戦闘民族ファナリスの少女、モルジアナのトラウマ。アリババによって奴隷から解放されたはずなのに、その幼き記憶は消えない。悪夢の中で生き続けている。だが、モルジアナ自身でその悪しき心の鎖を解き放つ時が、きっと来る事を信じているんだ!
恩人であるゴルタスの言葉を胸に、故郷カタルゴへ帰る。あれから半年。カタルゴへと向かう船が出るバルバッドに向かうライラとサアサの所属するキャラバンに入って旅をしていた。キャラバンでよく働くモルジアナ。とてもライラとサアサに感謝をしている。バルバットの内紛。人の心も荒んでいる町。そこで出会った奴隷商人。鎖に繋がれうな垂れて歩く人間たち。モルジアナもその光景をじっと見ていた。唇をかむモルジアナの表情がとても印象的だった。まだ消えない足首のアザ。人間を鎖で繋ぐ行為。ジャミルの影。逃げられない心の闇がある。誰か助けて、、、うなされていた。怖い夢。モルジアナの隣りには、ライラとサアサがいる。一人ではない。色んな人に助けて貰ったから今の自分がある。しかし、バルバッドへの一本道には、奴隷商人・ファティマーと共謀する盗賊団が住みつく砦があった。モルジアナは1人でアジトへ向う。モルジアナの脚力と腕力で盗賊団たちと対峙するが、、、ファティマーの持つサバクカラスの毒におかされて眠ってしまう。夢の中で叩かれるモルジアナは泣いていた。そこでナージャという少女に出会った。そのナージャに自分の姿を重ねるモルジアナ。ナージャを奴隷にさせない!絶対に何とかするからと笑顔で約束をした。いなくなったモルジアナを捜すライラとサアサ。キャラバンのみんなで仲間を助けに行くのだ。
ナージャが高熱にうなされる。ファティマーはナージャをサバクハイエナのエサにすると・・・。外れない足かせ、、、その時だった。ゴルタスがモルジアナに話し掛けて来る。君の鎖はもう取れたはず、、、もう昔とは違う。奴隷の身分から解放されたと、、、君を縛っていたものは、もう何ひとつない。ただ過去の恐怖だけだ。そして、それは勇気で簡単に断ち切れる!モルジアナを縛るものなど、この世に何ひとつない!モルジアナが舞った!ハイエナを圧倒し鎖を断ち切った!迫るサーベルタイガーを前にモルジアナはナージャに笑った。最強の戦闘民族ファナリスの圧倒的な力を見せつける。もうモルジアナは奴隷ではない!ナージャは助け出した両親に会えた。その際に、牢屋にいたアラジンと再会を果す。ライラとサアサが言っていた不思議な少年はアラジンだった。友人との再会、、、これでバルバットへ。アリババに会いに行く為に、、、サアサはアラジンのお気に入りの女の子のようだ。世界は、実は繋がっている。たとえ離れてしまっても、みんな1人じゃない。大切な人とはずっと、どこかで繋がっているんだ!モルジアナにはゴルタスの声が聴こえていた、、、ライラとサアサと別れて、アラジンと共に旅に出る!