2002年10月12日、晴。夜行日帰りで会津駒ヶ岳に登る。前夜新宿22時30分発の尾瀬夜行日帰りツアーバスで向かう。尾瀬手前の檜枝岐村の道の駅で4時5分に降車。ヘッドランプを点けて登山口に向かう。
5時登山口に着く。ルートは登山口と会津駒、中門岳のピストンだ。
5時40分朝食をとっていると、ようやく稜線が明るくなる。
6時33分急登をこなし水場に着く。しばらく歩くと樹林の上に青空が広がるようになる。今日は好天気だ。
7時30分樹林の木々がまばらになると景色も広がり、高い木の左に日光白根山が一際目立つ。
稜線上に駒ノ小屋のとがった屋根が見えるようになる。
数少ない会津駒への登山者が前を行く。ほとんどが尾瀬に向かった。登山道は木道となる。
駒ノ小屋が大きく見えるまでに近づくと、
地糖も目立つようになり、その先には燧ケ岳と至仏山が望める。
8時駒ノ小屋に着く。会津駒の頂までもう少しだ。
木道が山頂に続く。
15分ほど登ると、駒ノ小屋、燧、至仏と左から並ぶ景色が見られる。
8時25分会津駒に着く。
際立って高い山ではないが、大展望だ(下山時撮影)。吾輩には緑に囲まれた心を和ませる山に思える。
中でも小屋と池が作る景色と、
中門岳に至る稜線の景色が吾輩のお気に入りだ。
男体山(右)が遠くに霞む。
中門岳に至る道は平坦な道で心地よい。
8時59分中門岳に着く。先客あり。
不思議に風が全くなく、地糖の水面は鏡のように、周りの景色を映す。標柱に「中門岳(この一帯を云う)」と刻まれている。
ここからの眺めは燧ケ岳と
平ヶ岳の眺めが良い。
昼を食べながらゆっくりした中門岳を後にして、往路を会津駒にゆったり登り返すように戻る。
会津駒に戻れば、多くの登山者で賑わう。見下ろす下山道は大きく左にカーブして稜線を行く。
小屋を過ぎて稜線から眺める紅葉はパッとしないが、
朝は暗闇で分からなかった樹林の中の紅葉は色鮮やかだ。
12時30分林道登山口に出る。帰りのバスまで時間がたっぷりあるから竜ノ門の滝を見に行く。滝は展望台からの遠望になる。近くには寄れない険しさがある。
国道登山口に13時40分下山。温泉に浸かり、帰りのバスを道の駅で待つ。山よし、景色よし、天気良しの山行であった。
会津駒ヶ岳の行程、
檜枝岐村道の駅4:05-4:35滝沢橋-5:00登山口-6:33水場-8:00駒ノ小屋-8:25会津駒ヶ岳-8:59中門岳(昼食)9:40-10:18会津駒-10:32小屋-11:30水場-12:30登山口ー13:00竜ノ門の滝-13:40国道登山口