B級グルメの代表選手、餃子。トレンドの“炊き餃子”や変わり種餃子など、バリエーションは数あれど、長年愛され続ける老舗は外せない。伝統の味を守り、新しいうまさを見つけ、餃子のおいしさを引き上げてきた名店の数々。“餃子界の神”と呼びたい7店を、ピックアップして紹介!
■ 亀戸餃子 本店
多い日で1万2000個、平日でも6000個を売り上げる「餃子」(250円/5個2皿より)は、野菜中心の餡を薄皮で包むさっぱり味。焼き上げ前にラードを回しかけ、コクを引き出している。食事メニューは自信作の餃子1品のみ!
昭和30年に創業された老舗の暖簾を守るのは、2代目の石井清さん。完成された味を守る重圧もあるというが、客との会話を楽しみながら、毎日笑顔で餃子を焼いている。
■ ファイト餃子
千葉県野田市に本店を置く「ホワイト餃子店」の技術連鎖店。名物はぷっくりとした形が特徴の「焼き餃子」(450円/10個)だ。フランスパンと同じ粉で作る皮は、揚げ焼きにすると丸く膨らむのだという。
熱々の餃子を噛むとジュワッと餡が顔を出し、香ばしい皮が肉汁を支える。焼きたてのパリパリとした食感と、餡の調和を楽しもう!
■ 蘭蘭酒家(ランランチュウジャ)
1973年創業の老舗店。2代目店主の田中秀典さんは、中国で食べ歩き、独自の料理を追求。スープ入りの「焼餃子」(600円/4個)は、小龍包をヒントに生み出された。
焼き目はパリッと、噛めばもちもちの皮に包まれた餡には、ゼラチン状にした清湯(チンタン)を投入。焼く時に皮の中で清湯が溶け、肉、野菜と三位一体の旨味を醸し出す。
■ 您好(ニイハオ)
すべて一から手作りする餃子界の名店。ひと晩寝かせたコシのある皮や特製ダレ、良質な背脂を使用した餡など、“どれをとってもおいしい”を追求した餃子がそろう。
店主の一押しは、カリッと揚げた「揚げ餃子」(756円/8個)。上質な小麦粉で作る弾力ある皮に、粗切りの肉野菜で作る餡を合わせている。探求の末、生まれた揚げ餃子の究極がここにある。
■ 餃子坊 豚八戒(チョハッカイ)
ハルピン出身の妻と、夫の香山さんが営む一軒。妻の故郷の味は、皮と餡のバランスに優れ、香辛料の使い方も繊細かつ絶妙だ。
定番メニューは、羽根つきの焼き餃子、「華餃子」(580円/6個)。その他、プルプルのゆで餃子に、山椒や唐辛子が入った自家製ラー油と、香菜(シャンツァイ)をたっぷりあしらった「四川風麻辣水餃子」(560円)もおすすめ。どの餃子も、酒との相性抜群だ!
■ 独一処(トクイッショ)餃子 葛西店
主人の門脇さんが故郷、ハルビンの水餃子を、日本人好みの焼き餃子にアレンジして提供する。もっちり厚めの皮でジューシーな餡を包んだ「焼餃子」(420円/5個)は、肉汁があふれ出す小籠包風。
自家製のネギ油に、唐辛子やショウガなどを加えて作るラー油をのせれば、餃子の旨味、甘味が一層引き立つ。21年前の創業以来、不動の人気を誇る一品だ。
■ 一味玲玲(イチミリンリン) 新橋本店
富士高原の「美豚」を使用した挽き肉や、強力粉と薄力粉を配合した生地など、こだわりの素材が生む18種類の餃子がそろう。
「しそ餃子」(600円/5個)をはじめ、レモンやトマト、エビ、高菜といった、バラエティーに富んだ具材が魅力だ。中国出身のオーナー、神山さんが食べ慣れていた家庭の味を洗練させ、もっちり仕上げた本場の味を楽しめる。
http://news.livedoor.com/article/detail/10300917/