今回の『ARIA The NATURAL』の第12話は、2話構成になっております。1話目は「その 逃げ水を追って・・・」では【灯里】は「アクア」の暑さに少々夏バテ気味。そんな中、灯里は「アイスミルク」のおいしい不思議な喫茶店を見つけるのでした。そこでは、再び猫たちの王様(Cait Sith)との再会が描かれます。2話目は【灯里】が「アクア」の夏の風物詩と言われる「夜光鈴」の屋台が出て、お気に入りを探しに出かけます。そこで出会った「ピンクを基調とした夜光鈴」との出会いと別れ・・・お別れの言葉≪tanto grazie タント グラチェ≫。そして、残された新たなる「夜光石の結晶」。【灯里】は言葉にできない感動に泣いてしまいます・・・。【灯里】の心に共鳴した物語。
夏。セミの声。【アリア社長】の日陰で涼んでいます。【灯里】は窓際の植木たちにお水を上げています。【灯里】もあまりの暑さに額の汗を拭っていた。さすがのいつも元気な【灯里】でもこの暑さは堪えるようだ。
【灯里】は何かを見つけて驚きます。案内の仕事を終えて、お客様と挨拶を交わす【アリシア】さん。そこに慌てて【灯里】が来ます。一緒に行くと街並がユラユラとしている・・・「蜃気楼」だった。【アリシア】さんは『夢うつつな幻よ。摩訶不思議ね』と言う。【アリシア】さんは【アリア社長】にも「蜃気楼」を見せようと探すと日陰でバテ気味。日差しを避けていた。【アリシア】さんは、猫は涼しい場所を見つけるのが得意とも教えてくれた。【アリシア】さんは本当に色々な事を知っているし教えてくれる。
午後2時。一番厚い時間帯に【灯里】は【アリア社長】と一緒にお夕飯の買い物に出かける。街中を歩く【灯里】。夏の光景が揺れている。【灯里】は「蜃気楼」かと思う。瞳もまどろんでいた。「夜光鈴」の綺麗な音色。気がつけば【アリア社長】はいなくなっていた。周囲を探す【灯里】だが見つかれない。どこか街並も違うような感覚。『誰もいない・・・』と立ち尽くす。時計は2時。止まっているのか?進んでいるのか?『あれ?さっきの時計も2時だったような。どういて、誰もいないの・・・』と再び歩き出す。
【アリア社長】を見つける。聞える「夜光鈴」の音。【アリア社長】の姿を追うが追いつけない。またも「夜光鈴」の音。気づくとある喫茶店の前にいた。店内に入ると【アリア社長】がカウンターに座っていた。そして、もう一人のお客様。店主の招きでさらに店内に入る。時間は2時。【灯里】はアイスコーヒーを注文するが「アイスミルク」しかないとの事。【灯里】は今までの出来事を店主に話していた。【灯里】の体験した事は「逃げ水」と教えて貰う。追いつけない幻。【灯里】は時計がまだ2時を差している事に気づく。店主が言う。涼しく、特別な場所。奥行きのある店内にもう一人の客人。この場所は夏の間、涼を求める猫たちの隠れ家的な場所だった。本当は人が追いついてはいけない場所に【灯里】は来ていた。そして、その店主は帰る事を促す。【灯里】がお店を出ようとすると、もう一人の客人が帽子を取り挨拶をする。まぎれもなく【Cait Sith】だった。【灯里】は頭を下げお礼を言う。気がつくと廃屋となったお店の前だった。
2時5分。『夢・・・じゃないですよね?』見ると【アリア社長】がストローをくわえていた。笑顔の【灯里】。『アリア社長、夏はアイスミルクにかぎりますね』と言う。【灯里】は夏の暑さに負けない元気を猫たちから貰ったようだ。
「アクア」の夜を彩る「夜光鈴」。「アクア」の海から取れる「夜光石」。「アクア」の特産品。優しい光と音が夏の暑さを忘れさせてくれる。本日から「サンマルコ広場」で「夜光鈴」を売る市が始まっているようで、【アリシア】さんも1つお客様から貰ったのを飾っていた。もちろん【灯里】も【アリア社長】と一緒にお出かけをします。
たくさんの観光客で賑わう広場。【灯里】も屋台を見ながら何だか嬉しそうです。そこで【藍華】に会います。【藍華】も「夜光鈴」を買いに来たようです。【灯里】と【藍華】は2人で見て回ります。すると【灯里】の足を止める「夜光鈴」の音色。【灯里】は『えへへ・・・ひとめ惚れ』と購入する。
どこか懐かしさを感じ買った「夜光鈴」を抱きしめる。【藍華】も豪快に「夜光鈴」をお買い上げ。そこに【アリス】も来て「夜光鈴」を買う。【灯里】たちは、まるで釣り糸をたらしている感じで「夜光鈴」を吊るしながら歩いている。【アリシア】さんがスイカを冷やしていると【藍華】と【アリス】を誘う。【藍華】はそのお誘いを断わる訳がありません(笑)。
夜。【アリシア】さんがお客様から貰った「夜光鈴」と【灯里】が買って来た「夜光鈴」がARIAカンパニーの看板にて淡い光を放っています。【灯里】は「夜光鈴」を見て何かを思いつきます。それは【灯里】と【アリア社長】がゴンドラで夜の海に出て【灯里】の「夜光鈴」の光を見ながらのティータイムを楽しむ事だった。【灯里】はピンクを基調とした「夜光鈴」との出会いに感謝していた。合同練習の時も、寝ている時も、毎晩のティータイムの時も、お風呂の時も、ずっと【灯里】と一緒の時間を過していた。
ある夜。「夜光鈴」の光がかなり弱くなっていた。気のせいではないようだ。【アリシア】さん『そろそろ、寿命みたいね。夜になったらお別れの船を出しましょう』と言う。「アクア」では「夜光石」の寿命がきたら、最後の光を見ながら海にかえすのが「ならわし」。その日【灯里】と同じ日に買った人達が海にかえす為に集まる。お別れの言葉は≪タント グラチェ≫。「たくさん ありがとう」の意。
本日の夜のティータイムは【アリシア】さんも一緒です。【灯里】は『凄く優しい時間を楽しめました』と「夜光鈴」と過した時間を振り返る。【晃】さんと【藍華】。【アテナ】さんと【アリス】も合流する。次々と聞える≪タント グラチェ≫の声。海へかえる「夜光石」。無数の光、小さくとも力強い光が海を彩る。【灯里】の番。最後にひときわ輝きが増した。【灯里】もお別れの言葉を口にする。しばらく【灯里】はお別れの余韻を感じている。すると『アリシアさん・・・これって・・・』と「夜光石」の結晶。【アリシア】さんも実物を見るのは初めてのようだ。『お別れしたくないって、思ってくれたんでしょうか?・・・あれ?あれ?あれれ・・・』と頬をつたう涙。【灯里】は泣いていた。なぜだか、泣いていた。溢れる涙は止まらないのだった・・・。
翌日。ARIAカンパニーに【藍華】と【アリス】が冷たいフラッペを差し入れをしに持って来る。【灯里】のゴンドラには「夜光石」の結晶が残した音色が響いていた。
『アイちゃん。昨夜、どうして泣いてしまったのか?分からないんだけど、涙の形をした結晶が、今も新しい音色を聞かせてくれています。』
『灯里さん。その結晶は「夜光石」の心の形なのかもしれないねえ。灯里さんと「ちり~ん」と心が響き合ったんだよ・・・きっと』
夏。セミの声。【アリア社長】の日陰で涼んでいます。【灯里】は窓際の植木たちにお水を上げています。【灯里】もあまりの暑さに額の汗を拭っていた。さすがのいつも元気な【灯里】でもこの暑さは堪えるようだ。
【灯里】は何かを見つけて驚きます。案内の仕事を終えて、お客様と挨拶を交わす【アリシア】さん。そこに慌てて【灯里】が来ます。一緒に行くと街並がユラユラとしている・・・「蜃気楼」だった。【アリシア】さんは『夢うつつな幻よ。摩訶不思議ね』と言う。【アリシア】さんは【アリア社長】にも「蜃気楼」を見せようと探すと日陰でバテ気味。日差しを避けていた。【アリシア】さんは、猫は涼しい場所を見つけるのが得意とも教えてくれた。【アリシア】さんは本当に色々な事を知っているし教えてくれる。
午後2時。一番厚い時間帯に【灯里】は【アリア社長】と一緒にお夕飯の買い物に出かける。街中を歩く【灯里】。夏の光景が揺れている。【灯里】は「蜃気楼」かと思う。瞳もまどろんでいた。「夜光鈴」の綺麗な音色。気がつけば【アリア社長】はいなくなっていた。周囲を探す【灯里】だが見つかれない。どこか街並も違うような感覚。『誰もいない・・・』と立ち尽くす。時計は2時。止まっているのか?進んでいるのか?『あれ?さっきの時計も2時だったような。どういて、誰もいないの・・・』と再び歩き出す。
【アリア社長】を見つける。聞える「夜光鈴」の音。【アリア社長】の姿を追うが追いつけない。またも「夜光鈴」の音。気づくとある喫茶店の前にいた。店内に入ると【アリア社長】がカウンターに座っていた。そして、もう一人のお客様。店主の招きでさらに店内に入る。時間は2時。【灯里】はアイスコーヒーを注文するが「アイスミルク」しかないとの事。【灯里】は今までの出来事を店主に話していた。【灯里】の体験した事は「逃げ水」と教えて貰う。追いつけない幻。【灯里】は時計がまだ2時を差している事に気づく。店主が言う。涼しく、特別な場所。奥行きのある店内にもう一人の客人。この場所は夏の間、涼を求める猫たちの隠れ家的な場所だった。本当は人が追いついてはいけない場所に【灯里】は来ていた。そして、その店主は帰る事を促す。【灯里】がお店を出ようとすると、もう一人の客人が帽子を取り挨拶をする。まぎれもなく【Cait Sith】だった。【灯里】は頭を下げお礼を言う。気がつくと廃屋となったお店の前だった。
2時5分。『夢・・・じゃないですよね?』見ると【アリア社長】がストローをくわえていた。笑顔の【灯里】。『アリア社長、夏はアイスミルクにかぎりますね』と言う。【灯里】は夏の暑さに負けない元気を猫たちから貰ったようだ。
「アクア」の夜を彩る「夜光鈴」。「アクア」の海から取れる「夜光石」。「アクア」の特産品。優しい光と音が夏の暑さを忘れさせてくれる。本日から「サンマルコ広場」で「夜光鈴」を売る市が始まっているようで、【アリシア】さんも1つお客様から貰ったのを飾っていた。もちろん【灯里】も【アリア社長】と一緒にお出かけをします。
たくさんの観光客で賑わう広場。【灯里】も屋台を見ながら何だか嬉しそうです。そこで【藍華】に会います。【藍華】も「夜光鈴」を買いに来たようです。【灯里】と【藍華】は2人で見て回ります。すると【灯里】の足を止める「夜光鈴」の音色。【灯里】は『えへへ・・・ひとめ惚れ』と購入する。
どこか懐かしさを感じ買った「夜光鈴」を抱きしめる。【藍華】も豪快に「夜光鈴」をお買い上げ。そこに【アリス】も来て「夜光鈴」を買う。【灯里】たちは、まるで釣り糸をたらしている感じで「夜光鈴」を吊るしながら歩いている。【アリシア】さんがスイカを冷やしていると【藍華】と【アリス】を誘う。【藍華】はそのお誘いを断わる訳がありません(笑)。
夜。【アリシア】さんがお客様から貰った「夜光鈴」と【灯里】が買って来た「夜光鈴」がARIAカンパニーの看板にて淡い光を放っています。【灯里】は「夜光鈴」を見て何かを思いつきます。それは【灯里】と【アリア社長】がゴンドラで夜の海に出て【灯里】の「夜光鈴」の光を見ながらのティータイムを楽しむ事だった。【灯里】はピンクを基調とした「夜光鈴」との出会いに感謝していた。合同練習の時も、寝ている時も、毎晩のティータイムの時も、お風呂の時も、ずっと【灯里】と一緒の時間を過していた。
ある夜。「夜光鈴」の光がかなり弱くなっていた。気のせいではないようだ。【アリシア】さん『そろそろ、寿命みたいね。夜になったらお別れの船を出しましょう』と言う。「アクア」では「夜光石」の寿命がきたら、最後の光を見ながら海にかえすのが「ならわし」。その日【灯里】と同じ日に買った人達が海にかえす為に集まる。お別れの言葉は≪タント グラチェ≫。「たくさん ありがとう」の意。
本日の夜のティータイムは【アリシア】さんも一緒です。【灯里】は『凄く優しい時間を楽しめました』と「夜光鈴」と過した時間を振り返る。【晃】さんと【藍華】。【アテナ】さんと【アリス】も合流する。次々と聞える≪タント グラチェ≫の声。海へかえる「夜光石」。無数の光、小さくとも力強い光が海を彩る。【灯里】の番。最後にひときわ輝きが増した。【灯里】もお別れの言葉を口にする。しばらく【灯里】はお別れの余韻を感じている。すると『アリシアさん・・・これって・・・』と「夜光石」の結晶。【アリシア】さんも実物を見るのは初めてのようだ。『お別れしたくないって、思ってくれたんでしょうか?・・・あれ?あれ?あれれ・・・』と頬をつたう涙。【灯里】は泣いていた。なぜだか、泣いていた。溢れる涙は止まらないのだった・・・。
翌日。ARIAカンパニーに【藍華】と【アリス】が冷たいフラッペを差し入れをしに持って来る。【灯里】のゴンドラには「夜光石」の結晶が残した音色が響いていた。
『アイちゃん。昨夜、どうして泣いてしまったのか?分からないんだけど、涙の形をした結晶が、今も新しい音色を聞かせてくれています。』
『灯里さん。その結晶は「夜光石」の心の形なのかもしれないねえ。灯里さんと「ちり~ん」と心が響き合ったんだよ・・・きっと』