2024年1月23日、火曜日、曇・小雪。待ちに待った寒波到来。起きて外を覗けば積雪無し。でも予定通り霧氷を期待して雲仙へ。千々石あたりまで来ると家々の屋根に薄っすらと雪が積もる。霧氷間違いなし。

ゴルフ場脇の道は一面雪。

池の原妙見駐車場に着けば閑散としている。気温マイナス5度。


10時25分、アイゼンは付けずに出発。路面は凍ていない。

この雪にも負けず夏エビネは頑張っている。

仁田峠近くまで登ると霧氷が観られるようになって来た。


11時3分仁田峠に出ると、雪が舞いあげられる風だ。

気温マイナス7.5度。登って来る間、全く寒さは感じなかったが。吹き抜ける風で一気に凍える。

足早に抜け、妙見岳を目指す。


峠から登りに入ると風向きの関係か寂しい霧氷であったが、15分ほど登るとしっかりとしたものが観られるようになる。

風当たりが強い所では太ったエビの尻尾も。時折陽が射すが続かない。積雪は1,2㎝と少ない。

11時31分何時も仁田峠を見下ろすところに着く。小雪は舞うが何とか駐車場は確認できる。

11時39分妙見駅に着く。吹き溜まりも浅く、昨夜から雪はさほど降ってなさそうだ。

妙見駅から仁田峠。

11時48分妙見神社に着いて、軽い昼食。


神社横枝は霧氷に包まれ砂糖菓子のようだ。

凍結対応のためチェーンスパイクを着けて11時58分出発。立派な時と比べると少し寂しい霧氷のトンネルだ。



稜線に出てもガスっていて景色はさっぱりだ。妙見岳の眺め、

見下ろすあざみ谷、

向かう方向に国見岳も見えない。

12時14分国見分れに着く。風の通り道なので丸々太ったエビの尻尾だ。時間も遅いのと何も見えないだろうから国見岳はパス。

国見分れの下りから眺める鬼人谷。

下りきると尻尾が少ない見事な霧氷。

12時24分鬼人谷口へ着いて、左に折れて鳩穴分れへ。

直ぐにツララ。小さいものばかりだ。太い残骸が下にあるので一度はつながったのが折れたのかな?

先に進んで行くと吾輩好みの繊細な霧氷が現れて来た。鬼人谷は風が強くないから繊細な霧氷が観られるのだ。



12時49分北の風穴。

12時53分鳩穴分れ。

急坂を数分登って、立岩の峰へ。


13時7分立岩の峰。青空のない立岩の峰は味気ない。


霧氷沢へ向かう鞍部は風を避けられるのか雪が溜まっていた。

13時22分霧氷沢に着く。これだけ霧氷が観られれば、霧氷沢は入口を覗くのみ。

山頂平坦部は標高も高いのか深い所では靴が埋まるほど雪が積もっていた。


13時36分普賢岳山頂に出ると別格の風が吹き抜け、小雪が目に入り目が開けていられないほどだ。眺望無し、五里霧中。

ご挨拶して早々に退散。指先が痛くなる。

普賢からの下りに入っても見事な霧氷は続く。

13時58分紅葉茶屋あたりまで下っても霧氷は観られる。晴れていればここまで下れば大概霧氷は無い。

あざみ谷へ10分ほど下ると、霧氷は観られなくなるが、雪はそれなりに積もっている。

14時13分あざみ谷へ着く頃には激しく雪が舞い始めた。

途中ぬかるむあたりも雪が一面覆う。

14時34分仁田峠に戻れば、吹き抜ける風は更に強くなっている。気温もマイナス8度と変わらずだ。

吹き溜まりも成長して膝まで埋まる。

風と雪は一日中変わらずじまいだったから、仁田峠からの下りに入っても上の方の霧氷はしっかり残っていた。

15時4分池の原に下山すれば、車は見ての通り。朝の足跡もすっかり消えるほど降っていたのだ。景色は無かったが今年初めての霧氷に少しばかり満足。

今日の軌跡。


別所ダム下まで下って来ると、急坂を登り切れずに立ち往生。ここでチェーン付けをしている。下の方は何とか登れてもこの先では融雪剤を撒いていたから凍結していたようだ。鹿児島ナンバーだったから雲仙が初めてなのだろう。
