ゼロコロナ政策による上海のロックダウンの映像をTVで見ていて思う事。
TVでは、中国製ワクチン・中国の医療制度の問題などの要因でゼロコロナ政策が行われていると解説されることが多いと思う。
しかし、TVの番組制作者は本質を知っているけれど、さらりと触れるぐらいであまりちゃんと説明しない。
本質は専制政治だと思います。
支配階級が被支配階級を独断で支配する専制政治こそが本質。
専制主義の権力者は独断的に判断して支配できると考えている。
そして、いつの間にか支配者は、意のままにすべてが進むように思うのだろう。
日本で、今行われている上海ロックダウンの様なことをすると、その地域の首長は次回の選挙で落選するだろう。
そして国のトップの地位も危なくなる。
第一そのために多用されているPCR検査は万能ではない。
コロナに感染していなくても陽性反応が出る擬陽性というケースもある。
ふと、ある本を思い出し再読し始めた。
「チャイナセブン」という本で著者は遠藤 薫氏。
チャイナセブンとは中共中央政治局常務委員7名の事。
そう中国の最高権力者たちの事だ。
この本は習近平がどのようにして今の地位に就いたかが良くわかる。
習近平の父は毛沢東と共に革命戦争を戦っている。
しかし失脚して16年間も牢獄に投獄される。
そして父の失脚で恵まれた環境・中南海から追放さる。
その為、習近平は厳しい生活を強いられた。
この辺の経緯がわかりやすく解説されている。
余談だが、私は習近平が外交官の娘と離婚している事をこの本で知った。
彼がどのような経歴を経て今の地位にたどり着いたか。
彼の人生は現代中国史そのもので、父は毛沢東ともに延安を拠点に革命戦争を戦い抜き、その後、国務院副総理まで登り詰める。
習近平が生まれた頃、大躍進政策という数年間で米英を追い抜くという農業、工業の大増産政策で、その結果使い物にならない粗鉄と農業放棄で何千万に及ぶ餓死者を生んだ。
しかし父は一転その後16年も囚われの身となる。
その為、習近平の恵まれた環境から中共中央幹部の学校から追い出され、
1962年9歳になった習近平は母親と共に権力者住む中南海の住居を追われる。
牢獄にいる父の子として凄惨な環境に置かれ、紅衛兵にしごかれさらに上山下郷運動によって下放される。
当時下放された1600万人とされているが実際はそれよりはるかに多いと言われている。
習近平は中国共産主義青年団(共青団)に入団するために10回以上も入団申請を繰り返す。
順風な道のりではなく、父の投獄により、むしろ権力が安定するまで、権力の近くにいないことを選択していたと言える。
中国の現代は過酷な時代であった。
この本はその過程を知るのに良い本だと思う。
TVでは、中国製ワクチン・中国の医療制度の問題などの要因でゼロコロナ政策が行われていると解説されることが多いと思う。
しかし、TVの番組制作者は本質を知っているけれど、さらりと触れるぐらいであまりちゃんと説明しない。
本質は専制政治だと思います。
支配階級が被支配階級を独断で支配する専制政治こそが本質。
専制主義の権力者は独断的に判断して支配できると考えている。
そして、いつの間にか支配者は、意のままにすべてが進むように思うのだろう。
日本で、今行われている上海ロックダウンの様なことをすると、その地域の首長は次回の選挙で落選するだろう。
そして国のトップの地位も危なくなる。
第一そのために多用されているPCR検査は万能ではない。
コロナに感染していなくても陽性反応が出る擬陽性というケースもある。
ふと、ある本を思い出し再読し始めた。
「チャイナセブン」という本で著者は遠藤 薫氏。
チャイナセブンとは中共中央政治局常務委員7名の事。
そう中国の最高権力者たちの事だ。
この本は習近平がどのようにして今の地位に就いたかが良くわかる。
習近平の父は毛沢東と共に革命戦争を戦っている。
しかし失脚して16年間も牢獄に投獄される。
そして父の失脚で恵まれた環境・中南海から追放さる。
その為、習近平は厳しい生活を強いられた。
この辺の経緯がわかりやすく解説されている。
余談だが、私は習近平が外交官の娘と離婚している事をこの本で知った。
彼がどのような経歴を経て今の地位にたどり着いたか。
彼の人生は現代中国史そのもので、父は毛沢東ともに延安を拠点に革命戦争を戦い抜き、その後、国務院副総理まで登り詰める。
習近平が生まれた頃、大躍進政策という数年間で米英を追い抜くという農業、工業の大増産政策で、その結果使い物にならない粗鉄と農業放棄で何千万に及ぶ餓死者を生んだ。
しかし父は一転その後16年も囚われの身となる。
その為、習近平の恵まれた環境から中共中央幹部の学校から追い出され、
1962年9歳になった習近平は母親と共に権力者住む中南海の住居を追われる。
牢獄にいる父の子として凄惨な環境に置かれ、紅衛兵にしごかれさらに上山下郷運動によって下放される。
当時下放された1600万人とされているが実際はそれよりはるかに多いと言われている。
習近平は中国共産主義青年団(共青団)に入団するために10回以上も入団申請を繰り返す。
順風な道のりではなく、父の投獄により、むしろ権力が安定するまで、権力の近くにいないことを選択していたと言える。
中国の現代は過酷な時代であった。
この本はその過程を知るのに良い本だと思う。
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