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登山と車旅

多良山系 2021.03.03 多良岳横断林道 しゃくなげ高原 檜山 (ひのきやま)

2021年3月3日、水曜日、晴。多良岳横断林道の崩壊ヶ所の様子を見てから、新しいルートを探してみようと、白木峰側から多良岳横断林道を金泉寺に向かう。小松尾公園の手前で崩壊ヶ所があり通行止めとの情報は聞いているが、昨年の大雨以降初めて走る。

山犬谷橋を渡った、200mほど先の所が崩落で通行止めだ。

橋を渡った先の道幅の広い所に車を止めて9時17分出発。すぐに崩落個所だ。
長さ20mほど、山側から崩れている。土石止めの壁も壊れている。谷側も崩れている。


崩落現場から5分も歩かずに、小松尾公園に着いて、金泉寺に向かう。
この日は昼は暖かくなるだろうと薄着で出かけて来た。登山道に入ると強い北風でレインウェアを着込んでいても、体は冷えるし、耳の穴は痛くなるし、手も冷えてくる。登っているうちに温まるだろうと我慢するが、いっこうに温まらないので中腹まで登ったところで、登る気が失せて戻る。10時過ぎに車に戻り、しゃくなげ高原まで来たところで、806の三角点を探しに行こうと思い付く。何時もここは通り過ぎるばかりで、初めての散策だ。
先ずは、山側の植栽の山腹を登り三角点へ。

5分も登らずに、四等三角点(点名:檜山、ひのきやま)に着く。石楠花の植栽は山頂までされている。高木は間引きされているが展望はイマイチだ。
横断道に戻ると、植栽作業者がいて、反対側の山の尾根は石楠花の自然木があると云うのでこちらも散策。

遊歩道に入るとすぐに、左手に山腹を登るような道があるが、遊歩道を進む。
なだらかに登る遊歩道の周りには自然木の石楠花が群生している。
数分も歩くと773を目の前に見る。この辺りはほとんど植栽の石楠花だ。
目の前の773まで登ると、今から新たな石楠花を植えようとしているところだ。
これらの苗木は自然木から分けて育てたものだから自然木と同じだそうだ。
773から先へも道はあるようだ。鳥屋岳までははっきりした尾根があるので気がそそられるが、今日は展望岩に向かってみよう。
展望岩に向かう道は自然木の石楠花だ。
ピークに着くと間伐されており、木々の間に多良岳が望める。
さらに先へと進むと露岩を見る。
露岩手前から左下に下る道があり、ロープが張られている。おそらく登る時に左手に見た道らしきところに通じるのだろう。

露岩を乗越え先にさらに進むと、大きな露岩が現れる。先まで進むと低いながらも岩峰のようで遮るものがない。
多良岳から山茶花高原までの山並みが一望だ。良い眺めだ。経ヶ岳から眺めると一ノ宮は黒木に隠れてしまうのだ。

右中央の山が先ほど登った檜山だ。
檜山の左奥が電波塔ですぐ分かる五家原岳。左は仏の辻だろう。
ロープの道を下ること僅かで、駐車場所に戻る。おおよそ1時間の散策であった。石楠花の時期にまた来よう。その後、時間もあるから、多良岳横断林道を南川内まで走れることを確認した。
途中、林道沿いに有る600.2の四等三角点(点名:大山、おおやま)を草をかき分け、倒れた柱を立てて確認。
金泉寺には行けなかったが、いい景色を眺めさせてもらいまた。
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