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登山と車旅

雲仙の山 2023.04.08-09 春のロングトレイル(牧場の里あづまから雲仙岳)

2023年4月8,9日、土日、晴。春のロングトレイルは牧場の里あづま(万里の長城)から鉢巻山、吾妻岳、九千部岳、国見岳、普賢岳、妙見岳を歩いて雲仙仁田峠までだ。そして2日目は仁田峠から逆ルートで万里の長城に戻る予定だ。1日目は昨年と同じルートで累積標高2100mだ。

一日目(8日)、5時53分牧場の里を出発。日は昇っているのであろうが、山蔭の万里の長城には日が差してこない。

6時30分、鉢巻山まで400m地点まで登って来たが未だ日差さず。
6時48分、山頂まで100m地点の展望岩から猿葉山・千々石方面と多良山系を眺める。空気が澄んでいる。
6時55分一つ目のピーク鉢巻山に着く。

吾妻岳との鞍部に下り登り返して、8時42分吾妻岳の展望岩に着くと、風も強いせいか長崎半島の先の方まで望める空気の澄みようだ。右は今登って下った鉢巻山だ。

そして8時52分吾妻岳に着く。鉢巻山、吾妻岳共に樹木に覆われ展望は無い。

山頂から僅か下った所の展望岩から、眼下に田代原の牧場とこれから登る九千部岳尾根(右)と雲仙岳が望める。

9時24分田代原に下り見上げる九千部岳。
9時42分、九千部岳登山口。山頂まで1700m、長い登りが続く頑張ろう。
10時14分山頂まで1000m。
10時40分、山頂まで500mだ。もうカメさんの歩みだ。と思っていたが昨年6月に登った時とこの間の所要時間は全く同じだ。
そして山頂台地に出て展望岩からの景色を眺めたりしながら歩いて、強い風が吹く九千部岳山頂に11時15分着く。
あたりを見渡すと、なんとヒカゲツツジが咲いている。疲れが飛びますね。

そしてこんな花も。何でしょうか?
これから登る雲仙もくっきり。これほどの雲仙が見られるのはめったにないことだ。
山頂を後にして下り始めると、余裕も出て来てヒカゲツツジが目に入るようになる。
国道手前の200mの所に12時15分着いて昼食タイム。12時43分国道に出て、

車道を歩いて、12時57分第2吹越に着く。90分ほどで稜線まで上ればよいだろうとカメさんの歩みでゆっくりと。イヤもうゆっくりにしか足が出ない。

休むときつくなるから登り続けて14時4分稜線に出た。これから雲仙3座の周回が残るが、稜線まで登ってこられたので気持ちは楽だ。最初の予定ではここから妙見岳ピストンで国見岳であったが、国見岳から回ることにした。

稜線からの眺めは今までの疲れを半分くらい飛ばしてくれた。青空に映える普賢岳、何時もはボンヤリとしか見えない天草もくっきりだ。

14時20分国見分れに着いて、
国見岳の登りから眺める妙見岳。
14時33分国見岳に着いて、これから向かう江丸岳への尾根と普賢岳の眺め。気温4度、風もあるが、寒さは感じない。
急勾配の尾根を下り、北の風穴に登り上がるとツララだ。雫も落ちていないからここは冷えているのだ。

先に進むとオオヤマレンゲがしっかりと芽吹いている。
15時39分鳩穴分れに着くと、
朝から登って来た、鉢巻山、吾妻岳、九千部岳が一望できる。
僅かの間頑張ればいいのだと叱咤して急勾配を登り15時57分立岩の峰に着く。まだ日射しがあるので風があっても寒くは無い。
16時10分霧氷沢に着くと、あたりのヒカゲツツジは準備中だ。
16時25分、普賢岳に着くと山頂は遮るものはなく風を受け、暫くいるだけで体が冷えてしまう。
国見岳も妙見岳も西日の影で、眺めているだけでも寒々としてくる。
紅葉茶屋に下り、これが最後の登りだと云い聞かせて、国見分れに急勾配を登り返し、第二吹越への下り口を再び通過して、17時33分妙見神社に着く。ここから先はもう下りだけだ。何とか完歩で来たね。
妙見駅から仁田峠を見下ろせば、駐車場に観光客の車は無くガランとしている。
西日も目の高さだ。
18時3分仁田峠に下山。ガラーン!
日没後眺める諫早方向の夜景。明かりが少なくさみしーい。

2日目(9日)、仁田峠の気温2.7度。今日はアザミ谷から普賢岳、立岩の峰と歩きたいが逆走になるので、紅葉茶屋から北の風穴、立岩の峰と歩いて雲仙3座を回ってから第二吹越に下る予定だ。その先のルートは体力、気力しだいだ。5時53分出発。ロープウェイ駅まで来ると陽が昇ったばかりだ。

6時25分アザミ谷、
6時46分紅葉茶屋。
ここから普賢岳に登り、左回りで立岩の峰に出たいのだが、一方通行があるのでやむなく風穴から右回りで普賢岳へ。何で一方通行なのかいまだに解せない。この早朝山に人はほとんどいないのだ。7時19分北の風穴に着くとツララは昨日と変化なし。
7時25分鳩穴分れに着いて、朝日を受けて映える国見岳、九千部岳、吾妻岳、鉢巻山。
まだ歩き始めて2時間と経っていないが、やはり立岩の峰への登りは僅かとは云えきついのだ。登り上がると立派な霜柱だ。
7時41分立岩の峰に着くと昨日は強風で1本しか見えなかった噴気が、今日は無風なので何本も見える。

8時17分普賢岳に着くと、標石の下の水たまりが凍ている。一方朝日を受ければ動いた体は汗ばむ。
国見岳、稜線、妙見岳は朝日に輝く。昨日と比べると青さが少ない。
紅葉茶屋に下り、登り返して9時2分国見分れに着く。9時17分国見岳に着いて、温度計を見れば朝日を受けて7度。

国見岳中腹から眺める稜線と妙見岳。
ロープウェイが動き出して登山者が国見岳まで登って来た。

第二吹越の下り口を見送り、妙見神社まで往復して戻る。
10時2分第二吹越下り口に戻り、長い急勾配の下りが始まる。10時51分第二吹越へ着いて昼食。この先今日は往路とは別ルートを歩こうと、楽を決め込む理由とした。九千部岳へは登らずに牧場へ下るのだ。
国道をしばらく下って、九千部岳への道に入る。国道を下っている間に気力が回復して早くも気変わりして九千部岳へ登ろう。
11時57分、牧場と九千部岳の分岐に着いて硬い意志は変わらず(笑い)九千部岳へ。
上がらぬ足を何とか持ち上げて、カメの歩みよりさらに遅く、12時25分山頂に着く。
雲仙の眺めは昨日の方が心持くっきりしていたね。
猿葉山の眺めも然り。
一方ヒカゲツツジは昨日より勢いが増したようだ。
往路では登るのに必死で足元ばかり見ていて気が付かなかったが、ヒカゲツツジあちこちで咲いていたんだ。ヒカゲツツジとミヤマキリシマのコラボ。
下りは登りより楽だが足の裏には堪えるね。13時46分田代原に下り休憩。もう吾妻岳に登り返す気力は失せた。九州自然歩道で戻ろう。
九州自然歩道から眺める九千部岳。
自然歩道の途中は結構荒れていて本当に自然な歩道だ。
1時間半歩いて、15時33分牧場の里あづま(万里の長城)に下山。良く歩きました。2日目の累積標高1050m、1日目の半分だ。ヘロヘロになりながらも何とか歩けて満足。田代原で水が補給できると考えていたが、水道をひねっても出てこないガックリ。キャンプ場のオープンが5月からだからか。

今回の行程、
(1日目)牧場の里あづま5:53-6:55鉢巻山-8:52吾妻岳-9:24田代原9:35-11:15九千部岳-(昼食0:20)-12:47第二吹越-14:04稜線-14:33国見岳-(江丸鞍部経由)-15:57立岩の峰-16:25普賢岳-17:33妙見神社-18:03仁田峠
(2日目)仁田峠5:53-6:46紅葉茶屋-7:41立岩の峰-8:17普賢岳-紅葉茶屋ー国見分れ-9:17国見岳(ピストン)-国見分れ-下り口-9:50妙見神社(ピストン)-10:02下り口-10:51第二吹越(昼食)11:06-12:25九千部岳-13:46田代原14:02-九州自然歩道-15:33牧場の里あづま



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