現代視覚文化研究会「げんしけん」

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アザディスタンの明日を見守りたい!マリナ姫の進むべき道とは!刹那は、その時に何を見るのか?

2007年12月23日 00時36分04秒 | アニメ・映像全般
 アザディスタン。寺院内では議会への反発を強める者たちがいた。神の地への異教徒。それは、国連の事だろうか?改革派と保守派。その指導者【マスード ラフマディー】はその反発の受け皿になる事を選んだ。だが、それは抑える事ができないのかもしれない・・・。そして、寺院内に銃声が響くのだった。
 石油輸出産業から宇宙太陽光発電システムにより、その存在意義は失われて行く。疲弊し、見放された中東国家。貧困と分裂。それが現実でもある。その中のアザディスタンも例外ではなかった。2つに分かれ、政治的不安は続いていた。
 王宮。【マリナ】に【ラフマディー】の拉致が【シーリン・バフティヤール】から伝えられた。超保守派。改革派。混乱を望む第3勢力。どれが真実なのか・・・全ての国民が納得していない。治安部隊が出動する。最悪の事態・・・それは【ラフマディー】の死。考えなさい・・・回避する為にも。上がる黒煙。銃声。投石。怒号・・・【マリナ】のポスターが焼かれた。
 その頃【王 留美】と【紅龍】は、ユニオン領空内を飛行していた。アザディスタンがどうなのかを見極める時期に来ていた。何かがあれば【刹那】と【ロックオン】の現行戦力で向うのだ。そこに【コーナー】から【王】に通信が入る。混乱する国内を伝えている。【王】が勧める国外退去をせずに、ここに残ると・・・見守りたいのだ。それに、ソレスタルビーイングの行動を確かめたいようだ。
 【マリナ】は何を想う。【ラフマディー】との会話がよみがえる。王女として決意した日。飾りでも良かった。ただ、私にできる事をやる為に・・・だから、あえて彼は反対の立場を取るのだった。変化を嫌う者たちの想いを受けて止める存在になると・・・。【マリナ】の苦悩は続いていた。双方の歩み寄りなどあるはずもなく・・・保守派のボイコット。改革派はユニオンからの軍事支援を選択する。ますます、混乱の色は濃くなって行く。
 太平洋上空。【グラハム・エーカー】率いるMSフラッグ3機が飛行していた。人革連への遅れを取れないと・・・【グラハム】はガンダムとの再会を待ち望んでいた。
 アザディスタンの砂漠地帯。機内では【王】に招かれた【刹那】と【ロックオン】がいた。指導者を保護し、全国民に無事を知らせる・・・【刹那】が動く。アザディスタンの出身だ・・・。そこで【ロックオン】が忠告をするが【刹那】が感情的になってしまうだろう・・・。【刹那】は町中を歩いている。脳裏にはあの時の事が・・・銃を手にした少年の頃の思い出がある。まだ続けているのか・・・【刹那】を見る人々の目が冷たかった。小国クルジス共和国。ただそれだけ・・・。そこに水売りの少年が話しかけて来た。そして【マリナ】姫を知る・・・あの時に出会った女性だと。
 【ラフマディー】は逃げる機会をうかがっていた。また動乱の世に戻したくないのだ。神はどちらを選ぶのか・・・どちらを選んでも、戦争なのか・・・そこに【アリー・アル・サーシェス】がいた。
 太陽光発電受信アンテナ施設。ユニオンも知らない・・・保守派の存在を。味方同士のMSのやり合い。どちらが裏切りなのか・・・すると、レーダーにノイズが入る。「ガンダムデュナメス」の狙撃の閃光が放たれる。まだ【サーシェス】は混乱を求めるのか・・・無数のミサイルを撃ち込むのだった。【グラハム】は【ハワード】と【ダリル】の2人のフラッグファイターに【サーシェス】を追わせ、【グラハム】自身は【ロックオン】と対峙する。フラッグを操り「デュナメス」に迫る。グラハムスペシャル。狙撃を避けた・・・いや、そのスピードで外したのだ。その動きに【ロックオン】と「デュナメス」に剣を使わせるとは・・・。お互いに決めにかかるが・・・そこに、緊急通信が入る。王宮へ向う5機のMS・・・これは、クーデターだった。街並は破壊された。そこに【刹那】と「エクシア」が向っていた。【グラハム】も首都防衛に向う。ガンダムと戦いが・・・私とて人の子だからと飛び立った。「エクシア」は次々と駆逐して行く・・・性能だけに頼った戦い方をする【刹那】・・・【王】からの通信により次の地区へ・・・【刹那】は、あの光景に重なった。転がる死体・・・銃を撃つ少年兵・・・瓦礫の中を駆け抜けた自分・・・「エクシア」はMSを駆逐する。【刹那】の震えが止まる事はなかった・・・その絶叫に似た声も。
 ニュース映像が伝える。内紛へのソレスタルビーイングの介入を・・・。首都上空を飛び交うフラッグの群れ。ユニオンに制空権を掌握された。これには【サーシェス】も今は退くしかなかった。
 【マリナ】はひとり言のようにつぶやいていた。クーデターの勃発。ソレスタルビーイングの介入を許し。国民の心に怒りの炎をともしてしまったと・・・。【マリナ】がした事が戦いに導いていたのか・・・。毅然としなさい・・・まだ終わってないわ・・・まだ。【マリナ】は泣く事も許されない・・・【ロックオン】が見た【刹那】と「エクシア」の背中・・・「俺は、ガンダムになれない」と【刹那】は言うのだった。