私が住んでる大阪でお正月明けえべっさんと言うと、とても大きなお祭りです。特に"商売繁盛で笹持って来い"という掛け声で、今宮戎(いまみやえびす)神社は1月9,10,11日と、大賑わいになります。期間中、境内に入るとすぐに昨年頂いたお札や笹飾りを投げ込む大きな樽がいくつも置いてあり、その間を通って本殿にお詣りします。特に夕方以降や休みと重なった日は参詣者が余りにも多くて、身動き出来ないぐらいになるので、境内入り口で入場制限するほどです。本殿へのお詣りを済ませた参詣者は、本殿の両側にたくさん並ぶ売り場に行き、[福]を買って本殿横で配っている笹に付けるのです。お札の他、小さな鯛や打ち出の小槌、恵比寿大黒、宝船などです。そして、もう一つの楽しみは銅鑼を叩くこと。本殿の裏に直径1mぐらいの銅鑼が吊ってあり、それを叩いて、今年一年の強運をお願いするのです。「本殿にお詣りしたらそれで良いんじゃ無い?」というところですが、えべっさん は耳が悪くて聞こえにくいそうなので、こうやって銅鑼を叩き、「えべっさん頼んまっせ!」と、大声で口々にお願いするのです。
しかし、一年の間でこの三日間しか開帳しない銅鑼様(誰もドラ様とは言いませんが)が無い。銅鑼から感染が広がったみたいなことになると、大変だということなのでしょう。
昨年までのえべっさんの銅鑼叩き風景
今年のえべっさんの銅鑼叩けない風景
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