2024年9月28日、土曜日、晴。9月末だと云うのにこうも暑ければ山歩に行くのも考えてしまうが、体がなまるので久しぶりに多良見の里山に左回りで出かける。
9時30分出発。表に出ればわずかに風があり家の中より涼しく感じる。それでももう30度は超えているだろう。中央の山が虚空蔵山だ。約2時間ほどで行ける。海は少し波がある程度で凪いでいる。
道端の花壇に色とりどりの花が。
線路を渡って、
国道に出るのに、段々畑の坂道を柿やミカンを眺めながら登る。
ミカンを運ぶモノレールが出ている。
木床の港ではペーロンの準備が。そのうちに勇ましい掛け声と鐘の音が聞こえる。20人ぐらいで漕いでいるのだろうか。以前住んでいた所でもペーロンがあったが、きつそうなので仕事を理由に遠慮した。ペーロンは田舎集落ごとの競争というより戦いだ。
一時間ほどでのぞみ会館まで登ると、国道の山側に花が。
これは数mmの花の集まりで、一つ一つが繊細でいい。
国道からミカン畑の農道へ入ると、金柵に這うツルに黄色い花は何だろう。
ゴーヤの花ですね。
熟したゴーヤ。
これはナスの花。
ミカン畑の土手に曼殊沙華が咲き始めた。
良く観れば曼殊沙華は数本の花が集まって花火みたいに咲いているのを初めて知った。
161のポイントまで来ると、右の林にすんなり入って歩けそうなので、虚空蔵山へ近道を試みる。
林の中は道の様ですね。
倒木が目立つ植林を抜けて、見覚えのあるはっきりした尾根に出て、
11時36分虚空蔵山に着く。
眺めはお決まりで、南に東長崎の普賢岳・行仙岳。左は井樋ノ尾岳。
祠の裏に回って、北に弓なりの風景とその先に長崎空港。
ここから車道を1㎞ほど歩いて、12時展望台へ着く。
この暑さで秋空の澄んだ眺めは無くなり、多良山系の山々は霞む。
車道を歩いて中里の集落まで下って来ると、畑に咲くのは何の花。
そして別の畑に白い花。近づいてみれば綿花が栽培されている。右下の白いのは綿の塊だ。これも新しい発見ですね。4時間半ほどの里山歩きを楽しんで戻る頃には、9割以上が舗装道の里山歩きは足に応えました。