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登山と車旅

長崎の山 2020.01.05 七高山巡り

2020年1月5日、晴。今日は西表島横断トレッキング参加者と長崎七高山巡り(注:後述)で訓練だ。歩行距離も西表島の20kmとほぼ同じ18kmの行程だ。目標時間7時間半で完歩。
ルートは、長崎駅から金比羅山、七面山、烽火山、秋葉山、豊前坊、英彦山(長崎では彦山)、愛宕山、風頭山、若宮神社、長崎駅の右回りで巡る。標高400mほどの主要3座、金比羅山、烽火山、英彦山で大きく3回のアップダウンを繰返す18kmの行程だ。


朝、8時前に長崎駅に着く。


8時2分、8名で長崎駅を出発。高架広場を抜け筑後町に入り、聖福寺前を通り、

石畳の道を歴史文化博物館に突き当たるまで行く。




博物館のT字路を左折し、坂道を立山グラウンドを目指し北上。



 
しばらく坂道を登ると、8時24分斜面都市ならではの歩行者用リフトが出てくる。長崎名物階段の始まりだ。階段道は途中で行止まりとなるから注意して選ばないと。

8時35分車道に出る。目の前の階段が立山グラウンドへの登り口だ。

ここまで登ると長崎市街が見下ろせる。坂の街だから民家の上も駐車場に活用だ。


8時45分立山グラウンドを通り抜け、

金刀比羅神社の鳥居の前に出る。ここが表参道なのだろう。


金刀比羅神社を目指して進むとすぐにこの人波だ。えーーこんなに大勢登れば山が崩れるぞー!ここがバスの終点だからだろう。

この人波に飲まれたら先に進めなくなるぞ。先を急ごう。でも人、人、人だ。長崎中の山の会が集まったようだ。






8時59分、金刀比羅神社に着く。お参りを済ませ先に進む。

神社を抜けると、ドンク岩を眺める草原に出る。ようやく人混みを抜けたようだ。

ドンク岩から林の道に入り、金比羅山を目指す。徐々に石段の登りは傾斜を増す。



目の前が明るくなると、9時19分金比羅山に着く。また人、人、人だ。

晴れわたり眺めは良い。南東に、これから向かう烽火山と英彦山。眼下に西山ダム。ここからダムまで下り烽火山へ登り返すのだ。

北に帆場岳、右端山並の上に霞むのは矢上普賢岳、行仙岳だろうか。

西に稲佐山、岩屋山だ。5分ほど留まり先を急ぐ。

ここからの下りは急坂だ。40人、10人と云った団体さんで先に進めない。それでも声をかけて道を譲っていただき先に進む。


室生蜜寺への分岐を右にとり(うっかりすると行きすぎる)、


9時45分室生蜜寺に着く。集団の前に出たようだ。

蜜寺から車道に下り、


西山ダムを渡り、


片淵近隣公園への登りに入る。ここから烽火山まで登りが続く。

途中から、先ほど登ってきた金比羅山を眺める。ここからの眺めは鈍頂だが、風頭から眺めると変わった眺めとなる。

10時5分公園に着く。野球少年が大勢練習している。

公園からは女神大橋方面に開けている。


公園を右回りに半周して、七面山への道に入る。ここの取付きは分かりずらい。


七面山へ行く竹林の道を吾輩は気に入っている。


取付きから10分も歩くと、右下に下る道標を見る。ここも見落とさずに右下に下ろう。

沢まで下るとこんなところに着く。

ここから七面山妙光寺まで石段の登りとなる。



石段を上り終えると、10時29分七面山妙光寺に着く。ザックを降ろし小休止。


10時36分、妙光寺を右手の艮(うしとら)神社側に進むと、烽火山への道標みて、

ロープが張られた個所もあるきつーい登りを烽火山まで登る。

烽火山手前で仏舎利塔を経て登るルートと合流する。


最後の急坂を登ると、

11時7分、長崎港を見下ろす烽火山の頂だ。下りに備え10分弱の大休止。

11時15分、次の秋葉大権現を目指し、急坂を下る。


下ること20分、11時36分秋葉大権現に着く。

11時50分本河内ダム脇の妙相寺に下り、本河内高部ダム下の公園に11時57分に着く。午前の部終了、12時20分まで昼食休憩。


12時20分出発、午後の部は豊前坊からだ。公園には続々と七高山巡りの団体が到着する。

公園から眺める豊前坊と英彦山。(昨年のもの)

本河内の住宅街を通る豊前坊への登りは、鳥居手前から適当に階段を登り行き止まりで引返す。5分ロス、キツカッタ。それでも鳥居から登らず適当に住宅街を登り何とか正規の登山道に合流。住宅街上部から烽火山を望む。


住宅街を抜けて、12時50分豊前坊登山口に取付く。


お気に入りの竹林を抜けて、

岩倉大明神の前を通り、

神社の参道の雰囲気が漂う石段の登りに入る。

豊前坊の手前で三叉路に出る。左豊前坊下部霊場、右豊前坊。初めての方もいるので、往復数分だから岩壁に囲まれた霊場に寄道しよう。


三叉路に戻り。右手に形の良い灯篭を見ながら、キツイキツイ石段の登りが始まる。


長ーい石段を上り、


飯盛神社の鳥居をくぐり、


更に石段を上り、


13時14分、豊前坊に到着。境内には老木のフジとモミジがある。

鳥居まで下り、左に折れて主要3座目の英彦山に向かう。数分もしないで、左に豊前坊の鳥居、右に工房を見る。この間の道を抜けて英彦山に向かうのだ。最初の時は鳥居をくぐって下ってしまって戻った。


工房の前(写真では左)を通過するとすぐに、英彦山の鳥居が目に入る。離れて見ると分かりずらい。

竹林、樹林と英彦山の山腹を巻くように登り、

ここが本日の胸突き八丁で、頑張りどころです。


英彦山から北東に延びる尾根が見えました、山頂はもう直ぐですよ。

尾根に出て1,2分で英彦山神社の階段下に出る。

階段を登り、13時37分英彦山最高点に着く。英彦山の三角点は200mほど南に下ったところにある。

ここからは、愛宕山のわずかな登りを除けば下るだけだ。神社から50mも下った左手に露岩の展望台があり、田手原集落や、茂木港が見下ろせる。

更に下ると英彦山三角点に着く。今度は右手に2,30mほど下ると、やはり露岩の展望台があり、長崎市街が俯瞰できる。これから登るというか目指す愛宕山、風頭山も見下ろす高さだ。

登山道に戻り、愛宕山を目指してひたすら下ると、舗装された小道に出て、右に下る。


昨年までの登山道は100mも下らぬうちに、左手の灌木帯に入るのだが、入口に竹が横たえてあり、どうやら通行止めの印のようだ。すぐ後ろに続いた登山者に確認すれば、途中が崩落しているらしい。少し先から下る道があるという。200mもさらに下ると竹林に赤いテープがある。


竹林の中を左に回るように進むと、通行止めの道と合流して、14時10分大明神に着く。英彦山からはもっと長いと思ったが意外に早く着いた。


目の前に愛宕山だ。

一旦車道に出て、下りに慣れた筋肉を登りに変えながら、住宅街の急な階段を登る。最後の踏ん張りです。


愛宕山への石段にさしかかり、Yさんがトップに立ち我等を牽引。しっかりした足取りで心強ね!

14時37分愛宕神社に到着。もう登りは有りません。ヤッター!!足がプルプル震えますと云いながら、涼しい顔で登っていたTさん、Uさんもすごいですね。誰も弱音を吐かず、ここまで完歩したのは重ね重ねすごいですね!!

神社の階段を注意しながら下り、風頭山へ。


愛宕神社を下り、住宅街の上からは下ってきた英彦山、


午前の部の金比羅山、烽火山。ここから眺める金比羅山は形がいいね。

風頭公園に到着して、

右手に登れば風頭山だ。15時2分本日の目標全山終了。

昨年と違って今年は風もなく晴れわたって暖かで眺めもいいね。
先ずは愛宕山、

烽火山(左)、英彦山(右)

朝の金比羅山

風頭山の竜馬像へ。


600mほど先の最後の若宮稲荷に15時20分に着く。

ここからは寺町を抜けて、深崇寺に下り、15時54分長崎駅に着く。久しぶりの7時間超えだ。全員何事もなく完歩、西表島横断トレッキングも完歩だ。


七高山巡りの行程、
長崎駅8:02-8:59金刀比羅神社-9:19金比羅山9:23-9:45室生蜜寺-10:05片淵近隣公園-10:29七面山妙光寺10:36-11:07烽火山11:15-11:36秋葉大権現-11:57本河内公園(昼食)12:20-13:14豊前坊13:19-13:37英彦山13:41-14:10大明神-14:37愛宕山14:41-15:02風頭山-15:20若宮稲荷-15:54長崎駅

余談:スタートはゆっくり歩きだしたつもりでしたが、恐らく博物館からの登りがそのままのペースで歩いてしまったから、速かったのでしょう。すみませんでした。

(注)長崎七高山巡り: 江戸時代、長崎では正月の2日から15日頃までの間に市
街を囲む七つの山をわらじ履きで1日かけて巡拝するならわしがあった。その名も七高山巡り(しちこうさんめぐり)。七つの山とは、金比羅山(こんぴらさん)、七面山(しちめんさん)、烽火山(ほうかざん)、秋葉山(あきばやま)、豊前坊(ぶぜんぼう)、彦山、愛宕山(あたごやま)のこと。愛宕山の代わりに岩屋山に登ってもいいとされている。現在は七面山の代わりに風頭山(かざかしらやま)に登る人が多い。
吾輩が思うに、山には寺社仏閣があり七高山巡りとは寺、神社を巡ることなのだろう。金刀比羅神社、七面山妙光寺、烽火山は何かな?、秋葉大権現、飯盛神社、英彦山神社、愛宕神社と。山巡りか神仏巡りか、どちらが先かわからぬが。山があってそこに神仏を祀るから詣でる。ただ単に山を巡らないだろうと思うけど。

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