターに着き、7時に出発。
日の出は4時ごろなのでもう日は高い。ニセコアンヌプリ、五色温泉が輝く。大沼との分岐までは、イワオヌプリのコースと同じだ。





イワオヌプリの西側を巻くようにザレと岩場を沢まで下る。見下ろせば周りは原生林風である。所々にザレが見えるのは硫黄鉱山があった名残か。



沢は浅く流れも弱いが飛び石を伝って渡るには少し離れすぎているが、靴を脱ぐのも面倒なので、そのまま渡ろうとして、浮石に足をとられて川にはまる。



この沢からぬかるみの登山道を登り返して8時40分大沼だ。自然そのままだ。



大沼からは下りで、竹の子採りの笛の音が同じメロディーを繰返す。これは笹薮で方向を見失うと遭難するので、元の所に戻れるように道端に置いたラジオから流れているのだ。



ダケカンバと笹の林から、笹に覆われた湿原大谷地の端に出ると、景色は一変し高山植物も目につく。



ハクサンチドリ


9時25分ニセコと岩内を結ぶ道路を大谷地で渡り神仙沼に登り返す。



神仙沼は湿原の中にある沼で観光客も多いい。



早々に沼は退散して、湿原のエゾカンゾウ(ニッコウキスゲ)、ワタスゲを観賞しながら、





長沼を経てシャクナゲ岳にむかう。登山道は長沼の縁を歩く。



所々水没している。またはまるわけに行かぬ。慎重に通過。

シャクナゲ岳にむかう頃には、山はガスに包まれ景色は全くない。シャクナゲ岳の頂からは、チセヌプリ、ニトヌプリ、アンヌプリ、羊蹄山が縦に直線的に並ぶ姿が見られるので登るのだが、これでは全く期待できない。最後の登りは岩の伝い登りで、たった15分だったが苦しかった。慰めはシラネアオイと空木の花のみ。





やっとの思いで11時25分山頂に立つ。



チセヌプリの分岐に戻る途中シャクナゲ沼に立寄れば、残雪がまだ見られた。



ムラサキヤシオもまだ残っていた。



チセヌプリへの登りはなだらかな登りで、高山植物も多く咲いていて、楽しみながら登ることができた。

ハイオトギリ


ハナニガナ



エゾシオガマ


チシマフウロウ


ゴゼンタチバナ


13時山頂に着くもここもガスっていて展望は無い。



パノラマライン登山口側への下りは岩場で、手足総動員で下る。花に恵まれたチセヌプリ、シャクナゲ岳は人気のルートらしく数組の登山者に出合った。

登山口の道路に出て、はてさてニトヌプリへの入口は右やら左やら。ガードレールの切れ目が見える左に進むと、ニトヌプリへの道標が地面に落ちていた。おお、これで帰れる。



踏み跡は登山者の少なさを物語る。



これが最後の登り返しだ。ニトヌプリまで45分。ここの登山道も岩とぬかるみだ。山頂に近づくとぬかるみもなくなり、なだらかなザレ道となり、14時25分ニトヌプリ山頂の大きな柱を見る。



最高点はハイ松の先のガスの中にうっすらと分かる。最高点へはハイ松の藪漕ぎそうなのでパス。
ここまで来れば五色温泉は1時間ほどだ。一旦沢まで下りザレ道を進むと、目の前に日本庭園のような絵になる景色である。



ロープのかかるガレ場を登り返すとダケカンバの林をみる。



ここを抜けると朝あるいた大沼とイワオの分岐だ。15時30分センターに着く。8時間30分お疲れ様でした。北海道にきて初めて山歩きらしい一日であった。北海道の山にぬかるみが多いのは、地面が凍て水はけが悪いからかな?だから沼も多いい?
センターで今日見た花を調べ、岩内の温泉で汗を流し、今夜は道の駅「いわない」にお世話になろう。

13日は雲が低く垂れこめた曇で、洗濯とブログ書きでした。今夜も岩内です。しばらく好天は望めません。北海道も梅雨があるの???




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