2020年4月18日、晴。全国を対象に緊急事態宣言が出されたので、人との接触をひかえるため、19日に予定していた会の方との黒木、五家原岳、おたちね観音、中岳尾根、大モミの木の山行を中止にした。これからしばらくは人との接触を控え単独行で登ることにする。早速中止にしたルートを1日前倒しで行く。
8時30分、路肩に駐車して出発。大モミの木への渡渉点までは先日の水曜登山と同じ道だ。8時44分大モミの木の道標を左手に見送る。今日のルートはぐるり回って大モミの木からここに出てくるのだ。
すぐに丸太橋で沢を渡る。
なるべく人との接触避けるように他の登山者と間をあけて登る。3つ目の枝沢を渡り、
数分も登ると、9時12分、林道の切通に出る。
林道を道なりに登ると、9時23分、右上に白いガードレールを見る。ここを戻るように鋭角に右に折れ進む。
3分ほど歩くと、正面に滝を見て、林道は大きく右に曲がる。ここで林道を離れ、滝を右に見て山道に入る。
右下に沢の流れを見ながら進むと、
10分も歩かないうちに植林と雑木が混じったような樹林の中の歩きとなる。
9時40分枯れ沢を渡ると、
山道は緩やかな登りの柔らかな歩きやすい道となる。
登り上がると、五家原岳の標識を見る。
ここを左手の尾根に進めば、横峰越を経由しないで五家原岳に登る近道なのでこれを取る。
目の前の岩の右手を登り上がれば、しっかりとした踏み跡があるので尾根を外さぬようこれをたどればよい。
尾根にはシャクナゲを見るが蕾をつけていない。つけていても1蕾程度だ。今年は期待できないだろう。
と、諦め気分で登っていると、2,3ではあるが沢山蕾をつけている木がある。もう直ぐ開花しそうな蕾もある。
10時稜線の展望所に出る。
展望所からは、右手に中岳、その先に中岳尾根が左下の黒木の集落に向かって延びている。あの尾根を下るのだ。
10時5分横峰越からの縦走路に出合う。こちらの尾根に迷い込まぬよう木が横たえてある。風が強く吹き抜け、汗ばんだ体が冷たい。
10時20分、右手に岩壁を見て、ガレを登る。
10時35分、右手岩壁にクサリが架けられた岩場を登る。
ここを登ると山頂の電波塔が木々の間に覗くようになり、さらに数分も登ると、10時43分山頂電波塔下の階段に着く。
階段を登り、駐車場を抜けて、20段ほどの石段を上ると三角点のある山頂に10時45分着く。
風も強いからすぐに車道を仏の辻へと下る。車もめったに走らない車道なので、昼食のパンをかじりながら下る。仏の辻から車道を離れ、おたちね観音への道を取る。11時10分、水神池への分岐を右に見送り、
太いモミの木の目立つ林を抜けて、
11時25分おたちね観音に着く。
ここから、五家原岳、中岳の東側山腹をほぼ水平に進む。途中寄道して先週の土曜日はまだ白い蕾であった、山シャク群生地を覗くと、この一週間ですっかり満開だ。
12時32分、五家原岳から金泉寺の縦走路に出合う(おたちね分岐)。
ここから縦走路を五家原岳方向へ中岳手前の尾根取付きまで15分ほど登り返して、12時47分取付に着く。縦走者が迷い込まぬように木が横たえてある。
急坂のヤセ尾根を10分下ると、右手に植林を見て、中岳尾根の標高差200mの急勾配に入る。
数年前は目印も少なく左手の尾根に迷い込む人もいたらしい。が今は目印も豊富なので一気に転がるように下り、
13時8分急坂取付に着く。
ここからは狭い尾根を小さなアップダウンを繰返して下る。13時33分石積みを見て1分下り、大モミの木へと進む方向を南に変える。目印はしっかりしているから迷うことはない。
ここから10分下り、左下に大モミの木を13時44分見る。
大モミの木からは滑りやすい急坂の斜面を沢まで下り、朝方左下に見た渡渉点に13時58分着く。
五家原岳への登山道に出て、14時7分に駐車場所に着く。8時間弱の行程と見ていたが6時間弱の行程だった。昼食も休憩もまともに取らなかったからこんなもんだろう。
今日の行程、
駐車場所8:30-8:44大モミ分岐-9:12林道切通-9:26林道分岐-10:05縦走路出合-10:45五家原岳-11:25おたちね観音-12:32おたちね分岐-12:47尾根取付-13:08急坂取付-13:44大モミの木-13:58大モミ分岐-14:07駐車場所
余談:今まで歩行軌跡はGARMINを用いていたが、今回スマホのYAMAPを用いて取得して、これをカシミールに取り込んでみた。軌跡は滑らかだ。GPSの感度がいいのかな?一方スマホの欠点は電池持ちが悪い事だ。吾輩の3年前のスマホでは7時間ぐらいの山行が記録の限度だ、日帰り向きだね。(機内モード、WIFIオフ)。