2021年3月9日、火曜日、曇。県のコロナ感染状況が一番下のステージ1になったから、2か月ぶりに会の火曜登山に参加。今日は近場の井樋ノ尾岳だ。上座から林道を歩いて、西側から井樋ノ尾岳に登り、痩せ尾根を360峰まで歩いて、高岩権現に下る行程だ。
林道入口に車を止めて9時45分出発。数分も歩くと谷に鮮やかな緋色の花が咲く木を見る。さて何の花?
15分も歩くと林道上の斜面が崩落して道を塞ぐ。
さらに15分歩いた10時15分、高岩権現(右)・東照権現(左)に着く。ここの切通は懸垂下降の練習でお世話になりました。今の崩落を見たらしばらくはここで練習するのは無理だな。
東照権現の鳥居の上にも先ほどの緋色の花が咲く木がある。これって、先週城山の頂で見た八重紅枝垂の花ではないだろうか。
さらにここから20分ほど林道を歩く。昨年11月に歩いた時は草が生茂り種が衣服に着いて往生した。
日当たりの良い所で、この春初めて、たった1本だが芽吹いたタラの芽を見る。
林道を歩くこと50分。10時37分尾根の取付きに着く。一服する間に春の恵みツワ採り。
取付きと云っても道標があるわけではない。獣道のような所を数m登り上がり尾根に出るのだ。
尾根に上がれば、少し急坂だが灌木もなく登り易い。
10分も登ると井樋ノ尾岳から平木場に通じる長崎・諫早の境界線に出る。
ここからは境界線に沿って目印が付けられている。
井樋ノ尾岳に緩やかに登る道は倒木や枯れ枝で荒れている。
行政境界線を登ること20分弱、11時12分三角点のある井樋ノ尾岳山頂に着く。この時期イバラが生茂るのだが刈られている。
山頂から上座へも長崎と諫早の境界線を歩くのだが、年代物の界石がある。
尾根道には山椿が沢山咲いている。
山頂から10分も歩くと、痩せ尾根となり、急坂下り、痩せ尾根渡り、登り、また下りと数回繰返し、360m峰を目指す。
20分も繰り返すと、11時50分360m峰に着く。展望良好。
眼の前に飯盛山、その右に
松尾岳、船石岳と並ぶ。
ここから急坂を下り小ピークを越えた先で高岩権現の道標を見て、
稜線を右に(西に)下ると高岩権現だが、落葉が積もる滑り易い斜面で道はない。
岩壁に張付くようにある高岩権現への道も、急斜面のトラバース道だ。
祠と背面の岩に高岩権現と刻まれている。
戻るのも滑り易いから大変なのだ。
さらにここから林道に下る所はさらに滑る急坂だ。ロープを張っては下降を繰り返す。レスキュー訓練成果の出しどころだ。
12時18分急坂を下り終え林道へ。昼食。
東照権現鳥居の下に両権現が何時の時代に建立されたか書かれている。
東照権現は鳥居をくぐり階段を登った先に祀られている。
ここからは往路を戻り13時18分車の所に戻る。そろそろ井樋ノ尾岳へ登るころかなと思っていたから、いいタイミングの山行であった。
今日の行程、
上座(そうざ)9:45-10:01崩落地点-10:15高岩権現-10:37尾根取付10:47-10:56行政境界-11:12井樋ノ尾岳11:22-11:50 360m峰-12:02高岩権現-12:18林道/東照権現(昼食)12:46-13:18上座