オメガねこ

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「種と株」 と 「感染と陽性」

2021年03月28日 | ニュース
 何やら日本感染症学会から、【重要】変異「種」の誤用について(報道機関 各位)、なるお知らせが有ったようです。私は「報道機関」では無いので無視しますが、一こと言わせてもらいます。

 理由と解説欄の抜粋ですが、

① 極まれに近縁の生物種の間で多くの遺伝子の交換(組み換え)が起きると、2つの生物種の特徴を併せ持った新しい生物種が誕生することがあり、その場合には変異“種”と呼称します。この場合、新型のウイルスが誕生することになるので、新しいウイルスの名前が与えられます。

② 新型コロナウイルスのスパイクタンパクにN501Yという特異的な変異が起こり、宿主細胞への感染力が強くなったという性質の変化がありますが、元来もっていた新型コロナウイルスの基本的特性はほとんど引き継がれておりますので、依然として新型コロナウイルスのままですので、変異“株”と呼称すべきです。

と書いています。①の前半では生物の「種」の変異の話ですが、後半はウイルス(無生物)の「種」の変異の説明です。②の説明では「新型コロナウイルス(武漢ウイルス)」自体が変異種なのか、変異株と言うべきなのかの説明がありませんが、武漢型は「変異種」である事を仄めかしています。つまり偏見や差別に繋がらないように、「英国型コロナ変異株」の確認地名を取り除いて「新型コロナウイルス新株」と云う事が可能かどうかがハッキリしません。実際に「英国」で変異したかどうかは確認できていない筈です。

 現在では、科学的には複数の「人種」は存在しないとされ、現存するヒトは「単一種」であると言われています。つまり、「人種差別」は科学的には意味の無い言葉なのですが、「社会通念上」、これを否定する為に「人種差別反対」が標語として使われています。これは、人道主義者が「科学を否定」し、有りもしない「差別」を訴えていると、「日本感染症学会」が主張している事になります。

 「白人」や「黒人」は「人種」ではなく「人株」の違いなので、これからは科学的には「人株差別反対」と言う必要があります。

 感染学会は続けて、

③ 誤った知識は、些細なものであってもしばしば誤解を生じ、差別や偏見につながっていくものもあります。ましてや科学的専門用語については、たとえ1文字の違いであっても、大きく意味がことなることがあり、より一層の注意が必要です。

と偉そうに書いていますが、マスコミが「PCR陽性確認者」を「新型コロナ感染者」と報道している事にはダンマリです。「陽性者」と「感染者」は大きく違い、その数も倍くらいの差が有るのではないかと推定されています。つまり、従来の慣例では「陽性者は必ずしも感染者では無い」し、「症状のない感染者は未病者」であり患者ではありません。さらに、科学的にも証明されていますが、「PCR検査」のCt値が35以下でなければ「(真の)陽性者」を確率的には検出できないとされています。その「陽性者」でも「感染者」であるとは限りません。

 WHOは「死者からSARS-COV2が検出された場合は、死因に拘わらずCOVID-19による死亡とする」と指示しているので、Ct値を45以上にしていた日本では「自動車事故で死んだ人」からウイルスの破片が5ヶ以上採取出来れば、「新型コロナによる死亡者」の仲間入りが出来ます。

 どうでも良いような事に「科学」を持ち出し、重要な事には「非科学的」な対応を容認する「学会」は、何をしたいのかが分かりません。本当はわかっていますが。




2 コメント

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Unknown (osamutoyoda)
2021-03-29 06:49:03
「人株差別反対」…敬服いたします。
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Unknown (yk-soft-85)
2021-03-29 07:51:41
osamuさん、
そこまで言われると、テレてしまいます。
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