セーリングヨットは、桟橋を離れる時、 また帰ってくる際には機走(エンジンを回して走る)ことが必要です。
従いまして、
エンジンが不調の場合は、 セーリングを楽しむ事が出来ないのであります。
ディーゼルエンジン(ヤマハ 1GM-10) の潤滑油系統のトラブルが生じました為、 9月の半ばから10月の間、 そのトラブルシューティングに多くの時間を費やしていました。
その原因は、
オイルパンから引き出されていますパイプの付け根の電蝕に依ります破損でありました。
いつもの様に、係留しています横田シップステーションで、舫いロープを掛けたまま係留運転を試みていました。
ところが、
急に、油圧低下の警報が出ました。 慌てて、エンジンルームを開きましたら、ビルジには多量の黒いL.O(潤滑油)が溜まっていました。
エンジンは重篤な状況に陥ってしまいました。
暫くの間、対策を検討すべくヨットの諸先輩方々、インターネットで同様な故障の対処の仕方の情報集めに頭を使いました。
修復の方法としまして、 パイプの付け根部の亀裂が生じました箇所は、金属パテで埋めました。 加えて銅のパイプも新しいモノと交換しました。
修復後、横田シップステーションの湾内、尾道海の駅との往復など10時間程度はエンジンに負荷を掛け走ってみましたが、油の漏れは起きていません。 一安心です。
秋の終わりから初冬にかけて、いい風を捕まえまして帆走を楽しみたいと思っています。