2021年12月4日、土曜日、晴。一週間前のレスキュー訓練の際に有田馬の背を歩きたい方々に誘われて再び訪れる。丁度一月前の同じ日に登っている。
有田分庁舎の駐車場に車を置かせていただき9時10分出発。駐車場から蓮花石山がよく見えますね。
有田駅の裏から椎谷神社の道に入ると、民家の屋根の先に有田ジャンダルム(三角点195.8)の頭が見える。すぐそこだ。
椎谷神社に9時25分に着いて境内を右に進む。
境内の左山腹に道標らしいものが見える。よく見るとジャンダルムへとある。これを登れば前回登った道(青線)にジャンダルム手前で合流するのだろう。
登って行くうちにどうも違うような気がする。何となく北ピークに向かって登っているようだ。もう戻るのは嫌だ。それならそれで北ピークからジャンダルムを往復すればよい。前回の道より登りやすい。最近下草が刈られているようだ。
こちらの道からは、こんな岩峰も目の前に見える。
神社から登り始めて10分、岩場が出てきた。
さらに5分も登ると、岩尾根に鉄棒が埋め込まれた斜面が出てきた。不安がよぎるね。
登り上がると目の前が北ピークだ、9時42分。え!もう北ピーク。
左手に、黒髪山山系が輝いていい眺めだね。
振返れば、有田駅周辺が眼下に広がり、高度感があるね。この眺めに皆さんの笑顔もいいね。
景色を暫く堪能して、いざ馬の背に。先のピークが有田ジャンダルムだ。西風(右側から)が結構強い。
歩き始めて吾輩はすぐに帽子を飛ばされる。フリースなので舞う様に馬の背の斜面に消えてゆく。皆さん慎重に歩いています。
中間を過ぎるともう余裕です。
9時55分有田ジャンダルム(三角点)に着く。
さらに100mほど先のほうまで進み、椎谷神社への下山口を見て戻る。
下山口から眺める蓮花石山(左)と金山岳(右)。左の尾根が蓮華石山の登山道。
下山口から眺める有田ジャンダルム。
三角点に戻り、再び恐怖の馬の背。強者には2度美味しい思いだ。
出足はやや急でザレているので要注意だ。
もう余裕で歩いていますね。
10時20分再び北ピークに戻り、八坂神社に向かう尾根に。親方はウキウキポーズです。後方馬の背。
こちらの尾根もそれなりにスリルがあります。
10時41分八坂神社への下降地点に着くと、前回見た頼りない虎ロープは心強い太いロープに新調されていた。
親方は10mほどの懸垂下降に、先週のレスキュー訓練が生かせて大満足。
さらに下の滑り易かった林の急斜面には、ロープが新設されていた。ありがとうございます。
10時50分八坂神社に無事下山。Uさんは神社に御礼のお参り。
予定より一時間早く行動しているから、蓮華石山まで行って昼食にしようと登山口の金比羅社に向かう。蓮華石山へは、40分間ほとんど階段登りできついです。
今歩いてきた馬の背や、
黒髪山系の景色を眺め、休みを入れますがやはりきついです。
11時44分蓮華石山の山頂に着き昼食。昼食後向かうは指呼の間にある金山岳。
ところが蓮華石山からの下りが、これが転がり落ちるような斜面なのだ。手に負えないような斜面なら途中で戻ろうと云いながら下り始めると、虎ロープが急斜面に張ってあり、何とか数十m続く急斜面を木にも掴まりながら下り終える。
こちらの山は林に覆われているが、一皮むけば馬の背と似たような地質ではなかろうか。シダで覆われた山肌や、
根こそぎはがされた地面は岩のようで、ここも雨で浸食されれば岩尾根だね。
鞍部を過ぎて金山岳への最後の登りも、鍛えられる急勾配の直登だ。
12時35分三角点のある金山岳山頂に着く。もう少しかかるかと思ったが意外と早く着いた。
往路を戻り、あの急勾配を登り返し、蓮華石山に13時4分戻る。
山頂からは大村湾が見えましたね。今度は年寄りの膝にこたえる長い階段下りだ。下り終えて金比羅社に参りし、登山口で車道に出て、白壁の目立つ有田の町並みを眺めながら、駐車場に13時58分戻る。駐車場ありがとうございました。有田ジャンダルム、名前はいいが本物のジャンダルムがかわいそうだね。
今日の行程、
有田分庁舎駐車場9:10-9:25椎谷神社-9:42北ピーク-9:54有田ジャンダルム-10:20北ピーク-10:41下降点-10:50八坂神社-11:02登山口(金比羅社下)-11:44蓮華石山(昼食)12:10-12:35金山岳12:40-13:04蓮華石山13:12-13:35金比羅社-13:58駐車場