「簡易生命表」 と 「コロナ騒動」 ④

　「簡易生命表 と コロナ騒動 ③」の記事に於いて、2020年の平均余命の前年差で「１０歳男児」が小さかった事から、何か原因が有るのではないかと調べてみましたが、幾つかの数値が間違っていたので訂正しました。

　詳しく見ると、１０歳男児に関しては誤差の範囲だったようですが、他に気付いた事が有るので、ついでに書きます。

　下記の表は、「簡易生命表」から算出した「男性各年齢」の該当年度と前年の平均余命の差です。

年齢：２０１５：２０１６：２０１７：２０１８：２０１９：２０２０
　↓
　４：０．２８：０．１８：０．１１：０．１６：０．１６：０．２１
　５：０．２８：０．１８：０．１０：０．１７：０．１６：０．２０
　６：０．２８：０．１８：０．１１：０．１６：０．１６：０．２１
　７：０．２８：０．１８：０．１１：０．１６：０．１６：０．２１
　８：０．２８：０．１８：０．１０：０．１７：０．１６：０．２０
　９：０．２７：０．１８：０．１１：０．１６：０．１６：０．２０
１０：０．２８：０．１８：０．１０：０．１６：０．１７：０．１９
１１：０．２８：０．１７：０．１１：０．１６：０．１６：０．２０
　・
２０：０．２７：０．１７：０．１１：０．１５：０．１６：０．２０
４０：０．２３：０．１６：０．０９：０．１５：０．１５：０．２２
６０：０．１９：０．１２：０．０５：０．１２：０．１３：０．２４
８０：０．１０：０．０３：０．０３：０．１１：０．１２：０．２４

　４０歳・６０歳・８０歳の「平均余命の伸び」が、他の年度とは反対に「コロナ禍」の２０２０年だけは若年層よりも大きくなっています。勿論、ワクチン接種が無かった時です。やはり、「武漢キメラウイルス」は特に老人には優しかったようです。

　また、「男性の平均寿命（０歳児の平均余命）」と前年との差は、

　年度　：平均寿命（男）：　前年差
２００７：　７９．１９　：　－－－－
２００８：　７９．２９　：　０．１０
２００９：　７９．５９　：　０．３０
２０１０：　７９．６４　：　０．５０
２０１１：　７９．４４　：－０．２０
２０１２：　７９．９４　：　０．５０
２０１３：　８０．２１　：　０．２７
２０１４：　８０．５０　：　０．２９
２０１５：　８０．７９　：　０．２９
２０１６：　８０．９８　：　０．１９
２０１７：　８１．０９　：　０．１１
２０１８：　８１．２５　：　０．１６
２０１９：　８１．４１　：　０．１６
２０２０：　８１．６４　：　０．２３

です。

　2011年は東日本大震災が起きた年なので、平均寿命の「前年差」が「-0.20」とマイナスに転じたのは分かりますが、2009年～2012年は「悪夢の政党時代」だったにも拘わらず、「前年差」は非常に大きいです。日本人は政治的ストレスに強いのか、或いは、新聞やテレビの「悪夢政党礼賛ニュース」を観て安心した人多かったのかは分かりませんが、興味深い数値です。

　政権奪還後の安倍政権では「前年差」が縮小・低迷し、これも、新聞やテレビの「安倍政治を許さないニュース」を連日聴いて悲観した人が多かった所為なのかは分かりません。

　2020年になって「コロナ騒動」が大きくなり、「Abenomask」の効果なのか「平均寿命の上昇幅が拡大」しました。

　やはり、日本人は政治的危機には強いようですww