オメガねこ

知識は人をバカにする。
智識はバカを人にする。
信じるか信じないかは、自分次第です。

「選挙」 と 「相対性理論」

2024年10月24日 | 政治
 「革命理論」とは、正しいと思われる「未来」に辿り着くために、間違いであると思われる「過去」を(全)否定する理論・・・だと、私は思う。

 「相対性理論」は、正しいと思われる「現在」を認識するために、正しいと思われていた「過去」を上位統一(包含)する理論です。当然ながら、「ニュートンの法則」は否定されずに、(近似値として)「相対性理論」に含まれています。つまり、相対性理論は、物理学の革命では無く、科学的な更新(アウフヘーベン:止揚)をしたと云う事です。

 「科学」とは、「間違いを対象にする学問なので、現状は常に科学によって更新され続けます。ここには「革命」が入り込む余地はありません。

・革命は、「正しさ」ですべてを塗り替える。
・科学は、「間違い」をアウフヘーベンする。

 「社会主義革命(共産主義革命の一段手前)」は、「社会主義は正しいモノ」として捉えているようですが、(絶対に)正しいのなら「その後」は間違いと云う事になります。そこで考えられたのが「科学的社会主義」で、自ら「革命」を否定します。そうすることで「共産主義革命」の正当性が担保されるのですが、「共産主義(社会主義も含む)」の正しさを証明する理論は存在しません。

 「宗教」では神が絶対的に正しいのですが、それを証明する理論がこの世に存在した例は在りません。共産主義では「神の存在」が否定されています。神は絶対善なので、「神の絶対善」を「絶対善の共産主義」が認める訳にはいきません。

 何れにしても、間違いのない主義・思想は「科学的ではない」ことは確かです。現在では「正しさは相対的である」と認識されているので民主主義とは相性が良く、その「正しさ」が理由で、いつも間違いを冒しますww

 選挙と政治。政党や政治団体の代表は「正しい事」を言い、国民は「正しい判断」を下し、「正しい政治」が行われるのですが、「革命」は現在の全否定を意味するので「選挙の選択肢」には含めません。当然、「2億人接種して一人も死者がいない」と言う「効能デマ太郎」も選択の対象外ですww

 本来の「科学」は、現状の間違いをアウフヘーベンする手法であり、「間違った人」を切り捨てる事はありません。

 投票日が近付いています。各政党・政治団体の殆どは間違いを繰り返し、立候補者もウソ(当人は方便のつもり?)を連呼しています。最近目立つのがカネをめぐる問題で、裏金(正しくは脱税)問題、領収書なし献金(寄付金控除が受けられない)問題など、様々です。

 「日本ハンドレッド党」は、この「領収書なし献金問題」で俄かに騒がしくなってきました。この献金の問題が、単なる「所得控除の問題」なのか、裏金に由来する問題、或いは外国人からの違法寄付の問題なのかは分かりませんが、領収書を出せない裏事情があるようです。

 殆どの政党(或いは、有力な政治団体)には、工作員が入り込んでいて「時限爆弾」が仕掛けられています。金儲けを含めて、工作員は自ら「正しい」と思って行動しているので、善悪の議論をしても無くなる事はありません。

 日本の神ですら「絶対善」は存在しないので、私は、科学的手法で生まれた相対性理論を応用し、「相対善」を選択して投票しようと思います。投票に行かないのは、「選挙結果が自分の意見である」と云う意味になります。

 究極の選択。ウ●コとショーベ●、どちらを選ぶかは自分次第ですww




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