気ままな糖質OFF生活

八ヶ岳南麓と東京の二地域居住しているオヤジのつぶやきです。長年、糖質OFF生活を過ごし、楽しく生活しているおやじです。

想定は誰がしたの。その人は想像力を持った人なの。しかし、なかなかそんな事の知ることもできないよね。【霞が関ビル】

2019年01月08日 | 日記
用事があって、久しぶりに霞が関ビルディングに行く。
このビルは1968年4月12日竣工で昨年50周年を迎えた。
そう、日本の高層ビルの歴史は、この霞が関ビルから始まったので、それは日本の高層ビル50周年と言うことになる。


何度か大規模リニューアルも行われていて、その為、テナントはフロアーも変わっていたりしている。
徹底したリニューアルが行われていたのを目にした。

今では、周りに普通に高層ビルが建っているが、施工当時の写真を見ると、周りに高いビルなどなかった。


外苑前から、霞が関ビルに向かう途中、江戸城の外堀の石垣が保存され見ることができる。
石垣の様に、ビルも後世まで続いて欲しい。




2011年3・11の東日本大地震の時は、新宿にいた。
高層ビルがゆっくり揺れているのを見た。
それは、不思議な光景だった。

揺れる様に作られているビル。
その揺れは想定の範囲内だったのだろう。
ビルたちは何事もなかった。

しかし、昨年は「災」の年。
地震、台風、豪雨、猛暑などが想定外との表現が続いた。
霞が関ビルは60年代の建築基準法改正で、高層ビルが可能になったことによって作られた。
つまりは法が想定の基準。

都心では何かあって電車は止まると、ホームに人があふれて、すぐに駅に入場制限になったりする。
機能回復に時間がかかる。
都市はぎりぎりで運用されている様に思う。
何かあると想定外と言われて、その言葉はマジックの様に責任を回避させる。

人は作る時、それを破棄する時を考えているのだろうか。
例えば東京オリンピック時、突貫工事で作られた、首都高速道路。
今、一生懸命リニューアルしているが、劣化は想定を越えていないのだろうか。

JR中央線も止めずにリニューアルがちゃんとできるのだろうか。
単体では、良しとしても、都市としてメンテができるのだろうか。
もし、高層ビルを解体する時の費用は十分に想定されているのだろうか。

それは霞が関ビルに行って思ったこと。
その日の空は、きっぱりとした青空だった。


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