2024年1月28日、曇のち晴。この寒波で難所ヶ岳の大ツララを観に行く予定であったが、宇美町は午前中雨のようなので、急遽変更して雲仙霧氷山歩に変更。この1週間で3度目の雲仙だが全く飽きず。家を出る時は小雨であったが、天気予報通り雲仙に着く頃にはほとんど上がる。池の原駐車場に行く道路は今日も通行止め。早いから躊躇なくゴルフ場から歩く。出発から我がGPSは不調で記録が取れず、山友の軌跡を頂いた。
8時40分ゴルフ場を出発。雪は少なくなっていたが、踏み固められた雪が凍結していると滑ると思いチェーンスパイクと風も少しあるから合羽の上下と完全装備。2合目を過ぎて、妙見駐車場に9時4分着く。
仁田峠への遊歩道は踏み固められた雪が残っている。山歩続きで少し体が重いが歩いているうちにほぐれて来るだろうとゆっくり登る。9時43分仁田峠にまずは着いた。雪は降っていないが風強く、ガスってる。気温マイナス2度だが寒い。早々に抜ける。
まずは右回りで妙見岳を目指す。20分ほど登り風が当たる斜面に出たとたん霧氷が観られるようになる。
さらに登って行くと、残った雪に霧氷がついている団子霧氷。
途中から山友に引っ張てもらい10時22分妙見駅に着いた。まずは一安心。
団子霧氷が正月の繭玉飾りに見える。
妙見神社へと向かう途中でお腹が軽くなるようなスーとした気持ちになって来た。どうやら朝から食べ過ぎたものがこなれてきたようだ。
展望台下のおみくじ場から眺める普賢岳。青空も見えたりして回復基調だ。
解けかけた霧氷の上にまた霧氷がついたような感じだ。
10時35分妙見神社に着く。「また来たかお前」と云われそうだ。
霧氷トンネルを造形する木々に付く霧氷が肥満気味だ。
稜線に出て、流れる雲に見え隠れする国見岳。
連日風にさらされ大きくなったエビの尻尾。小枝のものは雪の塊だ
積もった雪の雫がツララを作っている。
国見分れへと進んで行くと、雲の切れ間から山が見える頻度が増す。
11時国見分れに着いて、国見岳へと進むと、雪の重みで木々が通せんぼ。這わないと通り抜けできない。合羽の上下、防風雪で正解。
通り抜けて眺める国見岳への登り。
登りから眺める妙見岳への稜線。
11時10分国見岳に着く。気温マイナス5度。
江丸岳は望めるが、普賢岳は雲に包まれた。11時25分国見分れに戻り、
踏み固められて凍った急坂を下り、11時36分鬼人谷口へ着く。鬼人谷に霧氷は観られない。
鳩穴分れへと進み間もなくツララ。一昨日より太く成長。
鳩穴分れのには吾輩好みの繊細な霧氷は観られず。
12時3分北の風穴に着いて、見下ろす有明海。朝から冷たかった足のつま先がようやく暖かになって来た。
12時8分鳩穴分れに着き、立岩の峰へ。
山友に引っ張っていただき何とか急坂を登り上がる。
雪が解けている所は岩の間から暖気が出ている所だ。こんな所が道々沢山ある。雪が解けているから直ぐ分かる。
雲がかかれば雪になるであろう山頂部は雪が深い。
12時21分立岩の峰に着く。好天が続いたので真っ白とはならず。
展望台へと登り、陽が射すのを暫く待って、待望の少しばかり白銀の景色。普賢岳は右のピークだ。
左普賢岳、右国見岳。
鞍部に下って登り返して、
12時47分霧氷沢に着く。
普賢岳へと進む道は雪と霧氷のちゃんぽんだ。
青空に霧氷がやはり映える。満開の桜のようだ。
12時57分普賢岳に着けば、3度目の正直で大展望だ。風もあまりないから山頂に留まれる。
右下に見える一筋の道は、あざみ谷から仁田峠へと登り返す道だ。雪が残っている時にははっきり見える。
この先はひたすら下るだけだ。13時20分、紅葉茶屋。枝に積もった雪は見られるが霧氷は無い。
13時35分あざみ谷。雪は残るが、枝に雪は無い。
陽当たりの良い所でも雪が残っているのは、ぬかるみを歩かずに済むので有難い。
13時54分普賢神社まで戻ると、雪も解け地面も現れ始めた。
今日もありがとうございました。
14時1分仁田峠に下れば、妙見岳南面には雪も霧氷も見られな。気温はマイナス0.5度、風も穏やか。
踏み固められた雪が残っているので安全のためアイゼン付けて池の原妙見駐車場まで下る。その先はほとんど雪は解けて消えている。
ゴルフ場に下り眺める妙見岳山頂部西側は夕陽に輝く。
14時43分下山。3度目の正直で霧氷の雲仙3座完歩できた。引っ張ってくれた山友に感謝。早朝の雨も結果オーライ。朝の食べ過ぎから昼食は下山後取る。
今日の行程、
ゴルフ場8:40-9:04妙見P9:08-9:43仁田峠9:50-10:22妙見駅10:28-10:35妙見神社-11:00国見分れ-11:10国見岳-11:36鬼人谷口-12:08鳩穴分れ-12:22立岩の峰12:31-12:57普賢岳13:04-13:20紅葉茶屋-13:35あざみ谷-13:57仁田峠14:02-14:24妙見P-14:43ゴルフ場。