オメガねこ

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「古事記」 と 「旧約聖書」

2020年02月23日 | 科学
 「古事記」には多くの「神名」が載っていますが、「神」とは宇宙の成分の本質を意味します。

 「実在=実質+本質」なので、石コロ一つにしても、これを認識するには「分析できる成分+構成する要素(本質)」が必要ですが、現在でも「何故、物質が物質たり得るか、或いは何故、質量が有るのか?」は解っていません。縄文人はこれを「内在神」として理解していましたが、文字がなかったので「古事記」が編纂されるまでは口伝によって受け継がれてきました。

 縄文人以外の多くの「古代人」は「物質は神の創造物」と考えていたようなので、ここから日本人と世界人の思考過程の違いが始まり、今では「日本の常識は、世界の非常識」と言われています。但し、最近の量子力学では「ヒッグス機構」が有力な質量理論とされ「日本の常識」の正しさが証明されつつあります。

 「旧約聖書」では「人は神に似せて創造された。」とされていますが、「古事記」では「神は人によって描かれている」だけです。何方が「合理的」かは明らかですが、白人は神道を「原始宗教(アニミズム)」と言います。

 「旧約聖書の創世記」に当たる、「古事記の天地開闢」に、

天地が初めて発けき時に、高天原に成れる神の名は、天之御中主神、次に高御産巣日神、次に神産巣日神である。
 
と、書かれています。

天之御中主神(あめのみなかぬし):宇宙全体の本質を示す神(宇宙の創造主ではない。)
高御産巣日神(たかみむすび):物質の成分と本質を関連付ける神(物質の創造主ではない。)
神産巣日神(かみむすび):物質の内在神を産む神(物質の認識性を保障する。)

 「古事記」に書かれた神は、現在の様に「素粒子」とか「質量」等の言葉が無い時に表現された「科学的語彙」なので、現代人から見ると違和感がありますが、何れにしても「物質の成分」は神以前に有り、そこに「神が宿る(ここでは質量)」事で物質として認識できるようになります。「旧約聖書」に於ける「作り物」とは違います。

天照大御神(あまてらすおおみかみ):太陽の本質
月読命(つくよみのみこと):月の内在神
須佐之男命(すさのうのみこと):地球の内在神

 「天の岩屋戸」の節では、
スサノオ(地球:人)が暴れだしたので、アマテラス(太陽)がツクヨミ(天の岩戸:月)の裏側に隠れた(日食)現象が書かれていますが、当時は「日食」と云う言葉は無かったので、自然現象を「内在神」に言い換えて書いています。

 「旧約聖書」の「出エジプト記」に「葦の海の奇跡」が書かれていて、総てはモーゼの「独断の善意?」です。海が割れる現象は”津波”だとは思いますが、そのせいで信者以外の多くの人民が津波で死んだと思われます。一方、アマテラスの”日食”で死ぬ人はいないと思います。

 「古事記」では人や神は「失敗」しますが、「旧約聖書」では(読んだことは無いのですが)神は「独善」で、何方が「人道的」かは明らかです。




6 コメント

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Unknown (topstartkana)
2020-02-23 22:04:29
こんばんは!
小平次です

旧約聖書はさんざん読みましたが、とても人道的などという言葉はあてはまりません、私がキリスト教と決別した理由の一つは、唯一絶対の神は、自身で創り上げたヒト、が言う事を聞かなければ洪水を起こし滅ぼし、その後もイエスの愛を信じなければ永遠の業火で焼かれ続ける、製造者責任は今やヒトでも負うのに、なんと身勝手な…
日本人には合わない、武士道を重んじてきた日本人には必要ない、と感じたからです

ありがとうございました
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Unknown (mobilis-in-mobili)
2020-02-23 22:19:18
不思議なのはアメノミナカヌシで、最初に現れたはいいが、特に何をするでもなく、その後登場することもありません。いったい何だったんでしょうか?謎です。
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Unknown (dearmadonna)
2020-02-24 07:23:37
古事記も聖書も、もともとは霊界から降りてきた。
インスピレーション、霊感。
それぞれの民族がそれぞれに解釈し、物語にした。
岸見一郎の「嫌われる勇気」と同じパターンですよ🐧

一般凡人は間違い狂った哲人の話を鵜呑みにし、真実だと思い込み、世に広める。
今はリピート再生の時なので、今を見れば過去がわかる。

今の日本を見れば過去の日本がわかる。
極めて簡単な時代です😹
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Unknown (yk-soft-85)
2020-02-24 07:39:12
小平次さんへ

白人の言う事を聞かなければ「原爆を落とす」のは旧約聖書的行動だったのかも知れませんね。
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Unknown (yk-soft-85)
2020-02-24 07:50:47
mobileさんへ

【天之御中主神】
「神」の意味を「本質」と訳せば、「宇宙全体の本質」で、現在の科学では「ブラックマター(少し前はエーテル)とヒッグス機構」ではないかと思います。「神】が何かをするのではなく、現象の「本質」を縄文人は「神」と言ったのだと思います。
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Unknown (yk-soft-85)
2020-02-24 07:58:27
dearmadonnaさんへ

日本人は過去を忘れたから、今の日本を見ても日本は解りません。
ヒーラーの出番かも知れません。日本回復!
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