柳田太郎図書館 図書No.71
菜根譚
今井宇三郎訳注
この手の書物を数多く読んでいませんが、今のところ強烈さは抜きん出ているという個人的感想。
書物と対話するという点において、この一冊でも一生かかるという点で、一冊の書物をあらゆる生命などと同化(洪自誠ですか。儒教的な教養ということもその作用を促すということにおいても)するとやはり、理解も同調も、批判も解離も難しいと思わせてくれる一冊。
万人が同じ考えであるのかないのか。不完全にしかならぬことと、不完全さをいきること。一つの基本的な考え方へ誘う。
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