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「中帰連」と「日本軍の異常性」

2019年10月16日 | 戦争史

 「中帰連」とは、中国帰還者連絡会の略称で、中国共産党により「日中戦争での戦犯容疑者」とされ拘留された日本人で、日本に帰還した1000余名の人たちの連絡会です。但し、日本軍は中国共産党軍とは殆ど戦っていないので、ほゞ冤罪と言えます。

 「中帰連」の主張によると、「戦後、中華人民共和国で戦犯として収容所に入れられたが、中国政府の人道的対応により、侵略によって犯した自身の犯罪を深く反省する機会を得た。多くの戦犯たちが起訴免除の処分を受け釈放され、また、一部の罪の重いものは有期刑となったが、これも順次釈放され日本へ帰国した。その後、元戦犯たちは中帰連を組織し、反戦平和運動、日中友好運動を積極的に推進していった。」とされています。

 所謂「日中戦争」は「1937年から1945年までの、大日本帝国と中華民国の間で行われた戦争」と言われていますが、「蒋介石の中華民国」は白人側が承認し、「汪兆銘の中華民国」は1939年に日本が承認したので、1937年から1939年までは「支那事変」、1939年から1945年までは「白人・中華民国連合軍」対「日本・中華民国連合軍」の戦いなので「中中内戦」か「中国戦争」と言うべきです。

 1978年から始まった「アフガン内戦」は、ソ連が介入した時にも「ソ連・アフガン戦争」とは言わず、2001年の「アフガン紛争」も、アメリカが加わった「北部同盟」と敵対する「タリバン」等との紛争ですが「アメリカ・アフガン戦争」とは言いません。非公式には「アフガン戦争」と呼ばれています。この例からすると、「中国紛争」「中国内戦」「中国戦争」のどれかが適正に思えます。

 「中国内戦(蒋介石・汪兆銘)」では「中国共産党(毛沢東)」はほゞ無関係なので、「中共に拘束された日本人の証言」は最初から中共による捏造と言えます。その例として、自ら残虐な戦争犯罪をしたと自白した「中帰連」の証言には、命令した上司の名前や証拠が無い事や、当人の配属時期と事件との時期が一致しない場合が多いことが有ります。更に、有り得ない「南京大虐殺」の自白や、本来は戦った中華民国に対しての謝罪が必要なのに「反台湾(中華民国)」だったりします。

 「中帰連」の証言が、若し本当なら「個人的な犯罪」でしか有りませんが、「日本が起こした戦争の異常性」のせいにしています。つまり、当時の日本軍の組織的異常性の影響で、多くの人が戦争犯罪に奔ったという事になり、これは「日本軍による洗脳、或いは集団心理」と言えます。

 「日本軍の異常性を暴いた証言は、中共による洗脳である。」と云う説に対して反論する人は「中帰連の人達は、中共には洗脳されないが、日本軍には洗脳された。」と主張する事になります。しかも、中国戦線に派兵された「中帰連」のメンバーだけが、選択的に日本軍よって洗脳された事になります。

 圧倒的多数の「他の帰還兵」からは「日本軍の組織的な異常性」を主張する声はあまり聞きません。それに反して、中華民国兵やソ連兵の異常性、或いは帰還中に於ける朝鮮人の異常性を訴えた声は多く聞きます。また、大東亜戦争が終った後に勃発した「第二次国共内戦」での残虐性にも拘らず、「中共軍の異常性」を訴える「中帰連」の話は聞いた事が有りません。

 また何故、直接日本軍と戦わなかった中共軍が、選択的に「中帰連」だけに優しかったのかは「中共にとっての利用価値があったから」と考える方が自然で、その役割は彼らなりに十分に果たしたと言えます。



2 コメント

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Unknown (yk-soft-85)
2020-07-10 10:06:13
私には「捏造」する能力も影響力も有りません。

https://npo-chuukiren.jimdofree.com/%E4%B8%AD%E5%B8%B0%E9%80%A3-%E3%81%A8%E3%81%AF/
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Unknown (Unknown)
2020-07-10 09:38:27
中帰連なんて存在しません。
捏造しないで。
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