現代視覚文化研究会「げんしけん」

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練金3級 まじかる?ぽか~ん 第6話

2006年05月13日 10時48分25秒 | アニメ・映像全般
 またも『練金3級 まじかる?ぽか~ん』という作品にやられた感じです。前回の続き的なぽか~ん11『再生の呪文は地獄探訪』。結局の所【ゆうま】のマジカルは「パンチラ」が一番良かったと思えるぽか~ん12『癒しの呪文は公園デビュー』の2話分の放映でした。私としては【ゆうま】が【パキラ】たちと喧嘩別れをした部分をもう少し掘り下げて欲しかったのが、正直な印象です。ごく普通に地獄と天国から帰って来てしまうとは・・・でも、この作品らしくって良いとも言えますね。それと、【ゆうま】が何でステージに立っているかの説明も欲しいかなと思います。
 
 【ゆうま】は、三途の川の真ん中に立っていた。天国と地獄の境目。地獄の閻魔様が【K子】と【本郷鬼】だったのがまず笑えた。魔法使い系は問答無用で「地獄往き」の札を貰う。まさに奈落の底に落ちる【ゆうま】だった。
 賽の河原。何だか無意識に石を積んでしまう。しかし、全て積み終えようとすると、この地獄の門番【りる】に似た鬼が飛んで来て壊してしまう。ここは永久に石を積み続ける地獄。倒されても、泣きながら、身体が勝手に石を積んでしまうのだった。【りる】が石を積み終えるのを、ワクワクしながら待っている。すると【ゆうま】が自分自身で倒してしまう。【りる】も予想外の行動に驚きを隠せない。【りる】が倒す役目なのに、【ゆうま】が次々と倒し出す。【りる】の制止も聞かずに、笑顔でどんどん倒して行く【ゆうま】。楽しくて仕方がない様子。ついには【りる】まで泣いてしまった。賽の河原から追放されてしまう。
 釜茹地獄。ここの番人は【パキラ】に似た鬼。【ゆうま】のお尻がいつ2つに割れるのかが気になる位に尻餅をついていた。【ゆうま】の前に立つ【パキラ】。2匹の鬼につかまり煮えたぎる釜へ。『放り込めー!!!』と【パキラ】。楽しくてしょうがない。【ゆうま】は、かなり熱くてもがいていた。そんな苦しそうな【ゆうま】を見て【パキラ】は嬉しそうだった。焼けた石を釜へ追加するが・・・【ゆうま】はまるで、お風呂に入っているかのようにリラックスをし始めた。「死んでいるから仕方がない」と釜が湯船になってしまった。逆に【ゆうま】が【パキラ】たちに熱いお湯をかけ始めた。煮えたぎる釜をお風呂にし、番人たちに熱いお湯をかけるとは【ゆうま】・・・またも追放されてしまう。
 火の車地獄。この地獄の番人は【鉄子】(以下、あいちゃん)似ている鬼。業火に焼かれながら地獄を巡る。【ゆうま】は「焼けるけど、それだけだね」と意外とあっさりな様子。無邪気に楽しんでいた。【あいちゃん】の引く火の車で【りる】と【パキラ】のいた地獄へ。鬼たちも怯える【ゆうま】。【パキラ】からは「悪魔」と呼ばれていた(笑)。あまりにも、地獄の辛さが理解できない【ゆうま】に【あいちゃん】が天国への紹介状を書いて貰う。
 天国ゲート前。お尻もフワフワで安心。ニコニコと微笑む【ゆうま】。

 『紹介状 神様へ♪ この者、地獄から永久追放す。 鬼』

天国への入国が許可され、楽しく遊ぶ事にする【ゆうま】だったが、何も無い。誰も居ない。あるのは、見渡す限りの青空と雲だった。【ゆうま】にとってはつまらない場所なのだ。すると、天国から帰ると言い出す【ゆうま】。

 『じゃあ、生き返りますか?』

 『うん』

がらくらはうす。何事もなかったかのように帰って来た。
 夏。セミの鳴き声が響く公園。【ゆうま】はある決意を胸に走るのだった。

 『お集まりの皆様、ようこそ、おいで下さいました~』

「魔界のプリセンス 大マジックショー」と看板がある。観ている観客はほとんどいない。【りる】の狼になっている姿が見える。

 『私に力を、森の精霊たちよ・・・』

と花を咲かせる【ゆうま】。盛り上がらないステージ上で孤軍奮闘していた。【あいちゃん】と【パキラ】も観に来た。
 今度は元気のないサラリーマン風の男性に

 『毛根の精霊よ・・・その命、尽きようとも・・・』

とその男性の生え際を守るだった。実に分かりづらい(笑)。続いて、5枚のカードを使用し透視をする。

 『風に耳あり・・・大地に目あり。ええと・・・呪文違うような気がするけど・・・』

と5枚中3枚を的中させた。【ゆうま】本人は大喜びだが、確かに凄いとは思うが、これも微妙なものだった。喜んでいるのは【りる】だけ、満月が近いのかもしれない。きっと騒ぎたいだけだと思う(笑)。

 『では、もっと凄い技をお目にかけましょう』

と白いハンカチを青色にするらしい。これは凄さを通り越し、あきれてしまう状態。【ゆうま】は改めて、咳ばらいをし

 『青はあいより出でて、藍より青し。ブルースカイ。ブルーウォター。ブルーマウンテン。青くなっちゃってー!!!』

確かに、ほんのり青くなりました。しかし、観客の反応は皆無だった。
 【ゆうま】はショックで泣きなら・・・。
『ええと・・・じゃあ、今度はもっと凄い大技に挑戦しちゃいます。今日は出血大サービスです・・・』
とスプーン曲げに挑戦します。
『形があるものは、いつかは曲がっちゃうもの・・・』と呪文を唱えると・・・。【あいちゃん】は見て喜んでいるが、確かにほんの少しだけ曲がっていた。しかし、ステージ下では盛り下っていた。【ゆうま】はそんな観客たちに怒り出す。そして、看板を見て気づき青ざめた。看板の「マジック」ではなく「マジカル」。この看板を作ったのは【パキラ】だった。

 『頑張ったのに・・・あたし頑張ったのに・・・記念すべき公園デビューなのに・・・もう!パキラのバカー!!!女の、又の、心と書いて怒りになるのームカムカ、プッチン・・・』
と下着を見せながら呪文を詠唱する【ゆうま】。すると上空よりの黒き暗雲よりのカミナリで黒コゲになる【パキラ】。まだ、怒りが治まらない様子だったが、何と聞えて来た観客の拍手喝采。【ゆうま】の気持ちが観客に伝わったのか・・・。それとも、パンチラへの・・・。調子に乗り先ほどの呪文を唱えるが不発。なのに・・・喜ぶのは【ゆうま】のパンチラだったのね(笑)。
 次の日。がらくたはうす。今度はちゃんと【パキラ】が看板を作ってくれた。脇に抱えて部屋に入って来る。すると、寝転がる【ゆうま】がいた。

 『ゆうま、あなた、何でまだ家にいるの?公園は・・・?』

 『めんどい・・・』の一言。

さすがの【パキラ】もあきれていた。
 その頃、公園では【りる】がいた。それと、大勢のカメラと携帯を持った男性ばかりが・・・・。

 『客層・・・微妙・・・』とのナレーションが切ない(笑)。