オメガねこ

知識は人をバカにする。
智識はバカを人にする。
信じるか信じないかは、自分次第です。

「支配」 と 「管理」

2020年01月25日 | 倫理・道徳
 支配:
① ある地域や組織に対して、権力者の意のままに動かせる状態に置くこと。
② ある要因が人や物事に影響を及ぼして、その考えや行動を束縛すること。
③ 仕事を配分したり、監督・指揮したりして、部下に仕事をさせること。

 管理:
① ある地域や組織に対して、規準などから外れないように統制すること。
② ある要因が人や物事に影響を及ぼさないように、注意を払うこと。
③ 法律上、財産や施設などを維持し、また、目的にそった範囲内で運用・改善をする事。 

 人間は、「大脳(皮質)」が「本能(:遺伝子)」を制御しているようにも見えますが、実は「本能」だけでは人体を継続的に維持できない為に「大脳」に「管理②」を任せ、「本能」は自身の遺伝子を次世代に繋ぐことに専念しています。これを、「遺伝子」が「本能」を「支配②」すると言います。

 自分が欲望を「支配②」する場合の、自分とは「大脳」の様にも見えますが、実は「本能」の食欲によってエネルギーが補給されています。つまり、「大脳」は「本能」によって「管理②」されていると言えます。

 自分が「倫理観のある人」と言われる場合は、自分の欲望を自制心で抑え込んでいるようにも見えますが、実は自身の大脳の勢力争いでしかなく、「倫理」自体も「他人から見て、他人である当人に有利な状態」でしかないので、自身にとって最良の状態とは限りません。

 自分が「道徳観」のある人と言われる場合は、それを言った人は「無知」か、或いは「洗脳」を試みようとする人です。「道徳」は通常「純粋経験」によって得られるので誰にでもあり、テロ行為も当人にとってみれば善悪以前の行動なので「道徳的」と言えます。絶対神を利用した洗脳がこれに当たります。この「道徳観」は、欲望も自制心も関係なく、朝の挨拶に「お早う御座います。」と言うのと変わりは有りません。

 35億年前に遺伝子が誕生し、小脳、大脳が生まれ、人類が妄想と共に誕生しました。後から生まれた方が正しいと思うのを「進歩主義」と言い、「共産主義者」がこの罠に嵌まり、現在は「グローバリスト」が同じ轍を踏もうとしています。

 生物は「遺伝子の命令」に従って生きているだけです。



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