オメガねこ

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「自虐史観」と「有識者」

2022年02月23日 | 安全保障
 日本人の平均寿命は「男性82歳、女性88歳」なので、語り継がれなかった事実は記憶に残らず、「史実」は100年程でほゞ消滅します。その為に書物が有るのですが、時に「焚書」され「偽書」が出版されます。

 平均寿命が短い時代は「焚書」する事で簡単に歴史を改変出来ました。古代の「史書」もその原本の殆どを失い、多くは後世の支配者によって「改変」されたものです。

 当然乍ら、原本とは言っても「自国」に関しては、時の支配者の正当性を強化する「史実」が書かれていて、「他国」の場合はその多くは伝聞に過ぎません。その伝聞が正しく書かれたとしても、伝える人の都合が優先された「史実」になります。

 歴史が長い日本の先史時代は「史実」が分からない為に「神話形式」で書かれますが、支配民族が入れ替わる大陸では知っていても
「史実」を書き換えます。但し、歴史の証人が生きている間は「偽書」が出版されても反論は可能です。

 GHQが統治した時代の日本人平均寿命は50歳くらいなので、戦争の真実を知っている人は30年もすれば居なくなる筈でしたが、戦後70年を過ぎてもまだ生存している人も多く「戦争の真実」がほゞ回復し、その気が有れば「正しい戦史」を知ることが出来ます。

 しかし、現在の多くの「有識者」は、転向したり戦後に生まれた学者によって創作された、偽書を引用した「偽書」を執拗に引用します。

 偽書の引用が繰り返されると「偽書の原本」やその「反論本」を見失い、百年も経過すればウソが「真実」になります。「偽書」は人知れず大量に保管され、予定される次の侵略者が来るのを待っています。

 その受け入れ準備として、昔は宗教を利用しましたが、現在では文化を変えます。今の日本は「西洋文化」を受け入れた為、個人主義が良いモノと思いがちです。一方「中共」は
世界の人民が「全体主義」に馴染む様に浸透工作しています。

 本来の「文化」は議論の対象では無く、馴染んでしまえば善悪も決める事が出来ません。これを利用したのが「多文化共生」や「ダイバシティー」等による浸透工作です。これが文化では無く「工作」である証拠は、「多様性」を主張する人の大半は反論を拒否するなど、多様性の無さからも分かります。最も多様性のない「中共支配地域の人民」は、多様性を受け入れる国での浸透工作の為、その国の「多様性を無視する有識者」をターゲットにします。

 「人の意見を良く聞く為政者」は、自身がこれを「多様性」と勘違いしているせいか、簡単に転向します。多様性とは、重心のある思想文化が在りながらも他の文化的思想を否定しない事を言い、自分自身の多様性とは関係ありません。「多様性の有るヒト」を一言で「鵺」と言います。「多様性しか無いヒト」は蝙蝠と言います。

 「中華街」は民主主義国の自治体における多様性の一部ですが、「中華街」自体は多様性が無く中華一色です。最近では、マンションやアパートが一民族で占められ、多様性を排除する地区も見られる様になりました。但し、今のところは地方自治体全体で見ると多様性が有り特定の人民数が少ない為、マナーには問題が有っても犯罪的では無いので、共存は出来ているようです。

 「国防動員法」と云う法律に縛られた人民がいます。その人民から「改竄された史実」を聞き、真実として報道したり書籍を出版する人もいます。寧ろ、それを望む日本人もいるようです。それは「自虐史観」を生活の糧にしている「有識者」なので、麻薬よりも更生は難しいと思います。

 「他国に侵略された」とする被害者意識を植え付けられた人民の敵は他国民ですが、「他国を侵略した」とする加害者意識を植え付けられた有識者の敵は自国民になります。「自虐史観」からくる「妄想正義感」が生活の糧であり、敵である自国民が収めた税金を「科研費」として受け取る事に悪びれる様子は見えません。

 これらを正常に戻すには、少なくとも「GHQによるウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム」から目覚める事と、「近隣諸国条項(特亜3国への配慮)」の破棄が必要になります。




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