テレビとうさん

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「保守」 と 「革新」

2023年10月30日 | 主義・体制
 今回は「民主主義体制の右翼・左翼と保守・革新」について考察します。その定義と典型例は、

左翼:反体制派(野党とは限らない)
右翼:体制派 (与党とは限らない)

革新:過去を否定し体制改革を推進
中道:民意(流行)に従う
保守:過去を肯定し体制改革を推進

保守左翼:自民党(戦後体制を肯定)
保守右翼:保守党(戦前体制を否定しない)

中道左翼:党内選挙の有る野党
中道右翼:   〃   与党

革新左翼:選挙を利用する共産党
革新右翼:(  〃   ナチス)

(極左 :選挙とは無縁の体制破壊思想)
(極右 :   〃   体制復古思想)

とします。

 「右翼・左翼」の語源はフランス革命期の議会で、旧秩序を支持する勢力が議長から見て右側に、旧勢力を排除しようとする党派が左側を陣取っていた事に由来しているそうです。

 「保守・革新」は、「本来の有るべき日本の体制」の認識の違いによって変わるのですが、「日本の民主主義」の成立が戦前か戦後かの認識の違いも影響します。旧来から「米国民主党」は革新勢力なので、米国民主党に負けた(正しくは終戦を受け入れた)日本国の体制は、戦前の保守を否定(革新)し、新しい「戦後保守(実態は革新勢力)
」が成立しました。

 「中道」は、国民から選挙で選ばれた議員が党内選挙を行う事で党内体制を整える事から、的確に民主主義を実践していると言え、実態は兎も角、形式上は民意を反映します。なので、緊急事態でない限り安全な思想と言えます。

 「日本保守党」なる政党が立ち上がろうとしていて、まだ実態が分からないのですが、党代表(仮)の百田氏の(過激な)発言を以って「極右認定」する人もいる様ですが、定義からすると「保守右翼」に分類されると思います。

 「自民党」の場合は米国の体制とリンクしているのでハッキリしないのですが、その由来から「戦後保守」と言えます。つまり、期間限定の「保守」で、今では「戦後は終わった」と認識されるようになり、既に賞味期限が切れています。但し「消費期限」は未だ残っているので、国民の資産を食べ尽くすまで利用されそうですww

 「共産党」の場合は全てが正しいwwので、コメントしようが無いのですが、緊急事態で「民意(中道)」の左傾化が起こる迄は無視できる存在です。逆に、緊急事態に「民意の右傾化」が起きた場合は、総てを革命に利用するのが共産主義なので、「保守右翼」を通り越して「国粋主義(ナチズム)政党」に豹変するかも知れません。

 決して、「保守左翼」が「共産主義」に成るわけでは無く、「保守右翼」が「国粋主義」に成るわけでも有りません。混乱状態で「極左・極右」の影響を受けた民意が「保守主義」を通り越して、左右の「国粋主義」に変貌するだけです。

 なので、「民意(中道)」ほど危険な思想は有りません。これは、「コロナ(対策)禍」でも「大切な人を守るため」と言って思想・行動の押し付け(強制)が行われた事からも明らかで、実証済みです。




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