オメガねこ

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「自分」 と 「他人」 ⑤

2020年09月07日 | 思想・思考
「通常の人」ならば、誰か他人が苦しんでいる姿を見ると「自分も辛く」感じて助けたくなります。それを捻くれた目で見ると、自分自身が「自分の辛さ」から逃れる為に他人を救う「我欲」にも見えますが、素直に考えると「人間としての当然の行為」です。

苦しんでいる自分がいる場合、「自分が辛い」ので楽になる方法を考えます。そこで「自殺」を考える人は、「自分の辛さ」から逃れようとしているだけかも知れませんが、他人の助けを拒否しているとも言えます。「自殺願望」の人は、最初に書いた「他人の人間として当然の行為」を拒否する事になり、「我欲」の結果と言えます。

自然界では「自殺」は無いとされますが、人間界では多くても一万人に数人程度です。但し、この死者数に
「自死(アポトーシス)」がどれだけ含まれているのかは判りません。

これらの現象は「自分は他人の一部位」である事を示唆していて、例えば「イワシの群れが、その一部を犠牲にする事で種の保存を謀る」のは、「イワシの群れ」が本来の「一生命体」であり、「自分」と思われる個別のイワシは「生物の一部位」に過ぎないと定義できるかもしれないと云う事です。

素直な見方では、イワシの群れ場合は「領域的集団(横の連続性)」を一生命体としていますが、人間の場合は「大脳皮質」が巨大化したせいで記憶を再生する義務が生じ、「歴史」が生まれて「歴史的集団(縦の連続性)」も考慮する必要があります。個体が「自殺」すると云う事は「群」の歴史の一部が失われる事を意味します。

「共産主義」は真実の歴史を否定します。それは「進化論」を信奉していて「過去より未来の方が正しい」とする、証明されていない俗論に憑りつかれているからです。過去を捏造しても、未来が正しいのだから「正当性(正統性ではない)が有る」と考えるのは当然かもしれません。また、現在の人民を殺戮しても、未来に生きている人は「結果として正しい事をした」と考えます。これが、「思想的欠陥者」を排除すると云う「共産主義」特有の粛正の根拠になります。

「自殺願望」は「自分」と「他人」や「歴史」を分離し、独善の世界に入る事を意味し「民主主義」を否定する事になります。民主主義が正しいかどうかは判りませんが、「個」より「全体」の方が正しいとする思想なので、イワシの群れの様に「個の意志の総体が全体の意志」になり、「他人の中に自分が含まれる」と言えます。

一方、「主体思想」を含む「共産主義」は、「全体」より「個」の方が正しいという思想なので、「自分の中に全体(他人)を含む」事になり、不要部分は排除し「粛正」されます。

「領域的群生」を背負っている細胞は「自死」する事は有っても「自殺」する事は有りません。「単細胞生物」より優れているとされる「人間」は、加えて「歴史的群生」も背負っています。これに気が付かない人間が「自殺」するのは、「大脳皮質」に欠陥があるだけであり、「自分は他人の一部」と云う民主主義の原則を理解できないからです。




4 コメント

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Unknown (dearmadonna)
2020-09-08 07:14:23
つまり民主主義は全体主義。
共産主義は個を尊重し、民主主義は個を蔑ろにする。

民主主義は個人の自由を認めない。
自殺者はグループの輪を乱す非国民。
ってことでちゅね🐹

実は民主主義社会こそが闇だった🤗
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Unknown (yk-soft-85)
2020-09-08 08:07:07
他人全体主義が民主主義。
個人に対する尊重割合が(1/全体)になります。
🐈
個人全体主義が共産主義。
特定の個人が尊重され、他は「細胞」と言われます。
🐁
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Unknown (dearmadonna)
2020-09-08 08:50:43
コロナを排除するのが共産主義。
コロナと共存するのが民主主義。
ガンも大事な細胞の一つ。
むやみに殺してはいけない。
それが民主主義国家🤗

ある意味正しいから不思議でちゅね🐹
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Unknown (yk-soft-85)
2020-09-08 18:41:00
民主主義国家では「悪魔👿細胞」も生存可能です。
🐖

共産主義国家では「天使👼細胞」は切除されます。
🐰
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