障害と英語と夢と

16歳で障害者になった40代主婦。
苦しみ続けた日々と人生を変えた独学英語について

英検1級 体験記 2回目 孤独との戦い

2016-10-11 11:07:19 | 英検関係
日曜日、英検がありましたね。

受験された方々に思いを馳せながら
私もこの3連休は計画通り学習を進めることが出来ました。(TOEIC勉ですが)

戦いを終えた人たちの感想は・・・
厳しかったみたいですね
「英検1級」、ほとんどの方が「難化」と感想を述べておられました。
くわばら、くわばら・・・


さて体験記です。

1回目の受験を終え、2回目受験の準備が始まりました。

6点足りなかったけど、ボコボコにやられたわけではない。

「頑張れば手に届くかもしれない」という希望。
そして「次は絶対取らなければいけない」というプレッシャー。

頭の中はもう英検だらけ。
すっかり英検に取りつかれた人間になっていました。






まず結果を分析しとんでもない結論に至ります。

1回目の結果↓



あと6点・・・。
「よし、語彙であと3点ほど取って、読解ももうちょっと頑張って2~3点とれればいけるな」
「リスニングはまぁ、この調子」
「作文も感覚をつかめた」

ほんとにアホな薄っぺらい勉強計画を立てることになりました。

そして、読解から逃げていた私は
まだ「TIME」「エコノミスト」「英字新聞」
などに手を付けずにいました。

そして

英検1級 長文読解問題120 (旺文社英検書)
クリエーター情報なし
旺文社


こういう問題集や過去問を解いて、やった気になっておりました。

今だから言えることは、英検1級の読解力をつけるためには
一日も早く問題集を離れて
実際の英語の読み物に取り組むべきということです。

その上で最後に問題集を解いて力試し。
結局これが一番の近道だと思います。

そして語彙。

ここで点数を稼ぐことが一番ラクに思えたので



これに加えて、以前ダウンロードしてほぼほったらかしになっていた



PASS単アプリも制覇を目指すことにしました。


このとき塾の仕事は週3回。
リハビリは土曜日に通院と日々の自主トレメニュー。
そして家事の合間を縫って勉強時間を捻出。

食料品などの買出しは3日分ほどまとめ買いしたり
外出は極力控え、まわりの友達にも勉強宣言していました。

結果、塾以外で家族の他にほとんど会話もしないという生活でした。

次第に孤独感が募っていきました。
明けても暮れても自分との戦いの日々。

英検1級レベルになるとやってもやってもブレークスルーどころか
まだまだ足りないと感じるばかりで、この頃が一番苦しかったです。


作文に関しては、自分のやり方で間違っていなかったと感じたので、
週1回1本書く程度でした。(車でエッセイのCDは聞いてインプットはしていました)


そして2回目の受験。





散々な結果が出ます。

1回目より確実に語彙力は増やしたし頑張った。

でも2点も下がっている。

そして、リスニング。

ボロボロ・・・。

PART2、PART4ほぼ全滅・・・。

前回よりまさかまさか7点も下がりました。
(それなりにやったのに・・・)

せめてもの救いは読解と作文で少し上がったこと。


自分の甘さと1級の壁の厚さを突きつけられました。


要するに1回目の語彙20点もリスニングも
まぐれ当たり、
ビギナーズラックでしか無かったのです。

それに本気でいい気になっていた自分の薄っぺらさ。

そして2回目はまぐれ当たりもゼロ。

自分の実力が浮き彫りとなったのでした。


さらに「絶対うからなければならない」というプレッシャーで
試験当日は余計な力が入り過ぎて
リスニングも吸収できないという
最悪な結果を招きました。


結局合格まで8点も足らないという結果を残した2回目。

悔しくて悔しくてたまりませんでしたが、
自分の足りないところにも気付けました。

そして試験翌日、解答速報で不合格を確認し
半泣きになりながらもその日から次の試験に向けて動き出しました。




修行は続くよどこまでも 笑

2016-10-06 10:53:43 | 英語学習
今週日曜日は英検、そしてその2週間後はTOEICですね。

去年の今頃の私・・・。

結構ボロボロでした・・・

英検1級挑戦2回目、「もう絶対失敗できない」
というプレッシャー。

あれもやらなきゃこれもやらなきゃ、焦りと不安。

勉強で疲れているのにベッドに入るとあれやこれやと
不安になり、眠ることすら出来なかったことを思い出します 


チャレンジャーの皆さん、何とか乗り切ってください!!


そしてあれから1年。
今の私はというと・・・。

これまた追い詰められています 笑


何に?

そうTOEICです。

先日、これで時間を計ってPART7を初めて解いてみた。


[新形式問題対応/音声DL付]TOEIC(R)テスト 非公式問題集 至高の400問
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アルク


塗り絵は避けたい。
とにかくスピードを意識して解くことを心がけました。

55分を制限時間としタイマーセット。

そしてまさかまさか
8つも問題を残しピピピーッ!!

え??? うそや・・・

何これ?最悪じゃないか・・・

こんなことでよく900越えの瞬間最大風速を宣言したものだと
一発強烈なパンチを食らいました ボコボコ・・・

今までまともにPART7の対策をしてこなかった私は、
リーディング対策は専らPART5。
(PART7は早く読めるようになったら解けるものと思っていた)

やっぱりストラテジーなしにリーディングのスコアアップは望めないと確信し、
またまたアマゾンでテキストをあれこれ検索。

レビューを見ながら検討し悩んだ結果
これを購入。


TOEIC(R)テスト 究極のゼミ Part 7 (別冊模試・DL特典付) (TOEICテスト 究極シリーズ)
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アルク


そして昨日一昨日と取り組み始めました。

何これ?簡単すぎない?・・・。

最近のPART7よりかなりシンプルな問題の数々に
不満がムクムクと出てきました。

でもまだ3分の1くらいしかやっていないし
とにかくやり続けよう。

この本1冊分PART7と向き合ったらきっと何かが変わるはず
と信じて続けます。


PART5対策はこれ。

新TOEICテスト 文法問題 でる1000問
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アスク


今は文法模試に突入。今日はセット7をやる予定です。
制限時間の15分以内に解けるものの
まだまだ間違えるところがあります。


そんなこんなでTOEICに数学に家事にリハビリに仕事にとやること満載で
今日もやっと晴れて最高にさわやかな秋晴れにもかかわらず
それをかみしめる余裕すらない自分 


一体何のためにやってるのか?


自分目標とはいえ、達成して何になる?


ただの自己満足?


思えばこの英語修行生活も、もう8年ほど続いているわけで。


でもそうは言いながらもきっと今の目標
TOEIC900達成してもしばらくしたらまた
次の目標を見つけあがき続けるんだろなと思います。


修行ロード、いつまで続くのやら。


考えてみれば世の中たくさんの人が修行ロードを歩んでいるわけで。

中3高3の受験生たちも日々葛藤しているし
闘病している人、仕事と向き合っている人。

頑張りたくても頑張れなかったり、何をしていいかわからなかったり。

人それぞれ形は違うけど
人生みんなそれぞれ色んなものに向き合いながら生きてるんですよね。

さ、そんなことで今日も頑張ろう!!


英検1級 体験記 1回目

2016-10-01 21:14:49 | 英検関係
いよいよ腹をくくり、挑戦の日々が始まりました

山登りを覚えたばかりの初心者が、いきなり富士山登頂を目指すような
そんなちょっと無謀な冒険だったと思います。


私の体験記は勉強法の参考にはならないと思いますので、
あくまで「番外編」ということで
楽しんでもらえたらと思います


人が何と言おうが、たとえ失敗しようが
私は「英検1級」
というタイトルがすごく欲しかった。

まぐれでもいいから受かって、自分の強みやアピールになるものが欲しかったんです。

英語力を付けるというより、肩書きが欲しかっただけだったのかもしれません。



まだ英検1級に挑戦するだけの英語力を備えていなかったため
だいぶ苦しみました。

そして、田舎なので良いスクールに通うという選択肢もなく、
完全独学、手探りでの挑戦となりました。


挑戦を始めたのが去年の3月の下旬。
まずは6月の試験まで出来る限りのことをやろうと決めました。

そして、1回挑戦してみてあまりにも無理そうなら
諦めるしかないかなと思っていました。


私なりに計画を立ててみました。


まず「語彙」
ここは英語力というより努力が物を言うところ。
私にはもってこいのセクションでした。

試験日まで毎日単語本と向き合いました。





すごく分厚く感じたし、これだけボリュームがあるなら
この本1冊全部覚えたら語彙は問題なし、と信じてました。
(実際は全然足りませんが 

準1級挑戦でやったように音声CDで発音を確認しながら
とにかく何セットもやりました。

料理をしながらもCDのみ流して聞いていました。

どうしても覚えられない単語はノートに書き出し
そのノートを何度も何度も眺めて頭に刷り込んでいきました。




とにかく自分は語彙で稼ぐしかないと思っていたので
ここは根性で乗り越えようと思いました。


次は「リスニング」


まずは過去問を解き、自分がどれだけの実力があるのか
試してみました。

案の定、PART2はボロボロで
10問中、3つ、4つしか正解できませんでした 

それでもとにかく「慣れだ」「数をこなせば聞けるようになるはずだ」と
過去問や英検1級の問題集を色々買い集めました。


2014年度版 英検1級 過去6回全問題集CD (旺文社英検書)
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旺文社



7日間完成 英検1級予想問題ドリル (旺文社英検書)
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旺文社



毎日ミニ模試英検1級
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テイエス企画


あと、このポッドキャストも隙間時間によく聞きました。


次は「長文」

一番苦手意識がありました。
たちまち試験まで3ヶ月もなく、時間をかけて多読や精読などやってられない。
(というかやりたくない

とにかく過去問。
過去問を解きまくって何とかしよう、と
英検1級の読解問題を完全にナメていました。

でもこのときの私はまぐれでも受かれば良かったし
TIMEやエコノミストや洋書など読めるようになれなくても
良かったのです。


そして、避けては通れない「エッセイ」

ここは全く未知の分野でした

頼れるものはこれしかありませんでした。

英検分野別ターゲット英検1級英作文問題
クリエーター情報なし
旺文社



過去問やその他、どの問題集の模範解答よりもこれが一番取り組みやすかったです。

試験1ヶ月前まではこのテキストのエッセイを
ノートに筆写し、字数や感覚を身に付けていきました。

車ではCDを何度も聴きました。

そして試験前1ヶ月を切ったら、毎日一つテーマを選び、時間を計り1本書く。
休日は出来れば2本。必ずやる。と自分と約束しました。






そんなこんなで迎えた当日。

受かるはずがないけど、まぐれというものがあるかもしれない。
少しばかり期待もしながら会場入りしました

「英検1級」の教室に自分が入る誇らしさ

そして、受験者の方々の姿を見て
「この人たちも今日まで一生懸命頑張ってきたんだろうな 
自分と重ね合わせ、感無量になりました。

それより何より、アラフォーの私でさえ若く感じるほど
受験者の年齢層の高さにも驚きました。


結果。





6点足りず不合格。

まぐれ合格はできませんでしたが
よく取れたほうだと思います。

もっと悪いかと思ってました。


次は10月。
まだまだ続く修行の日々に少々おびえながらも
次こそはリベンジしてやる
と決意を新たにしました。


次回は2回目受験について書きます。